【夫婦関係とお金について】
パートナーシップは「鏡」のようなものだと言われます。つまり、相手という鏡に映るのは、自分の持っている要素そのものなのです。
相手を見ることで、自分に気付く。
実は、それこそがパートナーシップの大きな役割なのかもしれません。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
はじめまして。
私は結婚して7年になる1つ下の夫と6才3才0才の3人の子供がいます。今夫婦関係とお金について悩んでいるので相談にのってください。
今まで私の倹約さと夫のルーズさが原因で度々お金の管理で揉めてきました。
結婚当初は私が家計を管理していましたが、2人目妊娠中につわりで家計をお願いしたところ、2ヶ月で20万円も食費に使ってしまい大喧嘩、、
相談した義母に節約もいいけど家計を締め付けすぎて夫がかわいそうとの発言もあり、家計を管理するストレスから解放されたくて、夫に任せました。
3人目を妊娠中に夫がクレジットカードで200万円の借金を作っていた事が発覚しまた大喧嘩、、
借金の中身は生活費など月々の支払えなかった分をリボ払いにしていき膨れ上がったようです、、。
借金は私の独身時代の貯金で返済し、家計管理もまた私へ、、無事3人目も生まれて6ヶ月たったころから夫に頼っていても仕方ない!と決意しパートから扶養を外れて時短フル?タイムになりました。(実家の会社の役員になっていてありがたいことに融通がきく環境です)
私の収入が上がったのを機に、お互いの口座から支払う費用を決めて、残りはお小遣いにしようとの夫の提案で先月からやってみたのですが、蓋を開けてみると結局夫の口座から必要な引落ができず未払いが続いています。
お金も不安、何より夫の何もかもルーズなところが1番不安です。(家事育児も悪気なく?非協力的な為、せてて3人目産後に上の子の送迎を頼んだところ、そのままずるずると無断遅刻が半年も続き降格になりました、、)
私は結婚前は大手の正社員だったのをメンタルがつらく結婚を機に退職したのですが、子供にも恵まれて、喧嘩をしつつも私のダメなところも受け入れてくれる夫と結婚してよかったと思う反面、夫のルーズさや無計画さやお金のなさに、自分の前職を退職したこと、夫と結婚したことをすごく後悔しています。
離婚はしたくないけれど、夫のお尻をたたきつづけるのも、夫に任せて借金ができるのも嫌です。
1LDの賃貸から引っ越したいのに、引っ越せない状態で、お金の不安と家の狭さと増えた仕事のストレスで子供たちへもイライラ、、
八方塞がりな気持ちに何かヒントをもらえたら幸いです、、!!
(もももももさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
こちらのご相談、とら子カウンセラーが秀逸な回答をしているので、そちらを読んで頂ければ・・・と思うのですが、僭越ながら私も、それとは違った視点で書いてみようかと思います!
まだ小さいお子さんも3人も抱えて、子育ても大変な時に、お金のことで不安や不満を感じたり、旦那さんに対して疑心暗鬼になってしまうのは、心が落ち着かずしんどいことと思います。
「金の切れ目が縁の切れ目」なんて言葉もあるほどですから、夫婦関係含め、人間関係においてお金の問題は、大きな影響を及ぼすものですものですよね。。。
少しでも、もももももさんの気持ちが楽になるように、一緒に考えていければと思うので、ぜひともお付き合いくださいませ!
まず初めに、現実的な話からするならば、家計の管理はもももももさんがやった方がいいんじゃないですかね?
