ダイエットと自己肯定感:「こうなりたい」は「こうなれない」?【ココロノマルシェ】

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【ダイエットと自己肯定。ダイエットを失敗してしまう私】

なぜ「痩せたいのか」。その裏にある気持ちが、ダイエットの成功を左右していると言っても、過言ではありません。

問題に見えることは、いつだって「まだまだ自己肯定できるよ!」ということを、私たちに教えてくれています。

ダイエットの先にある、「こうありたい自分」を思い描けるように、「痩せたい」思いの裏側にある、怖れと向き合ってみるのはいかがでしょうか。

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

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心理カウンセラー根本裕幸のお弟子さんがあなたのお悩みにオンラインで答えます。

相談させてください。
40代既婚女子のアカツキと申します。

若い頃は、体重はかるだけダイエットなどで、痩せる事ができました。
いまは、加齢もあって、それだけでは痩せづらくなってきました。

そもそも、若い頃から、自分の外見には自信がなく、特に出産後は、唯一の自慢であったバストも形が崩れ、サイズダウンもしてしまいました。

根本先生のブログや本を読んで、自己肯定感を上げ、罪悪感とも向き合いまして、服を着ているときは、それなりに自分はイケてる?と思えるようにはなりました。

が、お風呂で自分の姿を見ると、ガックリしてしまいます。
正に、太ったおばさんだからです。

ダイエットも試みて、食べたものを記録したり、お菓子やお酒を控えたり、腹筋したり、いろいろやっていますが、長続きせず、ジリジリと体重が増えています。

私は、既婚者ではありますが、男性をメロメロにできちゃうような女性になりたいと願っています。(片思い中の男性がいます)

そのためには、スタイルも大事なのではと思うのですが、どうしたらダイエットを続ける事ができるでしょうか?

皆様、よろしくお願いします!

(アカツキさん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです。

今回の回答は、いつにも増して理屈っぽい仕上がりになっておりますので、しゃらくせえ!という方は、えつこカウンセラーの聞く回答をオススメします!

まるで、対面カウンセリングを受けているかのような、贅沢な仕上がり…さすがだなあ。

さて、メロンパンナちゃんの必殺技は、メロメロパンチらしいです。関係ないけど。

世の男どもをメロメロにして、好みの男たちを身の回りにはべらかし、ナツメヤシの葉で煽がれたいものですなあ…。

ええ、そんな私も既婚者です。

ダイエットとか、美容って、女子の永遠のテーマな気がします。

「いつまでも、キレイでいたい」って、おばあちゃんになっても持ち続ける、密かな女子の願いでもあると思っています。

なんだかんだ言っても、男性が女性を選ぶ最初のきっかけって「見た目」だって聞きますし

(ただ、みんながみんな、”峰不二子”を求めているわけではなくて、その人それぞれの好みの範疇かどうか、という意味だと思いますが)

特に日本人は他人の目を気にしやすい民族ですから、「人からどう見られているか」という見た目の部分を意識してしまうのも、自然なことだと思うんですね。

とはいえ、人によっては、「見た目なんか、もうどうだってええわ~」と開き直り、Adides(Adidasではない)のTシャツと、友人から借りパクした高校時代のジャージに、鼻緒の切れ掛かったビーチサンダルを履いて、表参道を闊歩することもできるお年頃ではありますから

(それはそれで、人の目を気にしない精神力だと思うので、私は好きですが!)

アカツキさんのように、「自己肯定感爆上げしたい!」「痩せてキレイになりたい!」「イケイケGOGOジャンプしたい!」と思えることは、女性らしい向上心の現われだなぁと思って、とても微笑ましく感じるのです^^

で、ダイエットのノウハウだけで言えば

「小さな事からコツコツとをモットーにして、自分の達成できるサイズの目標を細かく設定し、それらを着実にこなし、できたことや達成したことを記録して、モチベーションを維持しながら継続するのが近道です!」

ということを提案するのですが

今日は、もう少し深いところの意識の話をしたいと思います!

痩せたい気持ちは、痩せてない自分に意識を向けさせる

私自身も過去ダイエットで苦労したので、実体験からそう感じるのですが

「痩せたい!」と思えば思うほど、「痩せてない自分はダメだ~」と自分を責めてしまうことって、ありませんか?

そもそも、潜在意識の法則でいうと「~したい」というのは、「~したい」という状態を継続させる力があり、「~したいけど、~が叶わない自分」を叶えてしまうと言われています。

あ、ややこしいですね。

簡単に言うと、「痩せたい」という思いの裏には「痩せてない自分」がいつでも張り付いているので、「痩せたい」と思えば思うほど、潜在意識的には「痩せてない自分」の方を強く意識してしまう、ということです。

で、人間のイメージ力って物事を現実化する力があると言われてますので、頭の中で「痩せてない自分」がイメージされるほど、「痩せない現実」を引き寄せてしまうのです。

あらやだ、怖い話ですね~。

で、先日amebloの方にも書いたのですが、「50日間で女性の顔は変わるのか!?」という番組があったのですが

当初垢抜けなかった4人の女性たちは、自己肯定感を上げるための様々な施策により、自然と自分を良く見せたいと思うようになり、外見が磨かれ、美しくなっていったのです!

ここで大事なのは、綺麗になろうとして、自己肯定感を上げようとするのではなく、自己肯定感を上げたことで綺麗になった、というところ。

つまり、見た目の変化は「結果」として現れたわけです。

では逆に、元々自信がなく、その自信の無さをどうにかするために、もっと素晴らしい自分にならなければ、と自分を追い立て、ダイエットなどを通して必死の努力を重ねたとしたらどうでしょう?

