焦燥感を払拭する:流れを信頼することで、自然と不安は消えていく【ココロノマルシェ】

ココロノマルシェ

【子育てとキャリアの焦燥感】

不安な気持ちを払拭するために一番大切なものは、「信頼」だと思っています。

自分自身に対する信頼、周囲の人たちに対する信頼、大きな流れに対する信頼。

必要な助けはいつだって、用意されているものです。なぜなら、人生の流れはいつも完璧に、私たちを成長させるために準備されているものだからです。

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

子育てとキャリアの焦燥感
以前、下記の通り相談差し上げたものです。その節は、本当に助けられました(お礼を差し上げたかったのですが、どのようにしたも...

以前、下記の通り相談差し上げたものです。その節は、本当に助けられました(お礼を差し上げたかったのですが、どのようにしたものかわからず、誠に恐縮でした。もしどのようにしたらよかったかご存知でしたら教えてください)。

もう方向性はきまり、あとは実行するだけですが、その過程を思うといばらの道で、毎日不安にさいなまれる日々です。

その後、上司や同僚のサポートを得て(最後には歩くのも困難になりながらも)妊娠9か月半まで働きとおしました。元気な双子をスピード安産することができ、夫や上の二人の子供たちの協力を得て、現在育児休暇中です。

産後2か月で職場復帰しようと思っています。

復帰をこんなにも急いでいるのは、成果主義が徹底され競争が非常に厳しいので、成果を上げないと首を切られてしまうのではないかと言う不安が強いこと、および、専業主婦が向いてないので、すぐに働かないと鬱になってしまうリスクがあるからです(一人目のとき経験済み)。

既にベビーシッターさんとの契約も済ませました。私の心の健康が赤ちゃんの健康だと過去に痛感済みですので、2か月の赤ちゃんを預けて働くことに対する罪悪感は、特にないつもりです。

しかし、職場に復帰した後、非常にあわただしい生活になるのは目に見えています。

ネックになりそうなのは、シッターさんに預けられない病気の時の対応と、夜間授乳。やむを得ず欠勤せざるを得なかったり、夜間起きることで日中疲れたりして、以前と同じだけのパフォーマンスを職場で上げるのは厳しいでしょう。

大切な仕事です。

職場のメールは産後すぐから毎日チェックしていますが、同僚が成果を上げている様子を見るたび、また、キャリアに良さそうな社内公募を見送るたび、人と比べてしまったり、焦る気持ちがこみ上げてきます。

復帰後、以前のように働けないことから焦燥感が募り、メンタルに悪い影響を与えて、さらにパフォーマンスが下がる、それが家族にも悪影響を与える・・・というような、悪循環に陥りそうです。

これを避けるために役立ちそうなエクササイズや、心の持ち方、その他アドヴァイスを教えてください。

欲深い悩み事かもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

(MMさん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!

前回のご相談には回答していないのですが、私も絶賛子育て中の身として、意気揚々とでしゃばって参りました。よろしくお願いいたします。

ちなみに…

>お礼を差し上げたかったのですが、どのようにしたものかわからず、誠に恐縮でした。もしどのようにしたらよかったかご存知でしたら教えてください

回答したカウンセラーのブログのコメント欄やダイレクトメッセージに感想を送ってみると、とても喜ばれると思います!少なくとも、私は大喜びします!(笑)

さて、MMさん。

スピード安産での双子ちゃんのご出産、誠におめでとうございます!

前回の相談内容にも目を通させて頂きましたが、まさに「杞憂」という言葉がぴったりなほど、色々なことがスムーズにいったようで良かったです^^

「不安に思うことの9割は実現しない」なんて言葉もありますが、まさにでしたね~。

切迫になることもなく、出産ギリギリまで働けたこと。

職場の協力を得ながら、出産前のキャリアを全うできたこと。

二人の赤ちゃんを、元気にスピード安産できたこと。

家族のサポートを受けながら、順調に子育てできていること。

ぜーんぶ、どうにかなっちゃいましたね!

まずは、その自分にしっかり目を向けてみましょう^^

出産ギリギリまで働けたのは、MMさんの健康な身体があったからこそ。

職場の協力を得られたのは、普段からMMさんが信頼されてきたからこそ。

双子ちゃんが元気に生まれてきてくれたのは、強い魂を持ったお子さんたちが、MMさんを選んでくれたからこそ。

家族をサポートを受けられているのは、MMさんがそれだけ愛されて、大切に思われているからこそ。

MMさんのこれまでの積み重ねが、ちゃんと結果として現れているように見えるんですね。

そんな自分を、もう少し信頼してあげてもいいんじゃないかなぁ?って思うんです。

コントロールできないことを受け入れる勇気

以前、こちらの記事でも書きましたが、IQ高い人ほど、不安が強いって研究結果もあるらしいので、きっとMMさんは頭の回転が速く、色々なことを理論的に考えられる人なのでしょうね。

