本音を伝えるのが怖い理由と対処法:自分が自分の一番の味方になれば、心は強くなる【ココロノマルシェ】

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【どうして自分の本当に伝えたいことを言うのが怖いと思ってしまうんでしょうか?】

本当に言いたいことを言うのが怖いのは、相手の反応を無意識に予測して、自分の思いを全力で否定してしまっているからかもしれません。

まずは自分で自分の応援団になること、そして癒されなかった過去の傷を癒すことから始めて、なりたい自分になるために、小さな勇気を積み重ねてみませんか?

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

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心理カウンセラー根本裕幸のお弟子さんがあなたのお悩みにオンラインで答えます。

根本先生の優秀な弟子の皆さまこんにちは!

いつも根本先生のブログや本を読んで勉強している、38歳既婚一児ありの武闘派女子です!

ちょっとこれから先どうすれば良いのか分からなくなり困っているので助けて下さい!

主人とは結婚して6年目なのですが、つい最近まで約4年間セックスレスでした。

レスを解消する為に自己肯定感をあげたり資格を取ったり、仕事も頑張って自分磨きにも力を入れ、いつも笑顔を絶やさずに苦しみに耐えてきましたが、主人の私への酷い態度や軽視する言動に限界が来て、初めて家出をしました。

それでやっと反省し、真剣に謝ってきたのでやり直すことになり、レスもひとまず解消しました。

が!!不満でいっぱいなんです。

もっとセックスの回数増やしてほしい!子どもももう1人欲しい!もっと協力して欲しい!

努力の末に晴れてレスも解消したのにこんなに不満でいっぱいの自分に驚いています。人間の欲に終わりはないんですね。

精神的にも自立できたと思っていたのに「主人に〇〇して欲しい!」という主人軸から離れられていなかったことにも愕然としています。正直ショックです。

私は子どもの頃から、自分が本当に伝えたいことを相手に伝えることが怖くて、未だにその呪縛を解くことができません。

「レスを解消したい」ということも、数年かかってようやく言えました。
今度は回数を増やしたい、子どもが欲しいと言うことがなかなか言えず、遠回しに小出しに言ったりしています。

どうして自分の本当に伝えたいことを言うのが怖いと思ってしまうんでしょうか?
ここを克服しない限り、同じようなことで悩み続けると思うのです。

子どもの頃、父はモラハラで母はいつも父に怯えていました。

自分の気持ちよりも相手(父や母)の気持ちを優先してあげなきゃ!怒られるのが怖い、良い子だと思われたい!と強く思っていた記憶があります。

自分の思っていること、叶えたいことを気負わず素直に言えるようになりたい。もっともっと幸せになりたいです!
助言頂ければ嬉しいです。よろしくお願いします!

(よんさん)

>根本先生の優秀な弟子の皆さまこんにちは!

はい!

>根本先生の優秀な弟子の皆さまこんにちは!

はい!

あれ?なんだか呼ばれた気がして、2回も返事をしてしまいましたが…

って、私のことじゃないですね、どうも失礼しました。(冒頭からふざけててすみません)

改めまして、よんさん初めまして。

ゴッドネモトの29番目の使徒、サトヒと申します。

>38歳既婚一児ありの武闘派女子

私、39歳既婚一児ありの同じく武闘派女子でして、なんだか妙に親近感を感じてしまい、ぜひとも回答させて頂きたいと思いました!

>レスを解消する為に自己肯定感をあげたり資格を取ったり、仕事も頑張って自分磨きにも力を入れ、いつも笑顔を絶やさずに苦しみに耐えてきましたが

よんさんって、本当に頑張り屋さん。これぞ、武闘派の鑑ですな。向上心と前向きな姿勢が、めちゃくちゃステキです。

>いつも笑顔を絶やさずに苦しみに耐えてきましたが、主人の私への酷い態度や軽視する言動に限界が来て、初めて家出をしました。

これ、私は思い切って家出できてよかったと思いますよ~。

旦那さんのひどい態度から、自分を守れたってことですもん。それって、めちゃくちゃすごいことですやん。

それもこれも、自己肯定感をあげる努力を続けてきた賜物だと思うんですね!!

