「何もしない」が、最高の何かに繋がることもある:変えようとするのではなく受け入れてみる【ココロノマルシェ】

ココロノマルシェ

【精神的自立の仕方を教えて下さい】

生粋の頑張り屋さんは、やりたいことをやる気力や体力を使い尽くすくらい、やるべきことをきっちりやってしまうことがあります。

でも、そもそもなんでそんなに頑張ってしまうのでしょう?なぜ、頑張らなければいけないと、自分を追い込んでしまうのでしょう?

「精神的自立」というのは、自分の幸せに責任を持つことだと思うのです。

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

精神的自立の仕方を教えて下さい
はじめまして。 長年の悩みを相談させてください。 私は「学校」とか「部活」という枠組みでしか頑張れず一人になると無気力に...

はじめまして。
長年の悩みを相談させてください。

私は「学校」とか「部活」という枠組みでしか頑張れず一人になると無気力になってしまいます。ちなみにもうアラフォーです。

「会社」という枠組みではこの年までどうやっても馴染めずずっと惨めで無気力を払拭出来ず転職を繰り返してきました。

だから仕事の傍ら、習い事で「学校」に行き、そこの「生徒」で居るうちは、生き生きと出来、結果も出せます。

それの、繰り返しをしています。

ちなみに大学では上手くいきませんでした。志望の公立大に落ち私大に行った学費のプレッシャーもありかなりの抑鬱状態で、4年間ひどい状態で過ごしました。

高校時代とうってかわって暗くなり、打ちとける仲間も作れず、一人暮らしの家に帰るのが辛すぎて(でもホームシックではありません、昔から実家に居るのは息が詰まりました。別に虐待とか機能不全とかではなくてただ少々祖父母の権威の強い厳しめの家でした)勉強もせず、部屋にも帰れず、友達もいず、ただコーヒーショップをハシゴするのを夜中までしてました。

さすがに、家で課題をこなせないことに危機感を覚え(学部的に、学校の施設か、自分の部屋でしか出来ない課題でした)、その頃から心理学で自分の弱い部分を改善しようとするようになりました。

その頃から20年近く経ってます。
あの頃のひどい抑鬱に比べたらだいぶマシになりました。

でも、それも10年近くになるパートナーがずっと側に居てくれているからで、精神的に自立出来てないのは相変わらずです。

もう何年も、パートナーに支えてもらいながら、自営の仕事をしていますが、確定申告が要らないほどの収入です。

その理由も自営の勉強を会社員の傍ら学校でしてた時は、馬力が出て、結果もびっくりする程出せていました。だからパートナーは私に期待してくれてます。

学校を卒業した途端、予想はしてたのですが、燃え尽きました。仕事の依頼はチラホラ来るようなったのですが、せっかくのチャンスを燃え尽きでものに出来ず今に至ります。

講座のようなものに短期間でも行くと、その枠の中では情熱的にやれます。ですが、同じことで終わると同時に燃え尽きます。

でも私は決して優等生タイプではありません。

これまではこの性格を受け入れて活かそうと、自分に合う「学校」を探し、勉強し、馬力を出してきました。

でも、会社員も辞めた今は費用対効果が無さすぎてこの性格じゃ赤字です。

また課題ならいいけど、仕事で継続的に自分で判断したりコントロールが必要になると、俄然弱さが露呈しました。

とりとめなくなりましたが、自立系武闘派のカウンセラー様がたに、「自立」と闘い方をお教えいただきたいです。

パートナーのためにも変わりたいです。

(多糖類さん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!

ついペンネームが気になって、Google先生に聞いてしまいました・・・。

多糖類とは・・・加水分解によって二分子以上の単糖類を生じる糖類のこと。セルロースやでんぷん、グリコーゲンなど。

調べたところで、私にはなんのこっちゃですが、よく食品添加物のところに「増粘多糖類」と書いてあることがあるのですが、それってつまり「でんぷん」ってことだったのか!ということはわかりました。

だから、とろみがつくのね~。

と、余談はさておき。

学校など、所属する場所で「やらなければいけない課題」なら頑張ってできるけど、自分のペースでやろうとすると気力が湧かず続かない、といった感じでしょうか。

なにしろ私もですね、課題を出されると、めちゃくちゃアドレナリンが出るタイプでして、課題をこなすことに達成感と満足感を感じるタイプなんです。

根本先生のお弟子さん講座でも、課題の期限は守りましたし、やれと言われたことは全部やったつもりです。(そして、私も全く優等生ではないのですが、優等生と言われております。)

が、しかーし!

やはり、アドレナリンが出まくって、一気に普段以上の力を出すせいでしょうか。

終わった後、腑抜けの殻になりました。(笑)

しばらく、何もやりたくなくなりました。

多糖類さんも、もしかしたら、そんな状態を繰り返しているんじゃないかな?と思ったんですね。

多分、本質的に多糖類さんは「頑張り屋さん」なんですね。

やるべきことを、きちんとこなせる頑張り屋さんです。

ただ、おそらくですが、やりたいことをやる気力や体力を使い尽くすくらい、やるべきことをきっちりやってしまうのでしょうね。

そしてなにより、そんな風に頑張れる自分じゃないとダメだと思っているように見えます。

なんで、そんなに頑張らないとダメなの?

