【あれだけ頑張れていた昔がうそのように、今は力が入らなくて、頑張りたいけど頑張れません…】
今の自分じゃダメだから、今の自分じゃ何かが足りないから、色々なことを頑張って、違う自分にならなければいけない。
そんな思いで走り続けてきたのならば、やっぱりいつかは燃え尽きてしまいます。
どうしても頑張れない時期がきたのなら、それはもっと腰を据えて、自分の内面を満たしなさいという神様からのメッセージなのかもしれません。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
こんにちは。
この場で質問していいものか、戸惑いますが、頼れる人がいなくてどうしようもないので、相談させてください。
少し長くなりますが、読んでいただけるとうれしいです。
私は現在21歳の大学生です。
本来なら4年生になるのですが、去年1年休学していたので、まだ3年生です。
高校生のころ、かわいくて明るい、頭のいい同級生のようになりたかったけれどなれない自分、理想の高校生活とは違った自分がすごく嫌でした。
そんな私は、痩せと成績にこだわるようになり、体重を減らすこと、成績アップ、部活動を頑張る日々を過ごしました。
痩せたら満足できるだろう
学年順位が あがれば満足できるだろうはじめはそう考えていましたが、痩せても痩せても、学年順位が何位になっても満足できませんでした。
自信が欲しかったのに、なにひとつ自信にならなくて心にぽっかり穴が開いたような気分でした。
勉強は目標達成したら、少しは緩めることができましたが、ダイエットはやめられませんでした。
希望する大学に入学してからも勉強が厳しい大学なので、頑張っていました。
今思えば高校~大学1年は、なにかに追い詰められているかのように走り続けていました。
そんな中、大学1年の冬 12月。後期試験の勉強に励んでいました。
いつもどうり、自分を追い詰めて勉強していました。
ストレスのあまり、食べても胃が受けつけなくなり、吐いてしまうようになり 体重はさらに減って、精神的にも体力的にも限界でした。
そして、猛烈な食欲に襲われるようになり気づけばコンビニにはしり、過食になっていました。
それからというもの、まったく頑張れなくなりました。
電池切れみたいにやる気が起きないんです。
もうあれから2年以上経つのに、1年休学しても 全然なおらないんです。
復学したら真面目に頑張ろうと思って、2時間通学にかかる時間を節約するため、下宿させてもらい学校は目の前なのに、休んでばかりでほとんど学校にいけていません。
ちゃんと卒業したい、と思う反面
もう頑張りたくない という思いもあります。
じゃあ、頑張らずにやればいいじゃないか。
そう思い、やろうと思っても そういう訳にはいかないんです。
やるからにはちゃんとしたい、中途半端は嫌なんです。
あれだけ頑張れていた昔がうそのように、今は力が入らなくて
なんで みんなこんなに頑張れてるんやろう?って普通に学校に行けることがすごいと思えるレベルです。
一日中食べてるだけの日々で、誰かに喝をいれてもらいたい
そう思っても、誰もいれてくれないんです。。
もう自分でもどうすればいいのかわかりません。
一人暮らししてからも、ほとんど学校に行けていないことを両親は知りませんし、言えるはずもなく…。
このままいったら、留年確定なので
学費のことも考え、また休学するしかないかな?とか、でもそれを親に言い出すのもまた辛いなあとか、
もう色々最悪です。(自分が)
テレビで芸能人を見るのもしんどい
きれいな人、同世代で活躍してる人
頑張ってる人を見ると 苦しくなります。いろんな苦しみから開放されて
また頑張れるように、なりたいんです。自分の中にあるいろんな矛盾を解決したいです。
ぜひアドバイスよろしくお願いします。
長くなってしまって本当にすみません。
(りんりんごさん)
弟子29号、サトヒです!
私も、昔SNSで「りんご」というペンネーム?を使っていたり、大学生の時に過食をしていたりと、りんりんごさんのご相談が他人事とは思えず、回答させて頂きたいと思いました。
どうぞ、よろしくお願いします!
誰にも相談できない内容を、勇気を出してここで聞いてくださって、ありがとうございます。
1人で抱えて、本当に辛かったですね。
ご両親にも言えず、誰にも頼れず、これから自分がどうなってしまうんだろうという不安や誰にも助けてもらえないような寂しさでいっぱいだったと思います。
そんな悩みを、我らが弟子どもを信頼して打ち明けてくれたこと、本当に嬉しく思っています。
りんりんごさんは、高校生の時から、ずっとずっと頑張ってきたんですね。
ダイエットも、勉強も、部活動も、どうにか自分に自信をつけたいと必死に頑張ってきたんですよね。
常に目標を設定して、それを達成するまで全力疾走して、そんな自分を鼓舞して生きてきたんですね。
まずは、そんな自分に「よくがんばってきたね」って言ってあげられるでしょうか?