しかも結果的にやり直すことになって、レスも解消されたとのことですので、万々歳でしたね♪

と、そこまではいいものの、その後は口に出せない不満でいっぱいになってしまって、自分の思いをうまく伝えられない状況に、もどかしさを感じていらっしゃるということですよね。

よんさんがおっしゃるように、ほんと人間の欲には終わりがないものですが、それは普通なんだと思いますよ。

めちゃくちゃ気に入るバッグを買ったら、今度はそのバッグに合うオシャレな靴が欲しくなるようなことってあると思うんです。

ほんと欲望って、次から次へとですよね。

にんげんだもの byみつを、ってやつだと思うのです。

でも、次の目的があるからこそ、それに向かうモチベーションが生まれるという一面もあるので、人間の進化的に考えると、「欲」によって発展できた部分も大いにあると思うんです。

なので、欲自体を悪者にする必要はないと思うんですね。

それよりも、どうしたらその自分の欲求とうまく付き合い、相手に伝えていくことができるのか、ということを考えていけるといいわけですよね。

癒されなかった心の傷を癒す

>子どもの頃、父はモラハラで母はいつも父に怯えていました。

>自分の気持ちよりも相手(父や母)の気持ちを優先してあげなきゃ!怒られるのが怖い、良い子だと思われたい!と強く思っていた記憶があります。

こんな背景がおありなわけですから、本当に言いたいことがなかなか言えないのも、無理はないんじゃないかと思います。

よんさんが言いたいことが怖くて言えないのは、モラハラだったお父さんを見て怖い思いをしてきたからだろうし

言いたいことを我慢してしまうのは、怯えているお母さんに迷惑をかけたくなくて、わがままを言わないように頑張ってきたからだろうし

よんさんは、大切な人を守るために、自分がこうして欲しいという欲求を出さないように頑張って抱えてきたからなんだと思うんです。

幼少期の依存心というのは、至極当然の欲求なので、そこを十分に満たせないまま自立せざるを得なかった場合、叶えられずに傷ついた依存心は抑圧され、心の底に埋められてしまいます。

でも、一度感じた気持ちというのは、埋めてもなかったことになるわけではないので、時折顔を出して「ここに傷があるよ!」って教えてくれるわけです。

よんさんの中にも、満たされないで悲しかった思いがあって、ふと心が緩んだときに顔を出すんだと思うんです。

これまで我慢してきた思い・・・それは、一言で言えば「甘えたい気持ち」だと思うのですが、旦那さんに対してそれを感じるということは、それだけよんさんが旦那さんのことを大好きだからだと思うんですね^^

本当はきっと、もっと甘えたかったですよね。
だって、よんさんはまだまだ小さな子どもだったんですから。

そんな怯えている子どもの頃の自分が心の中にいて、「私のことをわかって欲しい」「もっと私を願いを叶えて欲しい」って言っている姿が想像できますでしょうか?

その自分の言い分を、優しく聞いてあげて欲しいのです。

誰よりも、自分が自分の味方になる

もちろん、旦那さんに思っていることを伝えて、その願いを叶えてもらうのが理想形ではありますが、まずは自分の思っていること、願っていることを、自分がしっかり受け止めることが大事だと、私は思っているんですね。

本当の気持ちを言うことが怖いのは、誰よりも自分が、その思いを否定してしまっているせいかもしれません。

「そんなことを思う自分はダメだ」とか、「こんなことを相手に求めてはいけない」とか、「こんなことを願ったら怒られる」とか、自分の願いに対してダメ出ししている自分はいないでしょうか?

もしかしたら、モラハラだったお父さんを見てきたので、頭の中に怒っているお父さんの声がインストールされてしまっている、なんてこともあるかもしれません。

その当時の不安や恐怖感が、根深く残ってしまっているということもあると思います。

だから、まずは自分がどんなことを願っていたとしても、その自分の願いをまるっと受け止めてあげるようにして欲しいのです。

「私、本当はこうして欲しいんだね!それでいいよ!」って。

頭の中で無意識に鳴り響く自己否定の声を、意識的にかき消すこと…つまり自己肯定し、自分の味方をしてあげることで、怖い気持ちが少しでも和らぐことはあると思うのです^^

ついでに言うと、男の人って女の人みたいに感情を言葉にするのもうまくないし、察するということが基本的に苦手な生き物だそうなので、かなり具体的な指示がないと、全くわからないらしいですしね・・・

>もっとセックスの回数増やしてほしい!子どもももう1人欲しい!もっと協力して欲しい!

