お金の不安が実現してしまう:「ある」ものに目を向けて、豊かさを受け取れる自分になるために【お悩み相談室】

お悩み相談室

お金って人の感情が反映されやすいものなので、表面的にはお金に対する不安に見えても、掘り下げてみるともっと根本的な不安が隠されていたりします。

自分が、お金を通して何を見ているのか?
お金によって何を得たいのか?

そこを考えてみると、自分の本質的に求めているものがわかり、お金に振り回されない生き方に近づけるかもしれません。

お金のことについて聞いてください

子供の時から母の口癖は『うちにはお金がない』『今月も赤字』などで、お洋服や自転車、学習机などは、年の近い母の友達のお姉さんのお古などが基本でした。

(それはそれで文句はなく、かわいいものが多かったのでお古は嬉しかったです。)

父は普通のサラリーマンでお給料もごく一般的なもので、母は専業主婦でした。

父も母もお金のかかる趣味や食事にこだわるでもなく、旅行やインテリアにお金をかけたりもしておらず

けれどなぜかいつも母の口癖の
お金がない
現実を生きていました。

毎月生活費が赤字だ…と、父に内緒で銀行のローンを作ってきてしまっては
やっと貯まったお年玉を『返すから貸してね』と使われたり

高校生になってアルバイトすると、子供心にお金を全部使うのが怖くて、毎月2万円くらいずつ貯金をし、貯まっていくことでどこか安心していた節があります。

そして、安心したらすぐに貯まった分だけ『給湯器が壊れた』『テレビが壊れた』など、お金が出ていく現実ばかりが起きます。

貯めていた事で困った状況で使うことはできますが、その後に『もっと貯めておかないと不安だ』と思うようになり、一時はお金を使う事に罪悪感や恐怖を感じて溜め込む事をしていました。

お金はフラットでいいも悪いもない。
使わなければただの紙。
明日死んだら、貯め込んでる我慢してる意味はないよね?

そう思ってからは少しずつ自分のために使えるようになり,今年の目標は『自由にお金を使って貯蓄しない』と決めた矢先に

職場の経理ミスで、私の年齢入力ミスをしていたため、入社以来の基本給(年齢給)が10年以上多かったので返還をお願いする事になると突然言われて呆然となりました。

知らぬ間に総額100万くらいの借金のようなものを持たされてしまい(実際には多くもらっていた事になる事は分かっています)

なぜいつも、お金がなくなる不安を的中させてしまうのか?と考えてもよく分からなかったのでお悩み相談しました。

ちなみに貯め込んでいた時期に、老後はこれくらいあれば…とたくさん貯金したものの

より一層『世間一般のモデルケースとされる額には全然足りない』と不安が大きくなりすぎて病的に心配しそうになったので

お金を使う事を練習したり、FPさんにマネーシュミレーションしてもらい、数値化してもらって少し安心した経緯があります。

(Jさん)

ご相談ありがとうございます~~~~!!!
お金の話は、好きなジャンルです!

っていうか、あれ・・・Jさんのお母さんって、うちのオカンでしたっけ?笑

ラスボスオカンの最強攻撃呪文

『うちにはお金がない』

この破壊力ときたら・・・泣
一度かかったものなら、その後の人生、虫の息です。(おおげさ)

かくいう私もお金の不安が強すぎて、あれこれ試行錯誤してきたタイプなので、Jさんの不安な気持ちが本当によーーーくわかります。

私は、ずっと「のたれ死ぬ」のが怖くてしょうがなかったんですけどね~。まぁ、現代の日本で、なかなかのたれ死ぬのは難しいらしいですけど。

お師匠様のPCC(個人コンサル)でも、お金の不安をネタにしたほどです。
(・・・だったはずなのに、なぜか女性性の話になったというオチ)

そもそも、不安を頭でどうにかしようとすると、方法論に走りたくなるのが人間です。

お金に関する方法論の最もたるものが、「貯金」ですよね。

私の場合は、不安をどうにかしようとして、「まずは敵を知ることから!」とばかりに、ファイナンシャルプランナーや簿記の検定を受けました。(資格マニアなものでして)

そして、右も左もわからないまま「投資」に走って、FXなんかで失敗して大損した経験もあります(苦笑)

