誰かを助けられないことに苦しまなくていい。自分を本当の意味で幸せにできるのは、自分だけ【ココロノマルシェ】

ココロノマルシェ

【妻をどう扱っていいかわかりません】

相手をコントロールしたい気持ちがあって、コントロールできない現実に辟易し、相手に対してうんざりする・・・それは、武闘派の大好物「癒着」劇場の始まりです。

癒着はある意味、自分が感じたくないネガティブな感情から目を逸らすためのものでもあります。

本来、向き合うべきは”自分の心にあるわだかまり”であって、外側に見える問題ではありません。

結局はやっぱり、自分の内面を癒し続けながら、自分軸をしっかり立ち直らせることが、問題解決のための近道なのかもしれません。

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

妻をどう扱っていいかわかりません。
宜しくお願いします。結婚10年の夫婦です。最近、妻の言動について、どう扱うべきか悩んでいます。 私は今、親会社から独立し...

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宜しくお願いします。結婚10年の夫婦です。最近、妻の言動について、どう扱うべきか悩んでいます。

私は今、親会社から独立し、別会社代表として新たにスタートしようとしています。

妻も2年間、親会社の同一部署で働いていたのですが、今年5月に人間関係から出社できなくなりフェードアウトし退職しました。一応「欝」の診断書が出ています。

最近、にわかに起こった独立会社化の話に、妻も奮起してくれ、新たな事務所探しや登記に関する調査など、自分から進んでやってくれています。

ただ、それとは対照的に、周囲の人間関係がにわかにぎくしゃくしだしてきました。その原因が妻の言動です。

妻は非常に聡明で、行動力もあるのですが、根本さんおっしゃるところの「武闘派女子」です。

仕事関係のクライアント、系列会社社長などに、これまで何度か噛みついて問題になったことが1度や2度ならずあります。

その矛先が今、年下の同性たちに向かっています。武闘派女子ですので、妻の攻撃は激烈を極めます…

私の仕事は、人材育成の比重が多くを占めています。

その私が育てている…そして妻も最近まで一緒に育てていた…まだ社会経験のほとんどない人間に対して、矛先を向けるのです。

しかも特定の人間に…

ただ、まだ現段階では私個人に向けた強烈な愚痴のレベルで終わっているのですが、これがいつSNS等で吠え噛みつくかと戦々恐々としています。

正直、恐怖です。若い人間たちは、ある意味での私のクライアントであり、大事な取引先ですが…妻は以前、SNSで暴言を吐いて炎上したことがありました。

その時は私に対する中傷であり、私が親会社内で立ち上げた事業を「詐欺行為」と称して、私が育てている若い人間たちの間に動揺が生じました。

妻は酔うとブラックアウトし、常軌を逸したような言動を行います。

何度か話し合いをして、改善の努力を私たちなりにしてきましたが、抜本的解決に至っていません。

妻曰く、私のストレスを受け取って、常軌を逸した言動をしたり、酒を飲んでブラックアウトしてしまうとのことです。

根本さんの教えの通り、一生懸命、自分を整え、夫婦は鏡を自分にい言い聞かせてきましたが…さすがに疲れました。

今の妻の状況、言動を私がどのように解釈し、何を注意して妻と接すればいいのか、是非、アドバイスを頂きたくお願い申し上げます。

(武闘派女子の夫さん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです。

Sさん…あ、間違った、武闘派女子の夫さん、こんにちは。(知人に似た状況の方がいるので、つい間違えてしまいました)

仕事が大きく変わろうとしているタイミングで、奥様が不安定になってしまい、その姿に翻弄されているんですね。

環境の変化って、ポジティブであれ、ネガティブであれ、ストレスとして感じやすいものですので、元々繊細な心を持つ奥様は、その変化を敏感に察知し、不安を強く感じていらっしゃるのかもしれません。

武闘派の多くは、自分の情熱や正義感を武器に、理想の境地を追い求め、不安要素を打破すべく、孤独な戦いを続けているものです。

私も、武闘派のはしくれとして、奥様の肩を持つわけじゃありませんが、そんな孤立奮闘する奥様の姿を想像すると、涙なしでは読めませんでした。

奥様の中では、自分の気持ちが伝わらないもどかしさ、思ったように動けない自分への苛立ち、自分の正義が認められない不満、負けたら自分の居場所が奪われてしまうような不安などが、ごちゃ混ぜになって、ドロドロのスープのように、腹の底にある地獄の釜で煮えたぎっているのかもしれません。

で、そのスープがくっそ不味いので、「こんな飯食えるか!!」とちゃぶ台をひっくり返す勢いで、他者への攻撃行動という形によって、その気持ちを発散するしかないのかもしれません。