元々の自己肯定感の低さ故、やろうと決めたのにうまくできない自分を責めたり、頑張っても思ったように結果の出ない虚しさから、ますます自己肯定感を下げてしまう結果にもなり得るのです。

その理由については、私のもう一人の師匠でもある、魔法心理学アカデミー校長が、ドンピシャなブログを書かれていたので、ご紹介しますね。

このブログにもある通り、行動の原点、スタート地点が何かによって、結果が変わるという事実。

それはつまり、どんな種を植えるかによって、咲く花が変わるのと同じこと。

その種とは、「愛か怖れか」の二つしかありません。

「素敵な自分になって、自分の人生を楽しみたい!」という愛ベースの動機なのか

「今より良くならなければ、大変なことになってしまう」という不安ベースの動機なのかによって、取った行動の結果は大きく変わっていくものなんですね。

何を不安に思っているの?

というわけで、ここら辺から、話がどんどんエグくなっていくのですが(笑)

アカツキさんは、「何を不安に思っているの?」というのが質問です。

いやいや、「何も不安なことなんて無いし!いらん質問するなや!」と思ったのなら、先ほどもお伝えした通り、目標設定を小さくして、コツコツ続けてみてくださいね、ということで終了するわけですが

きっと、アカツキさんの質問に私が回答したくなったということは、無意識に何かがそこにあると嗅ぎつけたからだと思うのです。

「フーム、においますな。」

何が言いたいかというと、アカツキさんが、「ダイエットしなくちゃ!」と思うのは、今の自分じゃダメだと思っているからだと思うんですね。

何がダメなんでしょう?

なんでダメなんでしょう?

>風呂で自分の姿を見ると、ガックリしてしまいます。正に、太ったおばさんだからです。

とのことですが

太ったおばさんになっちゃうと、何がどうなっちゃうんでしょう?

ついでに言うと

>私は、既婚者ではありますが、男性をメロメロにできちゃうような女性になりたいと願っています。(片思い中の男性がいます)

とのことですが、旦那さんのことはメロメロにしなくても良かったのでしょうか?(これは、個人的に聞いてみたい)

とまぁ、私は本来生粋のドMであるはずなのですが、たまにドSな一面が出て、相談者さんを引かせてしまうことがあるようなのですが、アカツキさん大丈夫ですかね?

…ということで

おそらくですが、アカツキさんにとっての”ダイエット”は、言わば失われた自信を取り戻すための手段であると思うのです。

「世間的に認められる自分になって、自信を持ちたい」と。

ただ、その根本にあるのが「不安」だということに、お気付きなりますでしょうか?

「このままだとただのおばちゃんになって、誰にも愛されないかもしれない」

そんな気持ちです。

”自信”って、本来「根拠が無い」ものだと思うんです。

痩せてるから、きれいだから、何かができるから、自信を持てるわけじゃなく、元々自信があるから、それにふさわしい自分であることができる。

その”ふさわしい自分”というのは、他人と比較したり、社会通念によって定義された自分ではなく、自分が居心地良くいられて、自分で良かったなあと思える自分です。

本当は、どんな自分でも、自分でOKと思えば、自信になるものなのです。

私の崇拝するカレー沢薫先生も、自己肯定感を高めるための方法として「生後6か月ぐらいに戻って、何をやっても褒めてくれる人を金で雇い24時間隣に置きましょう」ということを勧めていらっしゃいましたが

逆に言えば、「この自分でOK!」と思えなかった何かが、アカツキさんのこれまでの経験にあったんじゃないかと、深読みが得意な粘着質カウンセラーは、邪推するわけです。

というわけで、ダイエットで痩せることは結果であって、その種となる自分の動機を掘り下げてみると良いのではないかな~と思ったのでした。

もし、そこに何らかの怖れがあるのであれば、その元になる心の傷が眠っているのかもしれません。

その痛みのせいで、「こんな自分じゃダメだ」という思いを手放せずにいるのかもしれません。

「こんな自分」のせいで、いつしかの痛みをまた経験するのではないかと、怖れているのかもしれません。

だとしたら、カウンセリングやセラピーを通じて、その心の痛みに向き合ってみることで、「こんな自分ではダメだ」という思い込みが手放せると思います。(そもそも、自己否定は誤解から生まれるものです)

もし、一人で向き合ってみたいということであれば、こちらの本のワークをやってみるといいですよ!(すでにやってるかもしれませんが)

>根本先生のブログや本を読んで、自己肯定感を上げ、罪悪感とも向き合いまして

とのことなので、きっとこれまでもご自分とたくさん向き合ってきたのだと思いますが、問題に見えることは、いつだって「まだまだ自己肯定できるよ!」ということを、私たちに教えてくれているのだと思います。

自己肯定感は、天井知らず!

どこまでも爆上げして、どんどんアホになって、大好きな自分で、毎日を全力で楽しめるようになったら、ステキですよね^^

自分がイメージしたことが現実化するのがこの世界なら、自己肯定(愛)ベースで、「こうありたい自分」を思い描ければ、その自分は叶うようにできていると思うのです。

アカツキさんが、もっともっと自分を好きになって、ダイエットの先に見える「こうありたい自分」を思い描き、ダイエットを楽しんで成功させられることを祈っていますね!

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