家計のことは、各々の経済事情や価値観によるものが大きいので
>2ヶ月で20万円も食費に使ってしまい大喧嘩
というのが、多いのか少ないのか、一概には言えないのですが、大喧嘩になるということは、それがもももももさんの管理下のおいては異常値だということなんですよね。
妊娠中でつわりもひどかったということは、もしかしたら食事の支度も思うようにできなかったでしょうから、お惣菜を買ったり、外食が増えたり、ということもあったのかもしれませんね。
それでも、クレジットカードで200万円の借金というのは、ちょっと金額が大きすぎる気がします。(汗)
いくら生活費の足しとはいえ、リボ払いは手数料も高いですし、無駄な出費がかさむことが心配になってしまうのも当然だと思います。。。
おそらく、もももももさんの旦那さんは、「あるものの中でうまくやりくりする」というのが上手なタイプではないのでしょう・・・。
だとしたら、やっぱり何事も得意な人がやった方が平和だと私は思うので、義母から何を言われようと倹約家なのはもももももさんの才能だと思いますし、勝手に借金が膨れ上がるストレスより自分で管理するストレスの方が(多少なりとも)マシだとも思うので、個人的には、お金のことはもももももさんが思う通りに管理した方が良いんじゃないかな?と思うんですね。
家族は運命共同体ですから。自分たちの船が沈まないように、戦略を練るのも大事な仕事です!
あればあるだけ使ってしまう人(むしろ無くても使う人)の口座に、必要なものを支払うだけのお金が残るはずがありません。
だとしたら、自分たちの生活を守るために、旦那さんのお金を管理しても、全然良いと思うのです。遠慮せずに。
ただ、そんな風に言うと
「なんで、私ばっかり何もかもやらなきゃいけないの!?」
って、怒りが湧き上がる可能性もありそうです。
そう、つまりもももももさんは、ずーっと一人で頑張り続けているんだと思うのです。
子育ても、家のことも、一手に引き受けて、家庭を回してる。産後6ヶ月で働きに出て、夫の作った借金返済まで引き受けて。
そんな状態で、家計の管理までやれって言われたら、「なんで私ばっかり」って思う気持ちが出てきても、不思議ではありません。
その状況がしんどいからこそ、どうにか夫に頼ろうとして、できそうなことを任せたはずなのに、かえって状況は悪化するばかりで、全く頼りにならない。逆に迷惑ばかりかけやがる。
そんな状況では、ますます人に頼ることが難しくなってしまいますよね。
ご相談文を読む限り、もももももさんは「自分ひとりで抱え込んでやりすぎてしまう」傾向がありそうなのですが、どうでしょう?
昔から、そんな傾向はありませんか?
大手の正社員を辞めた、と書いてありましたが、その時はどういう理由で退職されたんでしょうか。
「メンタルがつらい」と言う書き方をされているので、もしかしたら、すごく頑張りすぎてしまって、気力体力を使い果たした、ということもあるのかなと思ったのですが、いかがでしょう?
頑張りすぎで人に頼れないタイプに多いのが、「完ぺき主義」だったりもします。
つい、自分で完璧にこなしたいと思うと、全部自分でやった方が安心するので、人に任せられなかったり、全てを自分の思う通りにコントロールしたくなったり。
ただ、人に任せないということは、人の成長のチャンスを奪うことでもあるので、周りが育たず、ますます自分ひとりでやらなければいけない環境を自ら作り出してしまうのです。ある意味、自分で自分の首を絞めちゃうんです。
もももももさんは倹約家、旦那さんはルーズということで、やはりパートナーシップというのは、バランスを取るようにできているのだなと改めて感じました。
うまく長所短所を補うようにできているし、「パートナーシップは鏡」なんて風にも言われるのですが(つまり投影ということですが)、まるで鏡のように自分の性質を相手の中に映すようにできているんですね。
師匠のブログに、こんな話がありました。
そう、相手という鏡に映るのは自分の持っている要素、そのものなのです。
自分がいいなと思う相手の性質は、自分の価値そのものですし、自分が嫌だなと思う相手の性質は、自分が否定している自分の性質そのものということになります。
もちろん、世の中で目に入るもの全てが、自分の投影ではあるのですが、距離が近ければ近いほど、強く目に入りますし、感情を動かされるものです。
だから、パートナーシップは嫌でも自分と向き合わざるを得ないんですね。(苦笑)
先ほどの師匠のブログにもありますが、自分が否定し隠している要素を、相手という鏡を通して見せられたら、自分自身を否定するのと同じ強さで、相手を否定するものですよね。
もももももさんが、旦那さんを通して感じるのは「ルーズさ」。
もし相手が鏡なのだとしたら、そのルーズさは、もももももさん自身が嫌い、否定し、自分の中から排除しようとしている性質なのではないでしょうか?