ただ、そんな武闘派な奥様の戦闘力は、どうやら53万くらいありそうなので、小指ではじいたつもりの一発で、思いがけず周辺が焼け野原になってしまう勢いなのでしょう…。

かといって、奥様自身も焼け野原にすることが目的だったわけではないわけですから、冷静に自分の行動を振り返った時、「人っ子一人いねぇ・・・」と、孤独感と罪悪感に打ちひしがれるようなこともあるのかもしれません。

とまぁ、ここまで書いておいてなんですが、先日のココロノマルシェの回答でも書いたのですが

「いくら相手の立場になって考えてみても、本当のところは、その本人にしかわからない」わけなので

どう逆立ちしても、想像の域を脱することはできないので、奥様のことはとりあえず横に置いておきましょう。

ということで、本日のお題「妻をどう扱っていいかわかりません」に対する回答は、「とりあえず横に置いておこう」です。

妻軸と癒着劇場

さて、ここからが本題です。

ちなみに、先ほども書きましたが、私も武闘派のはしくれでして、意図せず直球勝負に出てしまい、相談者さんの心をギッタギタのメッタメタにしちゃうことがあるらしいのです。

もし、相談しなけりゃ良かったと思う結果になったら、本当にごめんなさい。

と、前置きをした上で。

Sさん…じゃなかった、武闘派女子の夫さんから頂いたご相談内容を読んでいて、非常に気になることがありまして。

武闘派女子の夫さんが、相談内容の中で使った「妻」の回数・・・

その数、なんと12回。(タイトル含めると13回)

いかに、奥様のことを気にかけ、心配し、二人のこれからに不安を感じていらっしゃるかが、よく伝わってくる文章なのですが、いわゆる「他人軸」ならぬ「ツマ軸」になっていること、お気づきになられてますかね?ますよね?

(そういえば、弟子仲間の一人が、刺身のツマをてんこ盛りにして、ぼりぼり食べていたことを思い出しました。関係ないですが。)

そりゃー、奥様は同じ船に乗った相方ですから、相手次第で、転覆するかもしれないし、後ろから突き落とされて溺れ死ぬかもしれないし、船ごと燃やされて「死なばもろとも」かもしれないので、無視するわけにはいかないと思うのも当然です。

にしても、頂いた文章から、Sさん…じゃなくて、武闘派女子の夫さんが、一体何をどうしたいのかがあんまり見えてこないんですよね~

それ以上に、私が感じたのは

「妻がもっと~だったら、・・・になるのに」

みたいな気持ちです。

(ぎゃっ!えつこカウンセラーの真似をして、ズバッと斬り込んでしまった!)

それはある意味、奥様への期待なのかもしれません。

妻がこうしてくれたら
妻がこうあってくれたら
妻がこう言ってくれたら

もし、そんな気持ちがどこかにあるのだとしたら、その気持ちって、どうしても相手に伝わるものだと思います。

それが、どういう形で伝わるかというと、「そのままのあなたではダメだ」というメッセージです。

つまり、相手からすると、「ありのままを受け止めてもらえない感覚」として伝わってしまいやすいのです。(もちろん、そう感じるかどうかは、相手側の問題ですが)

すると、奥様の心のドロドロスープはますます濃度を増し、53万だった戦闘力は、100万まで引き上がること間違いなしです。

(ただ、”夫婦は鏡”の原則に則れば、自分のありのままを受け入れられていないということになるのかもしれませんが・・・)

またそれは、相手に対するコントロール欲求にも形を変えやすいものなんですね。

相手をコントロールしたい気持ちがあって、コントロールできない現実に辟易し、相手に対してうんざりする…そう、武闘派の大好物「癒着」劇場の始まりです。

私自身、オカンとの癒着問題で散々悩んでいたので、実感としてわかるのですが、”癒着”って本当にうんざりするけど、やめられない止まらないかっぱえびせんのようなものなんですね。

なぜなら、どうしても離れられないと思っているつもりでも、実は他の誰でもない自分自身が、相手から離れたくないから、自ら離れないことを選んでいるからなんです。

癒着の背景にあるのは、例えば

・相手を助けようとすることでしか自分の価値が感じられないとか、相手には自分が必要だと思うことで自分の価値を感じたいという、根本的な「無価値感」

・相手を見捨てて責められるのが怖い、相手を見捨てるような人間でいたくないという「罪悪感」

・相手と離れて一人になるのが怖いという「寂しさ」や「孤独感」

などです。

それらを感じたくなくて、”自ら離れないようにしている”というのが実状なのです。

それはある意味、自分が感じたくないネガティブな感情から目を逸らすために、相手が必要ということでもあります。

つまり、相手に問題があった方が都合が良いから、その状況を引き寄せ続けるわけです。

そう…これこそが、無意識の引き寄せの恐ろしさなのでございます。

ですので、「自分が離れたくなくて離れないんだ」と自覚することは、今後癒着を引き剥がしていくための、結構重要なポイントだと思っています。

外側で起こる問題は、神様からのお試しという説

ここまで、長々と書いてきましたが

つまるところ、問題が起こるということは、「自分自身にコミットしてますかーーーーー!!!」という問いかけを、猪木神様からされているということなのだと思うのです。

外側の問題というのは、ある意味で「誘惑」です。

「部屋の掃除をするぞ!」と決めたのに、途中で懐かしい漫画が本棚の奥から出てきて、つい読みふけって気が付くともう夕方、なんてことありませんか?

