愛あるみなさま、こんにちは。
サトヒです。
本日のテーマは「不安」です!
不安の実態とは
突然ですが、人間誰しも生きていく中で、多かれ少なかれ「不安」という感情を感じるものだと思うのですが、みなさんはいかがでしょう?
「こうなったらどうしよう」
「こうならなかったらどうしよう」
いずれにせよ、自分の思い通りに事が運ばなかったり、将来どうなるかわからなかったり、突然の出来事や大きな変化に見舞われたりしたような時、言葉にできない不安感と恐怖感に飲み込まれてしまうようなことって、あるんじゃないかと思います。
私自身、めちゃくちゃ不安を感じやすいタイプで、よく自分のネガティブな感情と、勝手に生み出した負のイメージの渦に飲み込まれていたんですよね。(それを、妄想とも呼ぶ・・・汗)
突然、夜中に孤独と不安と寂しさが襲ってきて、眠れなくなったり、いても立ってもいられず
パニックになりそうな気持ちをどうにか抑えて、身近な友人に電話をしてみたりってことをよくやっていましたね~。(夜中でもかけてたので、大層迷惑な奴でした。)
そもそも、私は相当なビビりの小心者でして、「不安神経症なんじゃないか?」と思う節があります。
風の音が大嫌いで、お化け屋敷は怖くて目を開けられず、採血は横になってやらないと、迷走神経が反射して気を失いそうになるし
目に風を当てる視力検査では、椅子から転げ落ちそうになるほど驚いてしまいます。(苦笑)
今はこうして、心のことを学んだおかげで、自分の不安に振り回されるようなことは随分と少なくなりましたが、思い返してみれば、私は状況をコントロールしたいという欲求が強かったのかもしれません。
だからこそ、自分ではコントロールできないような出来事(例えばパートナーの気持ちだったり、仕事の環境だったり)に遭遇するたびに、嵐に巻き込まれた船のように沈没してしまう。
それはそれは深い海の底で、一人絶望に浸っていたような時期もあります。
ただ、そういう時に感じてる「不安」って、漠然としていたりするんですよね。
もしかしたら、目の前の出来事から、無意識に「死」や「孤独」や「苦しみ」を連想しているだけだったのかもしれません。
特に、現代人の抱える「お金」の不安って、「食べられなくなる=飢餓への恐怖」に紐づくと言われています。
つまり、人間の本能的な生存欲求に関わるわけです。
そもそも、命の危険を感じた時にあれこれ考えていては逃げ遅れたりして命を守れないわけですから、不安を感じると理性が吹っ飛ぶように、うまく神様が作ってくれているんでしょうね。
そこに恐怖を感じなかったら、人間が絶滅しちゃうかもしれないんですから。
そのくらい「不安」は重要な情動のひとつであり、本能的な反応でもあると言えるわけです。
不安に寄り添い、掘り下げる
私がもし、カウンセリングに来たクライアントが不安に振り回されている状態だと感じたら、まずはその不安の実体を明らかにするべく、色々と掘り下げて聞いていきます。
何が一番不安なの?
どうして不安なの?
どうなったら不安なの?
普段から不安を感じやすいタイプ?
不安を感じてる時の身体の感覚ってどうなってる?
その感覚って、以前もどこかで感じたことない?
そもそも、その不安に思ってることって本当のことなの?
その不安なことって、今既に起こっていることなの?
そんな質問への回答を探すうちに、自然と思考優位になっていくので、暴走した感情が収まってくるし、何より自分を客観視できるので、不安の渦から一歩外に出ることができるわけですな。
これは、自分自身への質問という形でも使えるので、ノートに書き出しながらやってみるのも良いと思います^^
そして、何より大事なのは、自分で自分の不安を受け止めてあげること。
自分の不安な声を聞いてあげる。
不安だと感じている気持ちをわかってあげる。
意外と、不安に感じている時って、これくらいで不安を感じてる自分はダメだとか、どうにかできない自分はダメだとか、なんやかんや理由をつけて、無意識に自分を責めてたりしません??
