【息子への接し方について】
私たちは、自分の思い込みや観念を外側に投影して世界を見るものですが、親は特に自分の内面を子どもに映し出して見てしまいがちなのです。
お子さんが見せてくれる問題を通じて、親が親自身の問題に気付き、手放していくことで、心配ではなく信頼でつながる親子関係を築けるようになったら、お互いハッピーですよね^^
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
今年コロナの影響で6月から中学一年生になる息子がいます。
今月中間テストがあり、それに伴いすごい量のワークなどの提出に加え、毎日の宿題や部活にも入っているので、後回しにする性格があり、口うるさく早めに少しずつワークをやってたほうがいいよと言ってしまってたと思います。
結局少しずつはあまりやれず毎日多めのワークをしないといけなくなり、息子はいつも寝る前にワークが終わらないと不安がるようになりました。
その頃から情緒不安定というか、やらなきゃいけないのになかなか、向き合えなかったり、そういう自分を責めたりするようになり、今でも何か先の課題があるとやらなきゃいけないといいつつも取りかかれず、動画やゲームをしてしまい、それを寝る前になると後悔して私に謝ってきます。
息子は真面目で宿題や課題などを提出しないことは絶対無理といった感じの性格です。
なので、最後には必ずやっていきます。ただそれまでがパニックになったり、時間がかかったりと本人もかなり苦しい時間だと思います。
いつもは普通なので周りからも理解されず、朝学校に行きたがらないこともありますがなんとか行けてる状態です。
私は私のために課題をする訳じゃないので謝らないでと言うんですが、前回パニックのようになった姿を見ているので、不安もあり早めにしてたほうがいいのにと思ってしまいます。
なので、つい動画やゲームをする時間はあるのになぜ自分で決めた10分を課題にまわせないの?と聞いてしまったりします。
やりなさいと言わないほうがいいのはわかってるんですが言わないとやらずに、提出期限が近くなると、不安にかられ泣いたり奇声を発したりする姿を思い浮かべてしまうのです。
心療内科やスクールカウンセリングも考えて予約もしましたが本人が行きたがらないので、自律神経を整える整骨院に連れていく予定です。私はパニックになったとしても、やはり声かけなどは一切やめたほうがいいんでしょうか?
私自身も不眠になりやすく、心配性です。
私のせいで子供が不安にかられるようになってしまったと思うと申し訳なくて、、しかし夏休みの宿題や期末テストがあると思うと憂鬱になってしまいます。
息子への接し方でアドバイス頂けると幸いです。
(パンナコッタさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
具体的な息子さんへの接し方や学習アドバイスは、Harunaカウンセラーが超絶わかりやすく書いてくれているので、そちらをご参考に。
私からは、ちょっと違う角度でお母さんの心の持ち方のような視点でお伝えさせて頂きたいと思います^^
ご相談文を読む限り、息子さんはとても繊細な心をお持ちのタイプのようですね^^
根が真面目で、人の気持ちを気遣い、きちんと約束を守りたい、守ろうとする人なんだろうなぁと私には見えました。
きっと、息子さんも自分がやらなきゃいけないことは十分わかっていると思うんですよね。
宿題に部活に、テスト勉強。
最近の学生の毎日って、本当に忙しいと聞きます。
だけど、動画も見たいし、ゲームもしたいし、やりたいことの誘惑はそこかしこにあって、ついついそちらを優先して、やらなきゃいけないことが後回しになってしまう。
それって、そのくらいの年齢ではとっても普通のことだと思うんですね。(きっと同じように、やるべきことをやらずに遊んでる子どもに手を焼いているお母さんは多いはず。)
だけど、お母さんであるパンナコッタさんは、そんな息子さんの姿を見て、心配になってしまうのですよね。
「やるべきことあるのにやらないで、大丈夫なの?」
「提出期限が決まっているのに、終わらなかったらどうするの?」
「やらなきゃいけないことはさっさとやっちゃった方がいいのに、のんびりしてて大丈夫?」
きっとそんな風に、息子さんに対して色んな気持ちが出てきちゃうんだと思うんですね。
でも、元来繊細な息子さんですから、お母さんのそんな気持ちにも気づいているし、そもそも自分でもやらなきゃいけないことはわかっているのにできていない自分に対する後ろめたい気持ちもあるので
「やらなきゃいけない」義務感と、「できてない自分」に対する罪悪感の板挟みになって、気持ちが不安定になって、パニックになってしまうのかもしれません。
それって、とてもしんどいし、苦しいことですよね。
きっと、息子さんがパンナコッタさんに謝ってくるのも、元々自責の念が強いところで、お母さんの不安や心配の声で責められているように感じているからだと思います。
子どもも一人の人間ですから、色々なタイプがいますよね。
お母さんと似てる部分もあるし、似ていない部分もあるでしょう。
なので、「自分だったらこうするのに」という考えで相手を見ると、なかなか思いが通じないことも多かったりします。
それに、経験値が圧倒的に違うので、子どもには先にある問題が見えていないということが、親をヤキモキさせる原因にもなるんですよね。
私は、息子さんが安心して、かつ自信を持って自分の課題に取り組めるようになるために必要なのは
「お母さんからの信頼と応援」
なんじゃないかと思うんですね。
人間、不安な気持ちが強いと、ついつい状況をコントロールしたくなるものです。
目の前の相手に口を出しすぎてしまったり、手を貸しすぎてしまったり。
だけど、息子さんは息子さんなりに考えていることもあるだろうし、元々が真面目な性格で、ちゃんとやらなきゃっていう気持ちも強いし、お母さんに気を使える優しいお子さんなので、最終的には自分の力で成し遂げることのできる人だと思うんです。
そんな彼の底力を、信頼してあげませんか?