逆に言えば、それだけ色々なことが考えられるからこそ、「もしかしたらこうなるかもしれない」というリスク的な側面もたくさん見えてしまうため

普段から色々なことを先回りして考えて、物事が想定通りに進むよう手配したり、準備しようとしてきたのではないかと思うんです。

もちろん、想定されるリスクに対して、できる限りの準備をしておくことは、自分の身を守るためにも大切なことです。

でも、人間誰しも起こる出来事を全てコントロールすることはできませんし、確実な未来は誰にもわかりません。

なので、どんなにリスク管理をしようと思っても、ある程度は「杞憂」になってしまうものだと思うのです。

心配していた物事が杞憂に終わることは、結果的にはもちろん良いことなのですが、事前に対処のしようがない物事に対して、あれこれ不安に思いすぎるのは、せっかくのMMさんのエネルギーを無駄遣いすることになってしまうと思うんですよね。

よく引用される、有名な祈りの言葉があります。

神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。

ニーバーの祈り(大木英夫 訳)

私が出産前に通っていたマタニティヨガの先生が言っていた言葉が、とても印象的でずっと記憶に残っているのですが

「妊娠や出産は、個人の力ではコントロールできないものがあるという、宇宙の摂理を学ぶ良い機会」

なんだそうです。

自分の力だけではコントロールできない経験をすることで、自分の外側にある大きな流れを信頼するしかないということを学ぶことができる。

MMさんは、もしかしたらそんな人生のステージにいるのかもしれません^^

それを、「サレンダー」なんて風にも呼びます。私も向き合ったことがあるので、ご参考まで。

漠然とした不安は、具体的に見える形にしてみよう

今、MMさんは具体的にどんなことを不安に感じているのでしょうか?

ここに書かれているだけでも、7つくらいありますね。

・成果主義が徹底され競争が非常に厳しいので、成果を上げないと首を切られてしまうのではないか

・専業主婦が向いてないので、すぐに働かないと鬱になってしまうのではないか

・シッターさんに預けられない病気の時の対応はどうしよう

・夜間授乳で疲れて、欠勤したり、仕事のパフォーマンスが下がったらどうしよう

・大切な仕事をおろそかにしてしまったら、上司や同僚に迷惑をかけるのではないか

・同僚が成果を上げて、自分だけキャリアアップできなかったらどうしよう

・以前のように働けないことから焦燥感が募り、メンタルに悪い影響を与えて、家族にも悪い影響を与えてしまうんじゃないか

他にもあるでしょうか?もしあれば、追加してくださいね。

漠然とした不安や焦燥感は、まず目に見える形にして、腰を据えて向き合うことが大切です。

自分の中で悶々と考えているだけだと、薄暗がりに浮かぶ影のように、実際以上に問題を大きく感じがちです。

なので、一度不安に思うことを書き出してみるのをオススメします。

で、書き出したら、一度深呼吸しましょう。深呼吸は、意識を「今ここ」に戻してくれます。

不安になっている時って、頭が過去と未来を行ったり来たりしているんだそうです。

そもそも、「思考」というのは、過去の経験を元に、未来のリスク管理をするためにあるようなものです。

「以前~だったから、…しないように○○しよう。」

「以前~だったから、今度も…できるように○○しよう。」

そんな具合にです。

でも実際のところは、過去と同じようになるかはわかりませんし、未来の条件は、過去の条件と全く変わっていますよね?

もちろん、自分自身の考え方や感じ方も、きっと変わっているでしょう。

なので、そんなに未来を不安に思わなくても大丈夫ってことです。

それに、必要な助けはいつだって、用意されているものです。

なぜなら、人生の流れはいつも完璧に、私たちを成長させるために準備されているものだからです。

書き出した不安に対して、今できることがあれば、やっておきましょう。

それが、きっと大きな安心材料になってくれるはずです。

病気の時にシッターさん以外のサポートを探しておくとか、夜間授乳で疲れた時のリカバリー方法を考えておくとか、上司や同僚に正直に状況を伝えておくとか。

せっかくの思考力を、「こうなったらどうしよう」で留めるのではなく、「こうなったらこうしよう」という方向に使ってあげて欲しいのです。

そのうえで、今できることがない部分については、残念ながら放っておくしかありません。

今の自分としてできることは、結果として起こったことを引き受ける覚悟をするくらいです。

そして、「どうにかできる」自分を信頼することです。

先ほども書いた通り、「不安に思うことの9割は実現しない」と言われていますし、産前の不安も、ほとんどが杞憂でしたよね?

結果的に、どうにかなっているわけです^^

結果的に、どうにかできる自分がいるってことなのだと思うのです。

不安な気持ちを払拭するために一番大切なものは、「信頼」だと思っています。

自分自身に対する信頼

周囲の人たちに対する信頼

大きな流れに対する信頼

それは、何があっても、どうなっても、起こったことは自分にとってベストなことで、それに付随するどんな出来事も、自分は乗り越えられるし、助けはいつだって近くにある、ということを信じることでもあります。

優秀なMMさんですもん、きっとどうなっても、うまくいく方向にしか進まないと思いますよ^^

「私は大丈夫、私だから大丈夫」

そんな自分の力を、どうぞ信頼してあげてください。

Mさんが、家庭生活もキャリアも、自分らしく幸せな形で叶えていけることを、心から祈っています!

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