例えば、このよんさんの気持ちも

・何回すればいいのか(週に何回?いつ?)

・子どもをもう1人持つためには、何をしたらいいのか(タイミングを取る?一緒に病院に行く?)

・協力って、具体的に何をどうしたらいいのか(子どもと遊ぶ?風呂洗い?ごみ出し?掃除?)

ってくらい、細かい内容まで落とし込まないと、多分通じないと思うんですよね・・・残念なことに。

なので、もしお願いしたいことがあるならば、具体的な行動まで落とし込んで考えてみるのが、男女間のスムーズなコミュニケーションの秘訣なのだと思っています。

怖さを乗り越える方法

>私は子どもの頃から、自分が本当に伝えたいことを相手に伝えることが怖くて、未だにその呪縛を解くことができません。

先ほども書いたように、過去の経験から怖い思いが手放せないのだとしたら、その当時の思いがまだ消化しきれずに心の底に残っている可能性もあるので、その気持ちを少しずつ心の外に出していくというもの、一つの解決方法だと思います。

モラハラだったお父さんへの怒りなどもあるかもしれませんし、怯えていたお母さんに、もっと愛して欲しかった思いもあるかもしれません。

そういった思いを、信頼できる誰かに話したり、紙に書き出してみることで、手放せることもあると思うのです。

ただ、今目の前にいる旦那さんは、お父さんでもないし、お母さんでもありません。

そして、よんさんも、あの頃の小さな子どものままではありません。

怖いことって、怖いと思いながらもやり続けることでしか、克服できないと思うのです。

言うのが怖い気持ちは、今すぐに無くなるものではないかもしれませんが、小さなことからでもいいので、勇気を出して旦那さんに伝え続けてみませんか?

>「レスを解消したい」ということも、数年かかってようやく言えました。 今度は回数を増やしたい、子どもが欲しいと言うことがなかなか言えず、遠回しに小出しに言ったりしています。

今だって、小出しだとしたってちゃんと言えているのだから、それって本当にすごい努力だと思うんです!

怖いと思いながらも頑張っている自分に、最大限の賛辞を与えてください。
そして、ゆっくりでいいので、もう少し続けてみてください。

もちろん、自分がして欲しいことが否定されることもあるだろうし、旦那さんが全てを受け入れてくれるとは限りません。

だけどやっぱり、言わないと相手にはわからないことばかりなんです。

相手を思うからこそ、遠慮してしまう気持ちもあるでしょう。

でも男の人って、女の人の願いを叶えることで、自信を持てる生き物らしいので、遠慮なく甘えるのが彼のためだったりするらしいんです^^

私も、自分の欲求を伝えるのが本当に苦手だったのですが、少しずつ伝えるようにしていたら、叶えてくれることも増えてきました。(前は言わずに溜めて我慢して、「どうせわかってくれない」と切れてたりしました~)

自分の思っていること、叶えたいことを気負わず素直に言えるようになりたい。もっともっと幸せになりたいです!

もちろん、よんさんは、もっともっと幸せになれますよ!

自分の思っていること、叶えたいことを叶えられるのって、実は自分しかいないんです。

願いって、相手に叶えてもらっているわけではなくて、自分が「相手に伝える」という行動をとることで、結果的には自分で叶えているんだと思うんです。

だから、自分の願いを叶えてあげるために、自分の望むことを相手に伝えてみてくださいね。

そしてもちろん、相手が自分の思いに応えてくれた時は、「ありがとう」の気持ちをたくさん伝えてください!

本当の思いを伝えるのは、とても勇気がいることだけど、苦手なのは私も一緒なので、共に頑張りましょうね♪

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