吐き気がするかもしれないけど。(笑)
それを、心理学的に「シャドウ」と呼ぶのですが、関係性が近ければ近いほど、自分の中にあるタブーやルールが強く反映するようにできているのですね。
▼シャドウの説明はおシショー様に譲ります。
それを、心理学的に「シャドウ」と呼ぶのですが、関係性が近ければ近いほど、自分の中にあるタブーやルールが強く反映するようにできているのですね。
ルーズさというのは、つまり、「ちゃんとしていない」ということです。そういう自分を否定している部分が無いか、少し自分を振り返ってみてください。
もしかしたら、その自分の「ちゃんとしてない部分」を抑圧するようになったからこそ、もももももさんはしっかり者で、頑張り屋で、自己管理がしっかりできるようになったのかもしれません。
だけど、あまりに自分の一部を否定しすぎて、逆に偏りすぎてしまうと、本来の自分らしいバランスを崩してしんどくなっちゃうんですね。
そして、自分の要素を嫌えば嫌うほど、それを持つ他人を許せなくなります。
自分自身への寛容さと、他人への寛容さはイコールだからです。
他人は変えられない、変えられるのは自分だけ、ってよく言いますよね。
その真意は、まぁ、色んな理屈で説明できるとは思うのですが、基本的には、他人を見ている自分の視点が変わらない限り、目の前の出来事の捉え方は変わらない、ということなのだと思っています。
もちろん、もももももさんが、旦那さんのルーズさをどうにかするために、旦那さんを変えようと手を尽くすのも可能だと思います。
だけど、それはとても時間がかかることだし、他人が自分の思うとおりに変わってくれる保証はどこにもありません。残念ながら、徒労に終わる可能性も大・・・。
だったら、自分が無意識に抑圧しているであろう「ルーズさ」を、自分の中で認めてみるのはいかがでしょう?というのが、一つの提案です。
ただ、自分が抑圧しているものを、素直に受け入れるのは至難の技でもあるので、お師匠様のブログによれば、「もしかしたら、私にもこういう部分があるのかもしれないなぁ・・・」と、遠い目をしながら(!?)ぼんやりと思うだけでもいいそうですよ!
そして、なぜその要素を自分の中で禁じるようになってしまったのかということについても振り返ってみると、もっと良いですね^^
一般的に、自分が「こうしなければ」と思う裏には、大きな「怖れ」が眠っているものです。
なんでルーズだとダメなの?
ルーズだとどうなっちゃうの?
倹約していないと何が起こるの?
その怖れと向き合ってみることで、なぜ自分がそれほどまでにルーズさを抑圧して、一人で色々なことを抱えて頑張らなければいけなくなったかの理由が、少し見えてくるかもしれませんね。
もしかしたら、過去にルーズさを否定された経験があるのかもしれません。
誰かのルーズさによって傷つき、反面教師にしたのかもしれません。
また、なんでも一人でやらなければ、という思考パターンの影には、「どうせ誰も頼りにならない」という諦めや心の痛みもあるのかもしれません。
自分と向き合い、抑圧した心を解放することができれば、目の前に見えている、その投影である旦那さんもまた、許し受け入れることができるようになるのではないでしょうか^^
もももももさんは、どんな家庭で、どんなパートナーシップで、どんな気持ちを感じながら、毎日を過ごしていたいですか?
そこに焦点を当ててみた時に、どんな情景が浮かび、どんな感情が湧き上がるでしょうか?
その、もももももさんらしい形の居心地よく、幸せな家庭を作り上げるためにも、この出来事をきっかけに、自分の内面と向き合ってみてくださいね!
もももももさんが、安心してお金と付き合い、自分らしい幸せなパートナーシップと家族関係を築けることを、心から祈っています!
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