きっと、どんなに頑張っても、その頑張りを1ミリも認めることなく、「まだまだ、もっともっと」と、理想の自分・・・つまり自分の思うあるべき姿を目指して、自分にムチを打ち続けてきたんだと思うのです。
高校から大学1年まで、4年間も走り続けてきたのですから、息切れして当然です。2年間で元に戻らなくても不思議はありません。
>電池切れみたいにやる気が起きないんです。
りんりんごさんがご自身で感じているように、今はりんりんごさんの電池が切れてしまった状態なんだと思うんです。
人間誰しも、頑張り続けたら壊れてしまいます。
心と身体が悲鳴を上げていても、頑張り屋さんは思考の部分でどうにか自分を頑張らせることができてしまうんですね。
でも、誰にだって限界はあります。これ以上続けたら、自分が死んでしまうかもしれない。そんな限界が誰にでもあるんです。
そんな状態で、自分を追い詰めて頑張り続けたら、強制終了する以外、自分を守る方法がないんですね。
つまり、今頑張れないのは、身体と心が「もうこれ以上は無理!」と言っている状態なのです。
それでもりんりんごさんは、「全然足りない、もっと頑張らなくては」と思うのかもしれません。でも、やっぱり身体は正直なのです。
今は頑張れないところまで来てしまったのだということを、まずはしっかりと認識して欲しいのです。
何もできなくなってしまったことも、過食してしまうことも、全然ダメなことではないんです。
それをしないと、自分が壊れてしまうくらいの状況だから、仕方がないんです。
だから、どうか何もできないことや、過食してしまう自分を責めないであげてください。
りんりんごさんが、走り続けてきたのは、何のためだったんでしょう?どうしてここまで頑張ってこれたんでしょうか?
もちろん、自分のあるべき姿、理想とする形に近づくためというのはあると思います。
痩せてきれいになって、勉強もできるようになって、毎日頑張ってキラキラしていたら、みんなに認めてもらえる…そんな思いもあったかもしれませんね。
向上心はとても素敵な長所ですが、高すぎる理想は逆に自分を強く否定するエネルギーになってしまうことがあるんです。
これは私の勝手な想像ですが、りんりんごさんが頑張ってきたのは、心の根っこに「自分のことが好きになれない」という理由があったからなんじゃないかな?と感じました。
つまり
今の自分じゃダメだから、今の自分じゃ何かが足りないから、色々なことを頑張って、違う自分にならなければいけない。
そんな思いを感じたんです。
人は、自分が無意識に信じている方に向かっていく性質があります。
ですので、何かを目指す時、スタート地点での自分の思いはとっても重要なんですね。
”今の自分じゃダメだから”、頑張って”もっと良くなろう”
というのと
”今の自分もいいけど”、頑張って”もっと良くなろう”
って、同じ頑張るでも、到達する場所が全然違うということが、わかるでしょうか?
「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」という言葉があるのですが、それと同じで
「自分がダメだから」という理由で頑張っているのであれば、結果は「やっぱり自分はダメだ」になってしまうものなのです。
>かわいくて明るい、頭のいい同級生のようになりたかったけれどなれない自分、理想の高校生活とは違った自分がすごく嫌でした。
「こうなりたい姿」の裏側に、「こうではない自分」に対する否定的な感情があるのがわかりますでしょうか?
きっと、りんりんごさんは「自分はかわいくなくて、暗くて、頭が悪い」っていう強い思い込みがあるんじゃないかなって思うんです。
そして、そんな自分をダメだと思っている強い気持ち。
>痩せても痩せても、学年順位が何位になっても満足できませんでした。
とりんりんごさんもおっしゃっていますが、「自分に対する不満」が頑張る原動力になっていたから、どれだけ頑張っても満足できないという結果になるわけです。
じゃぁ、りんりんごさんは、どうしてそんなに自分に対して不満があるんだろう?
カウンセリング的には、そこをもっと聞いてみたいな、と思うのです。
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りんりんごさんは、ご両親と仲が良いですか?
頼ったり甘えたり、できていますか?
>一人暮らししてからも、ほとんど学校に行けていないことを両親は知りませんし、言えるはずもなく…。
>学費のことも考え、また休学するしかないかな?とか、でもそれを親に言い出すのもまた辛いなあとか
というようなことが書かれていたので、そこがちょっと気になりました。
りんりんごさんは、普段からあまりご両親に自分の正直な思いを伝えたり、助けてもらったりということが、しにくいのかな?って思ったんですね。
私も過食になったことがあると冒頭に書きましたが、摂食障害の原因を調べてみると、「親との関係」ということが必ず出てくるのです。
りんりんごさんは、ご両親に今の状況を正直に話して、助けを求めることはできるでしょうか?
