【実質、クビ宣告。ライフワークの見つけ方を教えてください】
ライフワークを生きるために、「自分軸」はマストハブアイテムです。
自分軸で生きるって、自分の価値を信じて、自分のやりたいことを応援できる自分であるということでもあると、私は思うのです。
ライフワークっていうと、なんだか壮大なもののように感じてしまうかもしれませんが、「自分の好きを大切にして生きる」と決めることが第一歩なのかもしれません。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
こんにちは。
私は新卒から大手勤務7年目になる女性です。以前から(5年程前から)仕事で悩んでいます。
昨日、支店長から異動の話があり、子会社に行くことになりそうです。
その子会社は私の興味が全くない分野の会社です。異動が命じられて、私は「遂に来たか。」と恐れていたことが来たというような、心が震えるような、不安な気持ちでいっぱいでした。
周りからは関係ないと言われるのですが、私は大学生の頃からバイトのほとんどがクビで退職という経験をしています。
その頃から、私は仕事が苦手、能力がないと思うようになってしまいました。
さらに自分の「わくわくする予定」があると、バイトに無理を言って休ませてもらうワガママ女子でした。
根本さんのブログを読むようになり、かなり自己肯定感はアップしました。(おかげで彼氏ができました!)ありがとうございます。
親との関係ですが、母の口癖で「うちは貧乏だから。」という呪いがありました。
私は無意識に将来困らないような進路や職業を選ぶようになっていました。
本当は美容やおしゃれなことが好きなのに、安定そうに見える大学や企業を選択してきました。
両親は私のやるとこに反対しない性格なのに自分の「好き」ではなく、「お金に困らない」がいつの間にか基準になっていました。
そしてお金に困らない大手に入ったのに、上司と合わず、たらい回しのように部署異動です。
挙句の果てには「大手の会社は、おまえをクビにできないんだ!お前から辞めると言わないと、周りが迷惑なんだよ!」などのような発言を幾度も言われました。
更に会社の数字のため営業から事務職へ職種転換もしました。
転勤がない代わりに、事務職になれと言われて事務職になりましたが、子会社に異動を命じられてます。
私は実質クビだと思っています。
当初は一生懸命働いていましたし、努力したら結果に繋がると信じて、自分を奮い立たせていました。
ふと我に帰ると、なんでこんなヒドイ扱いを受けてるのに、この会社にいるの?
社会的には良い会社だと思うけど、私は必要とされてないし、これだけやったんだから逃げてもいいんじゃない?
っと、実は根本先生に出会ってから思うようになり、一度は辞めることを決心しました。
ですが、辞めることに対して父親のあからさまな不機嫌な態度や彼氏からの辞めないでほしいっと言う意見から続けようっと考え直しました。
その1ヶ月後(現在)異動の辞令が出てしまいました。
また、仕事を辞めれなかった理由の一つに彼と結婚したいから、仕事をまともにしてない私は嫌われるのでは?
彼の両親に反対されたらどうしよう?っという恐怖心もあると思います。
私は会社の意見を受け入れて異動すべきでしょうか?
それとも今まで「お金に困らない選択」をしてきたのに、結局、目の前は辛い、悲しい、お金に困るを引き寄せてしまっているのだから、「好き」を優先させるために辞めたいって気持ちに素直になった方がいいのでしょうか…
また、ライフワークも見つけれていない状態です。
そんな私にアドバイスと今取り組むべきワークを頂ければと思います。
長文になってしまい、申し訳ございません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(Yさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
ライフワーク研究家の名の元に、ライフワークに関するお悩みを一刀両断・・・もとい、分析するためにやってきました!
あれ、先日答えたのもYさんのライフワークネタでした(そっちは小文字のyさん)
どうやら、ライフワークとイニシャルYにご縁があるようです。よろしくお願いします!
冒頭からなんですけど
>また、ライフワークも見つけれていない状態です。
とのことですが、ライフワークって、自分らしい生き方そのもののことなので
>それとも今まで「お金に困らない選択」をしてきたのに、結局、目の前は辛い、悲しい、お金に困るを引き寄せてしまっているのだから、「好き」を優先させるために辞めたいって気持ちに素直になった方がいいのでしょうか…
はい、そうですね!
