【彼といると無気力になるのはなぜ?】
頑張ることがデフォルトになっていると、リラックスしたり、緩んだ感覚を「無気力」とか「やる気がない」と感じてしまうものです。
そもそも、頑張らなければダメだと思っているのは、自分だけ。本当は、頑張らなくても愛されるし、頑張らなくてもうまくいくし、頑張らなくても幸せになれる。
親密感の怖れを乗り越えて、頑張らない自分に居場所を与えてあげませんか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
以前、こちらで就活のご相談をさせて頂いた者です。
その節は本当にお世話になりまして、紆余曲折、いろいろと壁にぶち当たりながらのろのろ亀スピードではありますが就職活動を続けることにしました。(この前は就活イベントに参加できました!)
ご回答を下さったカウンセラーの方にお礼を述べたいです。ありがとうございました。それで、またまた今回相談させて頂きたいのは、5~7月就活を休止中にできた初めての彼氏とのことです。
彼と付き合い初めて3ヶ月が経ち、これまで喧嘩など特にせず、穏やかに過ごしてきていたのですが、最近になって彼の好意を上手に受け取ることができない自分に気づきました。
自分でも頭をフル稼働させて考えたのですが原因が分からず、彼といると気持ちがいっぱいいっぱい(自分は彼といたいのに、離れたくないのに、彼からそう言われると耳を塞ぎたくなるのはどうして?)になり、彼と過ごす時間を以前のように楽しめなくなっています。
これでは彼も私もダメになると思い、距離を取ろうとするも体が言うことを聞きません。
離れたくない!動きたくない!と、飼い主に似たのか頑固なヤツです…。
そして、そんな彼もまた自分のしたいことに今一歩勇気が出ないようで、就活に対して一歩進み二歩下がる私を見ると「引っ張られる」そうです。
(なんだか私たち似たもの同士ですね…)さらに面白いのが、一刻も早く彼と離れて自分の時間を過ごそう!となって、彼の家から出て200メートル先のマクドナルドで腹ごしらえをしていると、彼の家にいたときとは考えられないほど冷静になって、「あれ?私、なんで彼といられないなんて思ったんだろう?」と不思議なくらい思考が働く(ような気がする)んです。
もうこれは彼といると思考が働かない(考えたくない、何もしたくない、楽しいことだけしたい、将来とか知らない)ってことなんでしょう!(無理やり)
でも、これが起きるのはなぜなんでしょう?そんでもって、彼の家には人を無気力にさせる魔法でもかかっているんでしょうか?
ご回答頂けましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。。(サトウさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
いつも、ココロノマルシェをご利用ありがとうございます~!
>その節は本当にお世話になりまして、紆余曲折、いろいろと壁にぶち当たりながらのろのろ亀スピードではありますが就職活動を続けることにしました。(この前は就活イベントに参加できました!)
とのことですが、それはこちらのご相談ですね!
この時は、ふぁーこカウンセラーが回答してくれたようですが、本当に彼女は若いのに(は余計か?)優秀でして…
ファンキーで独特なイラストと共に、かなり本質を突いてくる鋭い切り口でお悩みを解き明かしながらも、イラストのゆるさで寄り添ってくれる、絶妙なバランスのカウンセラーです。
最近は、グルジア湯上りラジオという謎の音声ブログが開始された模様です。(内容は至ってマジメというギャップ)
Let’s listen to it!
さて、今回のご相談は…「のろけ」ということでよろしいでしょうか!?(笑)
就活を一旦お休みしたら、彼氏ができたなんて良い流れですね~!
とはいえ、付き合って3ヶ月もすると、お互いのアラも見え始めますし、元々持っていた自分のパターンのようなものも、じわじわと現れ始めるものです。
恋は盲目なので、最初は色々見えないもんなんですよ!いわゆる「ロマンス期」ってやつですね。(っていうと、元も子もないけど)
その時期を過ぎると、冷静さを取り戻してきて、元々の自分というのが色々と出てくるようになるのだと思います。
>彼と付き合い初めて3ヶ月が経ち、これまで喧嘩など特にせず、穏やかに過ごしてきていたのですが、最近になって彼の好意を上手に受け取ることができない自分に気づきました。
これは、いわゆる「親密感の恐れ」というやつではないでしょうか。
サトウさんって、意外と野良猫気質?
ロマンス期を抜けて、はっと気付いてみると、いつもの自分が見えてきて、「こんな自分を彼は受け入れてくれるのかしら?」と不安になる。
それは、前回のご相談での就職活動中に感じていたことと同じで、ふぁーこカウンセラーも指摘している、元々の自己肯定感の低さにつながっているのではないかな?と思いました。
頑張らないと愛されない
このままの自分では許されない
ちゃんとしていない自分では認められない
などなど、自分に対してそんな風に思い込んでいることはありませんか?
