”繊細さ”に生き辛さを感じる人へ。豊かな感性と共に生きられる幸せに目を向けてみよう。【ココロノマルシェ】

ココロノマルシェ

【感情のコントロールと対人関係】

私たちは、自分の欠けている(と感じる)部分を埋めようと頑張りすぎてしまうことがあります。

だけど、どんな性質にも長所短所があるのだとしたら、「欠けている」部分を改善しようとし続けるよりも、「あるもの」を長所として活かす方が幸せなんじゃないかと思うんです。

「繊細さ」は弱さのように捉えられがちですが、人生をより深く味わうことのできる、素晴らしい才能の一つでもあるのです。その才能を、もっと堂々と、自分の喜びのために発揮してみてはいかがでしょうか?

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

感情のコントロールと対人関係
周囲からの刺激にとても反応してしまったり、人間関係がうまく築けなくて悩んでいます。 刺激というのは大きな音や大きな声だけ...

周囲からの刺激にとても反応してしまったり、人間関係がうまく築けなくて悩んでいます。

刺激というのは大きな音や大きな声だけでなく、趣味の映画やドラマ、テレビなどを観たときも同じで、心の揺らぎを整えられず、引きずってしまいます。

ネガティブなものは避けるようにしていますが、好きなこととうまく付き合うにはどうすればいいのでしょうか?

職場では苦手な人がおり、狭い職場で接触が避けられず悩んでいます。

何か言われても流すようにしているのですが、同じ空間に1日いるだけで疲れきっていまいますし、会話するときに何故かうまく声が出せなくて普通に会話するのも難しいことがあります。

そんな状況なので相手も距離を置かれてしまい、うまく環境になじめずにいます。

職場を変えれば済むかもしれないですが、これまでもうまく対処できなかったことが多々あり、克服したいと思っています。

(つるさん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!

つるさんは、”HSP”とか”エンパス”なんて言葉を聞いたことがあるでしょうか?

HSPというのは、Highly Sensitive Personの頭文字を取ったもので、和訳すれば「超感覚人間」とでも言いましょうか。

生まれつき感覚の感度が高く、刺激に敏感な他人のことを言います。

エンパスというのは、「共感力が高い人」のことです。(英語でempathyは”共感”という意味です。)

思いやりというレベルを超えて、他人と自分の感情の区別がつかないほど、他人の気持ちやエネルギーを感じ取ってしまう敏感な人のことを言います。

私はつるさんのご相談を読んで、もしかしたらつるさんはHSPやエンパスの傾向があるのではないかな?と感じました。

日本人は、「察する」ことを求められる文化的な背景から、5人に1人くらいの割合で、HSPやエンパス的気質を持っている人がいると言われています。

ただ、5人に1人と言っても、全体の20%ですから多くはないですよね。

HSPやエンパス傾向のある人は、なかなか周りに自分の繊細さを理解してもらえず、周りに合わせて自分を変えようとしたり、我慢して耐えようとしたり、生きていく上で苦しく感じることも多いのではないかなと思います。

もしかしたら、つるさんも同じように自分の気質を「改善しなければいけない欠点」のように感じてしまっているのかもしれません。

心の揺らぎを長い間引きずってはいけない、とか、苦手な人ともそれなりに合わせていかなければいけない、とか。

もちろん、社会生活を送る上では、そういうのを無意識に求められる場面が多いのだと思います。

「みんな仲良くするべき」とか、「常に前向きに明るくふるまわなければいけない」とか、そんな無意識の圧力のようなものを感じることあるかもしれません。

それに加えて、今は男性優位の男性社会のため、女性の自然な感情のゆらぎや、感覚の鋭さ、繊細さが受け入れられにくい世の中でもあります。

なので、女性的な感性が鋭い人ほど、どうしても周囲に合わせるために、本来の自分らしさを封印して頑張らなければいけない風潮も強いように感じています。

つるさんもきっと、とても女性的で豊かな感性をお持ちの方なのだと思うので、日ごろから頑張って周りに合わせようとしすぎて疲れてしまうことが多いのだと思います。

だけど、人間誰しも限界があるものですよね。

どんなに周りに合わせようと頑張っても、これ以上は自分を曲げられないというポイントがあるはずです。

つるさんは、これまでずっと周りに合わせようと頑張り続けて、とうとうその地点まで辿りついてしまったから、苦しいのではないでしょうか。

だとしたら、自分を周りに合わせ続けるのではなく、自然体の自分に合う場所に移動するのも自分を大切にする方法の一つです。

なので、合わない職場に居続けることを選ぶのではなく、素直に職場を変えるという選択肢は、全然悪いことではないと思います。

それに加えて、自分の生まれ持った気質や性格を自分の個性として受け入れて、うまく付き合っていく方法を学ぶのも大切なことかもしれません^^

「繊細さ」を長所として活かす

ついつい私たちは、自分の欠けている(と感じる)部分を埋めようと頑張りすぎてしまうことがあります。

周りと比較して、自分には何かが足りない、もっと努力しなければいけないと、できないことをできるようになるまで、まるで自分に合わない鎧を無理して着続けるかのように、自分に頑張ることを強制し続けてしまうのです。

だけど、どんな性質も長所短所は表裏一体。

自分の生まれ持った”自分らしさ”の「悪い面」ばかりを見てどうにか改善しようと思うのではなく、「良い面」を見てあげて活かすことが「自己肯定感」を高めることにも繋がります。

つるさんの繊細さは、自分の気持ちを不安定にさせたり、人間関係がうまく築けない原因にしかならないのでしょうか?