現場からは以上です!
ということになるのですが、武闘派の皆様から「バカは休み休みYEAY!」と、明るく爽やかに背面からの華麗なドロップキックをくらいそうなので、真面目に解説させて頂きます。ええ、いつもふざけててすみません。
ご自身でも書かれていますが
>親との関係ですが、母の口癖で「うちは貧乏だから。」という呪いがありました。
>私は無意識に将来困らないような進路や職業を選ぶようになっていました。
ということですので、「お金に困らない選択」というのが、誰のためでもないご両親のための選択である、ということはお気づきの通りかと思います。
Yさんは、とても家族思いの優しい人なのでしょうね^^
>両親は私のやるとこに反対しない性格なのに自分の「好き」ではなく、「お金に困らない」がいつの間にか基準になっていました。
とのことですから、ご両親から何かを言われたわけでもなく、お母さんの口癖から、家庭の経済状況を慮って、少しでも助けになろうと「お金に困らない」選択を自ら選んできたのだと思います。
>本当は美容やおしゃれなことが好きなのに
きっと、これが本来のYさん軸で、ライフワークに通じるもの。
だけど、ご両親のために
>安定そうに見える大学や企業を選択してきました。
自分軸よりも親軸を優先して、将来への道筋を選んできたんですよね。それは、ご両親への愛の証。「自分以上に守りたかった人がいたという証」なのだと思います。
つまり、本当はライフワークは見つかっているんだと思います。
それは、自分が本来好きなこと・・・つまり美容やおしゃれを楽しむことだと思います。
もちろん、それを仕事にするでもいいですし、自分自身の趣味として楽しむことだって、立派なライフワークなのです。
だから、今の仕事をどんな形でも続けながら、自分の趣味を充実させて生きることだって、ライフワークを生きる一つの方法でもあるんですね。
趣味やプライベートが充実すれば、会社で働くということが「手段」になりますよね?
このお金でやりたいことができるんだ!という気持ちもまた、モチベーションになったりします。
だけど
>挙句の果てには「大手の会社は、おまえをクビにできないんだ!お前から辞めると言わないと、周りが迷惑なんだよ!」などのような発言を幾度も言われました。
こんな発言を何度もされるって…、誰がどう見ても立派なハラスメントだと思いますよ!!(怒)
>社会的には良い会社だと思うけど、私は必要とされてないし、これだけやったんだから逃げてもいいんじゃない?
とおっしゃいますが、社会的に良い会社なら、こんなブラックな所業は徹底的に処罰されるべし、と、ホワイト企業(サトヒ調べ)の現役会社員な私は、そう呪って思ってしまいます。
なんなら、私が働いている会社のコンプライアンス窓口に通報したいくらいです。
「Yさんが、パワハラを受けております!!」
効力があるかどうかは別ですけど…
ということで、しかるべきところに訴えるもよし、「こんな会社やめてやる!」と三行半を突きつけるもよし、いずれにせよ自分を大切にする選択をして欲しいなぁと心からと思います。
むしろ逆に、「こんなこと言われて黙っちゃいられねぇ!!」と武闘派の血を燃えたぎらせ、バリバリ仕事をして見返してやるなんて鼻息荒い生き様も、時には良いと思うのですが、そこはYさんのキャラに素直に従いましょう。
ただ、一度辞めようと思った気持ちも、喉元過ぎれば落ち着いてくるものでして、「辞めようと思ったけど、どうしようかな・・・」なんて思い始めると同時に
>ですが、辞めることに対して父親のあからさまな不機嫌な態度や彼氏からの辞めないでほしいっと言う意見から続けようっと考え直しました。
みたいなことが起こって、後ろ髪を思いっきり引っ張られるような気分で、一世一代だったはずの決意が揺らいじゃったりするわけです。
親軸というのは、言うなれば「他人軸」の本家本元、ルーツ、元祖、発祥の地です。
距離が近くなればなるほど、影響度が高まるものですから、彼氏の意見にも左右されることも多いのではないかと思います。
このように他人軸で長らく生きてきた人が、自分軸を取り戻そうと決意した瞬間、出鼻をくじかれるように、「大切な人に反対されたり、うまくいかないことが続いたりして、決意が揺らぐ」というのは、実はあるあるなんです。