馬力と結果を出しまくらないとダメなの?

そこは、ちょっと掘り下げて自分の心と対話してみて欲しいと思いますね~。

家族から受け継いだ価値観

ちなみに

>昔から実家に居るのは息が詰まりました。別に虐待とか機能不全とかではなくてただ少々祖父母の権威の強い厳しめの家でした

と書かれていますが、別に虐待とか機能不全とか、わかりやすく何か異常がなくても、家庭環境の影響というのは受けるものです。

私たちは、まっさらな価値観で生まれますので、成長する過程で接した周りの大人の価値観の影響を受けるものです。

それが、自分に合わなかったり、自分を否定するものだったり、恐怖や不安を感じるようなものばかりだったらどうでしょう?

どうしたって、ありのままの自分を否定的に捉え、自分に対して厳しい目を向けるようになりますよね。

「祖父母の権威の強い厳しめの家」と表現される、多糖類さんの家族は、多糖類さんにどんな価値観を植えつけたのでしょう?

それは

努力し続けなければいけない

なまけてはいけない

やるべきことはきちんとやらなければいけない

約束事は守らなければいけない

といった、「ちゃんとした自分でいなければいけない」という価値観だったのではないでしょうか?

ちゃんとした自分、というのは、多糖類さんにとっては「やるべきこと」「こうあるべき自分」

でも、本来の多糖類さんって実は、「やりたいことを自分のペースでのんびりやりたい」人なんじゃないかな、と感じました。

学校とか部活とかセミナーとかって、つまり他人の目があるところ、だと思うんですね。

「こうあるべき自分」というのは、他人の目、つまり他者から求められる自分なのではないでしょうか?

その”他者”というのが、家族の誰かの目を投影している可能性もありますが、頑張ったり、馬力を出して結果を出すというのは、誰かの期待に応え続けている状態ということなのだと思うのです。

逆に言えば、無気力で、頑張れない自分というのは、認められない、許されないと思っている部分なんでしょうね。

でも、それって本当なのかしら?

頑張れないと認められないというルールを、まずは疑ってみてください。

もしかしたら、家族がそんな価値観を持っていて、多糖類さんにも無意識にそれを強要してきたかもしれない。

でも、多糖類さんは選べるんですよ。

自分の人生の価値観は、自分で選んでいいんです。

大切なことを大切にするために、頑張ることを手放す

社会的にも、「頑張る」って美徳とされてますよね。でも、それが合う人、合わない人、好きな人、嫌いな人がいて当然なのです。

頑張りたくて頑張るのと、頑張らなければいけなくて頑張るのは、使うエネルギー量が全然違います。

今の多糖類さんは、頑張らなければいけないことを頑張りすぎて、エネルギーが枯渇してしまったような状態なのではないでしょうか?

言葉がアレですが、「もぬけの殻」みたいな。(ちなみに、もぬけの殻って、へびとかせみの抜け殻のことらしいです。)

だとしたら、まずはそのエネルギーをチャージしなくちゃ。

充電の切れたスマホは、とりあえず充電しなくちゃ使えません。

頑張れない時は、休みなさいという神様からのメッセージです。

その時に一番エネルギーを奪うのは、「頑張れない自分を責めること」なのです。

頑張れない自分を責める癖は、きっと多糖類さんが家族から受け継いだものだと思います。

それは壊れたCDプレーヤーのように、呪いのように、多糖類さんの中で鳴り続けているのかもしれません。

でも、なんで休むかと言えば、本当にやりたいことに、自分らしく生きることにエネルギーを使うためなんです。

そういえば、天下の大御所くまのプーさんは

「何もしないは、最高の何かに繋がるんだ」

とおっしゃっておられました。

頑張りやさんが休むって、とても勇気がいることなんですが、頑張れない自分をこれ以上責めず、心穏やかに毎日を過ごすことを最優先にしてみてくださいね。

おそらくですが、今多糖類さんに必要なのは、自分を変えることではなく、自分を受け入れることです。

そんな自分を10年も支えてきてくれたパートナーがいることにも、申し訳なさより、感謝の気持ちを感じましょうね^^

そして、二人で一緒に幸せになるにはどうしたらいいかに、少し意識を向けてみましょう。

多糖類さんにとっての幸せ。

彼と一緒に感じたい幸せ。

どんなに小さいことでもいいので、思いつくだけ紙に書き出してみましょう。

何がしたいですか?

何が楽しいですか?

どんな気持ちで生きていきたいですか?

自分にとっての、”最高の何か”って何でしょう?

誰かの期待に応えようと頑張ってきた自分を労いましょう。そして、もう自由にしてあげましょう。

そうやって、自分の幸せに責任を持つ・・・つまり、自分の幸せを自分で叶える覚悟をすることこそが、「精神的自立」なのだと私は思っています。

頑張れない自分でも、弱い自分でも、幸せはいつだって感じられるものですよ^^

多糖類さんが、自分自身を認め、受け入れ、その自分のままで成功していけることを祈っています!

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