私は、そんな風には思わないんですね。

大きな音や強い刺激は苦手かもしれないけど、他の人には気付けないようなささやかな自然の変化を敏感に感じ取ることができたり、アートなどの繊細な表現を他の人の何十倍も深く楽しむことができたり。

本や映画なども、まるで自分が体験しているかのように感情移入して、細部までじっくりと味わうことができたり。

言葉にならない感情を汲み取って、支えが必要な人の傍に寄り添うことができたり、愛を与えることができたり。

きっと、他の人にはできないたくさんのことが、つるさんにはできるんじゃないかと思います。

それはまさに、つるさんの才能であり価値であり、魅力なんですよね^^

今まで通り、苦手なものやネガティブなものは避けた方が良いと思うので、ぜひ続けてください。

>何か言われても流すようにしているのですが、同じ空間に1日いるだけで疲れきっていまいますし、会話するときに何故かうまく声が出せなくて普通に会話するのも難しいことがあります。

と書いてくださっていますが、基本的にHSPやエンパスの人は、他人との距離が近くなりがちなので、自分の負担にならない程度の距離を置くというのは、自分の身を守る上でとても大切なことなのです。

もしそれで、相手が距離を置いたとしても、それはそれで仕方のないことです。それは、自分と相手との間で、必要な距離なんです。そこに、罪悪感を感じる必要はありません。

もし、何か相手のことで心が動揺するようなことがあれば、「私は私、他人は他人」とおまじないのように唱えてみるのも良いと思います。

そもそも相手の感じていることは、つるさんの責任ではありません。

相手は、自分が好きなように物事を捉えて、自分が感じたいことを感じているだけですから。

他人の感情を、自分の感情のように感じ取ってしまう人は、無意識に相手の感情の責任を取ろうとしすぎて疲れてしまうことが多いように思います。

だけど、相手の感情の責任は、相手にあるんです。そして、それと同様に、自分の感情の責任は、自分にあります。

だから、同じ空間で過ごしてぐったりした時は、何よりも自分の気持ちをリセットすることを最優先にしましょう。

自分がいつでも機嫌良く、気分良くいられるよう心を配るようにしましょう^^

相手のエネルギーを感じすぎて疲れたような時は、塩を入れたお風呂に入るのも良し、何か集中できることをするのも良し、瞑想なんかも良いかもしれません。

つるさんのように、持って生まれた繊細さから、自他の境界線が引きにくく、つい他人軸になってしまいがちな人は、自分が自分の中心に戻れる時間を、ちゃんと確保してあげるのが大切なのです。

>ネガティブなものは避けるようにしていますが、好きなこととうまく付き合うにはどうすればいいのでしょうか?

とのことですが、無理して嫌なことを自分に課すよりも、自分が好きなこと、仲良くしたい人との距離を近づけられたらいいのだと思います。

自分が好きなもの、心地良いもの、喜びを感じられるものを、自分の感じることに正直に遠慮なく選んでいきましょう。

もちろん社会生活を送る上で、最低限のやり取りは避けられませんが、誰にでも平等に、同じだけの距離で付き合う必要なんて、どこにもありません。

つるさんのように繊細な感性をお持ちの人ほど、自分にとっての”心地良さ”に、もっと貪欲になっても良いのではないかな?と思うのです。

繊細で敏感な人は、他の人には気付かないような微妙な差でも感じることができるので、だったら私はその性質をもっと活かして、自分の感性にフィットするものを身の回りに集めてあげて欲しいのです。

ちょっとした肌触り、香り、雰囲気の違いがわかるのが、HSPの特性であり、長所です。

そんな繊細で美しく、素晴らしい才能を、もっと自分を生きやすくするため、もっと自分を幸せにするために発揮してあげたらステキですよね^^

▼HSPについてよくまとまっていたサイトがあったので、ご参考まで。

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先ほども書きましたが、ご自分の生まれ持った気質を「ダメなもの」や「短所」として捉えるのではなく、それがあるからこそできることという「長所」を見てあげるようにして、その才能をのびのびと発揮できるようにしてあげると、もっと生きやすくなると思います。

自分の持って生まれたステキな才能を、大切に育ててあげてくださいね!

つるさんが、もっと自分の感性に正直に、ありのままの自分らしさを受け入れて、自分にとって居心地の良い環境を作り上げていけることを祈っています!

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