もしそんな思い込みがあるのだとすれば、それができない自分のことを否定してしまうものですし、そのままそっくり相手からもそう思われているだろうと感じるので(投影の仕組み)
「このままの自分では、きっと彼は愛してくれないはずだ」
と思い込み、不安になるんですね。
そうすると
>(自分は彼といたいのに、離れたくないのに、彼からそう言われると耳を塞ぎたくなるのはどうして?)になり、彼と過ごす時間を以前のように楽しめなくなっています。
こんな風に、「ダメな自分につき合わせてしまって申し訳ないし、彼はきっと気を使って私を好きだと言ってくれているに違いない」などと判断し、相手の言葉を素直に受け取ることもできず、罪悪感からその場にいることを楽しめなくなってしまうわけです。
なので、ここは自己肯定感を高めることで、感じ方が変わっていくと思いますので、ふぁーこカウンセラーが書いてくれた内容を参考に、ご自身と向き合っていくと良いと思います。
>そして、そんな彼もまた自分のしたいことに今一歩勇気が出ないようで、就活に対して一歩進み二歩下がる私を見ると「引っ張られる」そうです。 (なんだか私たち似たもの同士ですね…)
というのは、まぁ、近しい関係ほど無意識に同調するものですから、自然な流れなんじゃないかな?と思いました。
むしろ、それってお互いがそれくらいリラックスできて、緩める場所ってことなのではないかな?と思うんですよね。
つまり、良いことなんじゃないかと。
きっと、これまでのサトウさんは無意識に頑張りすぎてしまう、生粋の頑張り屋さんなんだと思います。
頑張っている時って、基本的に思考優位で、頭でぐるぐる考えすぎてしまうものですよね。
そんなサトウさんが
>もうこれは彼といると思考が働かない(考えたくない、何もしたくない、楽しいことだけしたい、将来とか知らない)ってことなんでしょう!(無理やり)
という風になれるってことは、それくらい自分の思考が緩んで、今を感じられるようになっている、ってことだと思うんです。
そもそも、頑張ることがデフォルトになっていると、リラックスしたり、緩んだ感覚を「無気力」とか「やる気がない」と感じちゃうものですが、頑張らずにいられるって、すごい変化ではないですか?
前回のご質問で
>卒論、就活、将来…自分の手元にある駒たちをすべて放り投げて、ぬくぬくとしたお布団の中にくるまっていたい気持ちです。
なんて言葉がありましたが、つかの間でも、それができる相手に出会えたということなのではないでしょうか?
そもそも、頑張らなければダメだと思っているのは、自分だけです。
頑張らなくても愛されるし、頑張らなくてもうまくいくし、頑張らなくても幸せになれる。
そう信じることができずに、不安を感じながらこれまで突っ走ってきたのかもしれませんが、本来物事というのは、身も心も緩めたほうがうまくいくようにできているらしいのです。
自分を緩めるために大切なのは、「自己否定をやめること」です。
自己否定とは、自己攻撃なので、自分を攻撃すればするほど、自然と自分は防御の構えになりますから、心身共に力が入ってしまうんですね。
そうすると、無駄な力が入ることで、ベストなパフォーマンスができなくなりますし、過剰に疲れることになってしまいます。
自己否定をやめることと、自己肯定感を高めることは、表裏一体です。
これまで頑張ってきた時期が長いほど、頑張らない自分を、なんだか無気力なような、やる気がなくなってしまったような、ちゃんとしてないような気がするような、そんな感覚を覚えるものだと思います。
でも、実はそれこそが、本来の自分だったということを思い出して、そんな状態を否定せずに受け入れてあげた方が良いと思いますよ^^
そして、そんな風にお互いを緩ませることができる関係を、大切に育んでいけるといいですね。
>これでは彼も私もダメになると思い、距離を取ろうとするも体が言うことを聞きません。
ダメになりませんよ、大丈夫です。今までそういう状態になったことがないから、怖いだけなんですよね。
お師匠様のブログに、こんなのがあったのでご参考まで。
ブログによれば、親密感の怖れを乗り越えるためのポイントは
1.相手をもう一度信頼してみる。
2.自分から与える。
3.痛みを越えて近づく
だそうです。
逃げたいと思うときこそ、その怖れを乗り越えて近づいてみましょう。
そうすれば、彼との関係のステージが一段上がり、深い絆を感じられるようになると思いますよ!
サトウさんが、リラックスした自分を受け入れて、恋も仕事も自分らしく楽しめることを祈っていますね~。
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