いわゆる、「神様のお試し」ってやつですかね。
自分らしく生きるって言うけど、これでもか!と、手榴弾のように自分の決意を揺らがせるような出来事を引き起こしてくる。
いやーん、神様ってド・エ・ス♡
…なんて風にも考えることはできますが、実際のところは、世の中全て「自作自演」なわけですので、その出来事を起こしているのは、紛れも無い自分自身なんですね。
それは、辞めなくて済む理由になりそうなことに意識が向くというか、目が行くというか、気になるというでもあるのですが。
つまり、心の迷いがそのまま外側で事象として見えているだけなんです。(ということは、ドSでありドMなのは、自分自身ってことですね~、うふふ♡)
コミットしきれてないから、迷うだけ。
「今のまま留まる」ための理由や言い訳を、無意識に探すものなのです。
そして、そんな他人軸を振り払う時に、一番抵抗になるのは「罪悪感」と「無価値感」です。
大切の人の期待に応えられない
大切な人を助けることができない
そんな自分は愛されない
ちゃんとしていない自分は受け入れられない
こういった「怖れ」がブレーキをかけて、なじみのある他人軸の状態に引き戻そうとしてくるんですね~。
そもそも人間とは、変化を嫌う生き物ですから、今までやったことのない世界へ飛び込むのは勇気がいります。
自分軸で生きたことがなければ、自分軸で生きたらどうなるのかが体感的にわからないわけですから、底の見えない清水寺の例の舞台から飛び降りるみたいな恐怖すら感じるかもしれません。
どうなっちゃうかわからないから不安になるし、妄想力逞しいタイプであれば、最悪を想定して、自縄自縛でがんじがらめになってしまう可能性もあります。
でもね、意外と平気なんですよ。世の中、やってみないとわからないことばかり。
実際のところを知るためには、思い切って飛び込んで、自分で経験してみるしかないし、現代社会において、意外と最悪の事態なんて起こらないものなのです。(怖れというのは、本能レベルで感じているものだからです。)
>そんな私にアドバイスと今取り組むべきワークを頂ければと思います。
他人軸になりがちな人は、元々が愛情豊かで、心優しいタイプの人が多いので、よくオススメするのは、お師匠様の言うところの「鬼畜生道」です。
鬼畜生道とは…
「無理なものは無理で良い」
「しなくないことはしない」
「やりたいことだけをする」
「敢えて見捨てる」
「わがままに振舞う」
「ダメなものはダメだと言う」
というのを、お題目のごとく、黙々と無心で唱えるというものです。(別に無心じゃなくてもいいけど)
わがままに生きることを、自分に許すためのおまじない、みたいなものでしょうか。
自分のしたいようにすることを、自分に許可してあげる。
仕事を辞めたければ辞められる自分に、やりたいことがあれば堂々とやれる自分に。
好きなことを見つけたければ、こちらの本もオススメです。(宣伝部長っす)
罪悪感がどうしても手放せなければ、こちらも合わせてどうぞ。(宣伝部長っす、パート2)
自分軸で生きるって、自分の価値を信じて、自分のやりたいことを応援できる自分であるということでもあると、私は思うのです。
自分の価値を認めたら、自分をぞんざいに扱う他人に、きちんとNOを言うこともできるはずですよね?
そうするうちに、自ずと自分のいるべき場所が自分でわかってくるはずだし、自分にとって居心地の良い、幸せを感じられるものを選び取っていけるようになると思うんですね。
自己価値については、最近検証したブログがあるので、こちらもどうぞ。
ライフワークっていうと、なんだか壮大なもののように感じてしまうかもしれませんが、「自分の好きを大切にして生きる」と決めることが第一歩なのかもしれませんね。
ワークや内観を続けながら、自然と湧き上がる自分の「好き」に大きなマルをつけまくってあげて欲しいと思います。
Yさんが心から楽しめることを、誰の目も気にすることなく、堂々と選んでいけることを祈っています!
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