それって、不安でいっぱいいっぱいな自分に追い討ちをかけるようなものなので、余計に自分の不安を煽る結果になりやすいんですよね~。
だから、不安な時ほど自分に優しく、を心がけてあげると良いと思うのです。
物理的に、身体を温めるのも効果的だそうですよ^^
不安を悪者にせず、うまく付き合う
表面的には、様々な不安があるものですが、自分の感じている不安の根っこには、「自己信頼の欠如」があるものだと思っています。
そう書くと堅苦しいけど、つまるところ、自分に自信を持てないとか、自分を信じられないとか、そういうことですね。
自分の選択に自信が持てなかったり、つい自分を否定的に見てしまうようなことが普段から多かったりすると、必然的に自分の未来にも懐疑的になり、ついネガティブな側面ばかりを想像してしまうものだと思うのです。
すると、「自分には、この状況をどうすることもできない!」という危機意識が強まってしまうわけです。
そもそも、不安の感じやすさって、その人の生まれ持った素質と、育った環境によるものとの言われています。
子供の内から、大胆な子、繊細な子がいます。
日本人はセロトニンという脳内物質を運ぶセロトニントランスポーターというたんぱく質の一種が少ないんだそうです。
セロトニンは安心感ややる気の元になる物質なので、日本人はその伝達が世界一少ない=不安を感じやすい民族という説もあります。
また、セロトニンというのは、男性よりも女性の方が少ないですし、毎月の女性ホルモンの変化の影響を受けるそうです。
ここまで書くと、日本人女性は、不安を感じやすい素質を持っていると言っても過言じゃないのではないでしょうか・・・。
なので、不安を感じやすい自分の性質を、一概に自分個人の性格の問題にする必要は無い、ということは覚えておいて頂ければいいと思います。
先ほども書いたとおり、不安を感じる自分を責めてしまうと、ますますがんじがらめになってしまいますもんね。
ということで、不安を感じてしまうのがしょうがないことなんだったら、その不安自体を無くそうとするよりも
自分への信頼感を高めて、「どうにかなる!」と信じられるようになる方が、根本的な対策になると思うのです^^
心配事の9割以上は実際に起こらないなんて風にも言われます。
だからといって、人間として生きる以上、不安を完全に消すことはできません。
なので、不安を無くすよりも、うまく付き合う、対処する、ということを考えていってはいかがでしょうか?
不安から、本当の望みを知る
また、「こうなったらどうしよう」と自分が不安になるようなことを考え続けるって、マイナスの自己暗示を自分にかけ続けているのと同じなんですよね。
ネガティブなイメージトレーニングとでもいいましょうか・・・。
なので、きっと不安を感じている時って、自分を怖がらせるようなことばかり、無意識にイメージしているんだと思うんです。
そんな状態で、不安を打ち消そうとして、前向きなエネルギーを出そうと思っても、なかなか難しいものですよね。
おそらく、不安な気持ちと、前向きでいたい気持ちがぶつかり合って、相殺されて身動き取れない状態になっちゃうんじゃないかと思います。(汗)
そもそも、不安っていうのは先を読める賢さであって、自己防衛機能の一つでもあるのです。(IQ高い人ほど、不安が強いって研究結果もあるらしいし・・・ってことは、私も!?という自画自賛。笑)
きっと、その自分の慎重さによって助けられたことも多々あるはずなんですよね。
まぁ、それが成功体験になってしまって、逆に手放せなくなっている可能性もありますが、「不安」そのものを悪者にする必要はないと、私は思っています。
何事も、大事なのは「バランス」だと思うので。
なので、不安を感じている自分の言い分を聞きつつ、うまく慰めながらも、自然と前に進みたくなるようなイメージを、自分の中に作ってあげることをオススメしてます。
それは、「こうなったらどうしよう」よりも、「こうなったらいいな」を見るということ。
「こうなったらどうしよう」って、ある意味”他人軸”に振り回されている状態でもあるんです。
自分の人生の主導権を、周りの誰かに引き渡してしまっているような状態です。
ネガティブな感情というのは、自分にとって好ましくないことを教えてくれるきっかけでもあります。
なので、それを逆手にとって、自分にとって好ましい、理想の状況を改めて見直す機会にしてしまいませんか?ってことですね^^
今の状況を自分は不安に感じているけど、どうなったら幸せなんだろう?
自分は、どんな風に生きていきたいんだろう?
自分は、どんな環境で、どんな人と、どんなことをしたいんだろう?
現状への不安や不満は、真に自分らしい生き方を見つけるチャンスにもなり得るのです。エイブラハムの言う、「コントラスト」ってやつですね。
感謝のパワーで癒す
あとは、ありきたりですが、やっぱり感謝ですかね~。
どんなに不安ばかりだったとしても、どんな状況でも陰陽両面あるのがこの世の仕組み。
物事の陰(ネガティブ)ばかりを見て自分を不安にさせてしまうのではなく、ちょっと無理やりにでも陽(ポジティブ)を探してみる。
無意識に自分が焦点を当てていることが拡大するのもまた、この世の仕組みの一つであります。
ちょっとずつでいいので、自分を喜ばせる、幸せにする考えにシフトしていけるといいですよね^^
ただし、しんどい時は無理をしない、が基本ですがね!!!(特にやりすぎ傾向のある武闘派は注意!)
不安な時の対処法・5条
ということで、不安な時の対処法まとめ。
1. 不安を本能的な情動と捉え、冷静になれるよう、不安を思考的・客観的に考えてみる。(書き出したり、信頼できる人に聞いてもらうのがオススメ)
2. 不安は不安としてありのまま受け止め、不安を感じている自分を肯定する
3. 自己肯定感と自己価値を高め、「状況をどうにかする自分」を信頼する
4. 不安を逆手にとって、自分にとっての理想的な状況を考える
5. 目の前の状況のポジティブな側面、感謝できることを探してみる(しんどい時は無理しない!)
とはいえ・・・長年染み込んだ思考パターンによって不安を感じている人にとっては、言うは易し、行うは難しの典型かもしれませんが。(汗)
そんな時は無理せず、プロの力を借りて、自分の無意識からがっつり変化させ、不安に捉われにくい自分にシフトしていくことをオススメします!
ではまた。
コメント