もし、それが素直に言えないのであれば、りんりんごさんは親に対して言えずに抱えている気持ちが、何かあるんじゃないかなって思うんです。
これまでもきっと、自分ひとりでどうにかしなきゃと、甘えたい気持ちや頼りたい気持ちを封印して、ずっと我慢してきたんじゃないでしょうか?
りんりんごさんとご両親の関係がわからないので、推測でしか書けませんが
もしかしたらご両親が厳しくて怖くて言えなかったとか、大変そうで迷惑をかけたくなかったとか、仲が悪くて自分がどうにか仲を取り持たなくちゃとか、ご両親に対して何か思うところがあったのかもしれません。
りんりんごさんにとっては、親の期待に応えたいとか、親に迷惑をかけたくない、親を喜ばせたい、安心させたいみたいな気持ちも、色々なことを頑張る原動力のひとつになっていたんじゃないかな?って思うんです。
それはつまり、りんりんごさんがお母さんとお父さんのことを思うが故。
頑張るということが、りんりんごさんにとっての愛情表現でもあるんだと感じたのです。
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頑張り続けるのが癖になってしまうと、逆に何が頑張らないということなのかが、わからなくなってしまうものですよね。
頑張らないと決めて、頑張らないために頑張っちゃったりってこともあるでしょう。
ただ、頑張りすぎたことで身体を壊してしまうと、今度は頑張ることを悪だと思ってしまいがちなんですが、ここまで頑張ってこれたのは、りんりんごさんの才能だし、先ほども書いたように、ご両親を思う気持ちがあったからこそなんですね。
つまり、りんりんごさんに、強い向上心があるから、継続力があるから、親を大切に思う気持ちがあるから、ここまで頑張ってこれたんです。
まずは、その自分をしっかり認めてあげてください。
だけど今、もうこれ以上頑張れないところまで来てしまっているのなら、これまでのやり方を変える時が来たということなのかもしれません。
それは、頑張ることの価値を手放して、頑張れない自分、ありのままの自分にOKを出すことだったり
今まで一人で頑張ってきたことを手放して、ご両親に助けを求めることかもしれません。
今まで、頑張ることで愛されようとしてきたりんりんごさんにとって、それはとてもとても恐いことかもしれません。
頑張らなくても、本当に大丈夫なの?
このままの自分で、愛してくれる人はいるの?
助けを求めても、迷惑じゃないの?
頑張らない私でも、ここにいていいの?
そんな風に、自分に対して不安に思うことも出てくると思います。
逆に言えば、その気持ちを感じないように、これまで頑張ってきたんですよね。
頑張っていれば、大丈夫
違う自分になれば、愛してもらえるはず
迷惑にならないように、自分でどうにかしなくちゃ
ここにいるために、頑張らなくちゃ
きっと、そうやって、自分を奮い立たせてきたんだと思うのです。
でもね、「このままの自分ではダメ」っていうことそのものが、根本的な大きな勘違いなんです。
その勘違いをぎゅっと握りしめて、自分じゃない誰かになろうとするって、本当に辛い道のりなのです。なぜなら、自己否定が一番自分を苦しめることだから。
頑張れない今は、自分を癒して、力を蓄える時期なんだと思います。
結果が出ていようが出ていまいが、ここまで頑張ってきたことを労ってあげませんか?
頑張れない自分で、何かが足りないと感じている自分でも、本当はそのままの自分でここにいて大丈夫なんです。
ダメだと感じる自分を否定するのではなく、それも含めての自分にOKを出す。それが自己肯定するということです。
自己肯定すると、心が安心するんですね。
そうやって心を安心させてあげるようにすれば、だんだんと心が満たされていきます。心にぽっかりと空いている気がした穴が、少しずつ埋まっていくのを感じられるはずです。
先ほども書いたように、不安から頑張ればますます不安になるし、安心して頑張れば、もっともっと安心できる結果が手に入るんです。
だから、まずは自分の内側なんです。内側を満たしてあげるんです。
これまでの頑張りを労って、自分の足りないところではなく、良いところを探してあげましょう。
自分の好きなことをして、心を満たしてあげましょう。
自分に優しい言葉をかけて、自分を安心させてあげましょう。
過食も、不安だから食べてしまっているだけなので、心が安心したら、自然と過剰に食べる必要がなくなってくるから大丈夫ですよ。
自分はどうやったら安心できるでしょう?
どうしたら、ダメだと思っている自分にOKを出せるでしょう?
自分を否定し続けるよりも、自分を満たせる方法を考えてみてくださいね。
ひとりでやるのが難しかったら、またカウンセラーの力を借りてみるのもオススメですよ^^
りんりんごさんが、自分の存在そのものの価値に気付いて、頑張ることを手放せるよう、いつでも応援しています!
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