子どもって、思っている以上に親のことを見ています。
息子さんのように繊細なタイプだったらなおさら、お母さんの心の機微を敏感に感じ取っているはずです。
つまり、お母さんが不安を感じれば感じるほど、心配になれば心配になるほど、その不安や心配を、自分のことのように引き受けてしまう可能性があるってことです。
そして、親の心配って元々は愛情なのですが、子どもにとっては
「自分は信頼されていない。」
というメッセージになって伝わってしまうこともあるんですね。
なので、パンナコッタさんが息子さんに対して
「あなたなら大丈夫!」
という気持ちでどーんと構えて、息子さんのペースを見守ってあげることができれば、それだけで息子さんは自信をもって、目の前の課題に取り組んでいけるような気がするのです。
親が子どものためにできることって、決して「失敗させない」ことではなくて、「失敗しても自分で立ち直れる心の力」を持たせてあげることなのではないかなぁと、私自身も子育てをする中で思っています^^
つまり、自己信頼だったり、自己肯定感を持たせてあげるってことですね。
そのために必要なのは、実は「親自身の自己肯定感」だったりします。
お師匠様の本にも、こんなドンピシャな本がありますので、ぜひご参考まで。
パンナコッタさんが心配してることって、本当はどんなことなんでしょう?
息子さんがワークをやらなかったら、どうなっちゃうのでしょう?
息子さんがやるべきことをやらずに、やりたいことだけやってたら、どうなっちゃうと思うのでしょう?
そうなった時に、パンナコッタさん自身が恐れていることって、一体なんなんでしょう?
私は、そこがちょっと気になるんですね。
私たちは、自分の思い込みや観念を外側に投影して世界を見るものですが、親は特に自分の内面を子どもに映し出して見てしまいがちです。
めちゃくちゃ気を付けていないと、全く気付けないくらいに、無意識に親は自分の価値観を押し付けてしまったり、自分の価値観で子どもを判断してしまいがちなのです。
だから、もし子どもに「こんな風に育って欲しい」という期待があるのならば、まずは自分自身がそうあるように努力しなければいけないと、私は思っています。
「子育ては自分育て」なんて言葉がありますが、自分の中から出てきた身体的にも、心理的にも距離の近い相手だからこそ、子どもって、自分が抱えてきたたくさんの無意識に気付かせてくれる存在でもあります。
繊細な息子さんが、もっと自分を信じて、自分を肯定して、伸び伸びと育っていけるようになるためにも、まずはパンナコッタさん自身が、ご自分の内面の不安と向き合い、自分を勇気づけ、愛してあげるのも大切だと感じました^^
とても抽象的な回答になってしまいましたが、伝わりましたでしょうか…。
子どもは親を選んで生まれてくるという説もあります。
息子さんはパンナコッタさんを助けるために生まれてきた魂なのかもしれません。
彼が見せてくれる問題は、彼が与えてくれる”気づき”のプレゼントでもあるのだと思いますよ^^
どうぞその気付きをご自分のために活かして、パンナコッタさんが、お互いに自由と幸せを感じられる、豊かな親子関係を気づいていけることを祈っていますね!
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