例えるならば、その漫画が、奥様が起こしてくれている問題なわけです。

「本気で、部屋をきれいにするつもりはあるのか!?」を、神様から試されているわけです。

>根本さんの教えの通り、一生懸命、自分を整え、夫婦は鏡を自分にい言い聞かせてきましたが…さすがに疲れました。

とのことなので、お師匠様の助言としても、とにかく「自分軸」を整えることを勧められてきたのだと思います。

ですので、ウンコ弟子としても、同じことを繰り返し言わせていただきます。

一に自分軸
二に自分軸
三も四も五も、とにかく自分軸

です。

癒着の原因になっているであろう、無価値感や罪悪感、孤独感がどこから来ているかは、この相談文からだけではわかりません。

しかし、向き合うべきはそれら”自分の心にあるわだかまり”であって、奥様の問題行動ではないわけです。

子育てでもそうなのですが、保護者として子どもの取った行動の責任は取る必要はありますが、だからといって、子どもの行動を全てコントロールすることはできないものです。

親としてできるのは、子どもを信頼し、必要な時に手を差し伸べることだけ。

それと同じように、武闘派女子の夫さんにできるのも、奥様を信頼し、必要な時に相手に手を差し伸べることだけなのではないでしょうか。

また、夫婦は鏡という格言の通り、相手への信頼は、自分への信頼とイコールです。

もしかしたら、今の「独立会社化」という人生の変化に対して、一番不安を感じているのは、Sさん・・・ではなくて、武闘派女子の夫さん自身だったりするのかもしれません。

だとしたら、その不安と向き合い、「自分にはできる、自分だから大丈夫」と自分自身を信頼してあげることもまた、大事なことなのだと思うのです。

>今の妻の状況、言動を私がどのように解釈し、何を注意して妻と接すればいいのか、是非、アドバイスを頂きたくお願い申し上げます。

ということですので、僭越ながら私からアドバイスをするとすれば

「妻の幸せに責任感じてる場合じゃなくて、まずは自分自身の幸せにコミットしちゃいなYO!」

ということになります。

自分を幸せにできるのは自分だけ

本来、自分の幸せも、相手の幸せも、それぞれの責任において、自分自身で叶えていくものです。

本当の意味で自分を幸せにできるのは、自分しかいません。それは、相手も同じことなのです。

「自分は自分、妻は妻。妻には妻の人生があって私には関係がない。妻には妻の幸せがあり、妻は自分の意志で幸せを選ぶことができる。」

なんてアファメーションも良いかもしれません。(既に試されているかもしれませんが)

武闘派女子の夫さんもまた武闘派だと思うので、これまで気力体力でどうにか乗り越えてきたのだとは思いますが、にんげんだもの、疲れることだってありますよね。

そんな時はしばし休戦して、見捨てる罪悪感とうまく付き合いながら、相手と適切な距離を取り、自分の英気を養う時間も必要なのだと思います。

近づけば近づくほど、癒着の糸はもつれやすく、助けようという気持ちが裏目に出ることだってあります。

とにかく、いつだって見るべきは自分の内側ですので、自分との対話を続けながら、外側に惑わされることなく、自分を癒すことを優先してみてくださいね^^

とはいえ、癒着してしまうことも、癒着をどうにかしたいと思うことも、どちらも奥様への愛情の証であり、二人で一緒に幸せになりたいという、奥様への思いの深さ故なのだと思います。

その愛情的側面を見失わずに、自分の心と向き合うことを続けて欲しいと願うばかりです。

ここまで釈迦に説法みたいな話ばかりで申し訳ないのですが、武闘派のはしくれとして個人的見解を伝えさせて頂きました。

ちなみに、弟子仲間には、「私が欲しいパートナーシップを「私軸」でデザインする実践型カウンセリング」なんてドンピシャなことをやっているカウンセラーもいますので、良ければ門を叩いてみてくださいね。(道場破り!?)

Sさん…もとい武闘派女子の夫さんが、誰よりも自分自身を認め、許し、信頼と愛情で繋がった、自由で幸せなパートナーシップを築いていけることを祈っていますね!

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