つまり、お金のことが不安だから、安心するために「貯めよう」「増やそう」とするのが、方法論なわけです。

でも、「お金はエネルギー」という考え方もあり、引き寄せの法則とかでも「お金」はよくテーマに上がるものなのですが

結局のところ、発信元が「不安」だと、結果的に引き寄せられるものも「不安」なんですよね・・・悲しいことに。

私の投資経験なんて、まさに「不安」の引き寄せでしたね~。

知識を得たからといって、不安がどうにかなったわけでもありませんでしたし、結局不安に耐え切れず、投資した以上のマイナスで終わるばかりでした。

>FPさんにマネーシュミレーションしてもらい、数値化してもらって少し安心した経緯があります。

というコメントもありましたが、私もまさにそんな感じで、漠然とした先の見えない不安が強かったので、具体的に「どうにかなるかも?」と思えるネタがあると、少し安心できました。Jさんと、おんなじですね。

不安の正体は?

ちなみに前述のPCCでは、「お金に対して、なにがそんなに不安なの?」っていうことを探るために、逆に「安心している感覚」がどういう状態かを考えてみる、ということをしました。

Jさんにとって、安心ってどういう感覚ですか?

なかなか思いつかなければ、私のように「不安」を裏返して考えてみても良いかもしれません。

結論的に言えば、私の不安の根本にあったのは「自己信頼の欠如」でした。

自分のことが大丈夫って思えない

自分の将来がどうにかなるって思えない

だから、思考的にどうにかしようと頑張ってしまい、人生の大きな流れに身をゆだねることができない

その結果、「コントロールに走りたくなる」という状態に陥ってしまったのでした。

Jさんはいかがでしょう?

そんな風に、不安なことがあった時、自力でどうにかコントロールして安心したい、と思うようなことはないでしょうか?

もし、Jさんにも思い当たる節があるなら、私と同じように「女性性アプローチ」が効果的かもしれません。

コントロールとか、思考って、男性性的な要素だと言われています。

逆に、女性性というのは、感性や直感、柔軟性という要素なんですね。

なので、コントロールに偏ってしまう状態というのは、男性性が優位になっている状態でもあるのです。

どうにかなるとか、うまくいくと信じて、流れに身を委ねるような状態になることを、”サレンダー”と呼ぶそうです。

聖なる手放し、なんて風にも言われたりします。

どこに流れ着くかもわからない、大海原に、身一つで浮かぶようなイメージ。

どうにかしようと思う気持ちを天に向けて手放し、なるようになることを受け入れる感覚です。

女性性の性質って、まさにその感覚そのものなんですね。

そして、女性性の中でも大きな要素であるのが、「受け取る力」なんです。

豊かさを受け取れる私になる

おそらく、Jさんはしっかりと働いていて、きちんと貯金もできているだろうし、状況だけを見れば、決して極貧で生きていくのもギリギリってことはないと思うんですね。

むしろ、一般的には豊かな方なんじゃないかな?とも思います。
(もちろん、比べたら上には上がいるし、下には下がいるとは思いますが)

でも、不安を感じてしまう一番の原因は、Jさんがその豊かさを自分で受け取りきれてないことにあると思うのです。

だから、状況をコントロールして、どうにかしたくなってしまう。

私は、「受け取る」と「感じる」って同義だと思っています。

つまり、Jさんが今ある豊かさをもっと「感じる」ことができるようにあれば、豊かさを「受け取る」ことができ、

結果、「自分にはお金がある」「自分は大丈夫」と感じることができるようになって、その感覚が自然と安心感につながっていくのではないかな~、と思うのです。

おそらく、不安が強い状態だと、お金を使った時に「無くなる感覚」の方に焦点が当たりすぎてしまったりしませんか?

>安心したらすぐに貯まった分だけ『給湯器が壊れた』『テレビが壊れた』など、お金が出ていく現実ばかりが起きます。

お金って、基本的には等価交換ですよね。

本来ならば、100円払ったら100円分のものを、何かしら得ているわけです。

もちろん、給湯器やテレビが壊れたのが突然のことすぎて、想定外の出費にがっかりしたかもしれませんが、ここでお金を払ったことで、結果的には「快適な生活」が手に入っているわけです。

その価値の方を受け取れていないと、お金が無くなる方に焦点が当たりすぎて、不安になってしまうんじゃないかなと感じました。

結局、お金っていくらあっても不安なものなんだと思うんです。

生活レベルも、満足度も人それぞれなので、いくらあったら絶対に大丈夫!なんて指標は、どこにもないからです。

でも、自分は大丈夫、どうにかなるって思えれば、お金があるなしに関わらず安心することができると思うし、お金を使うことが少しずつ怖くなくなっていくと思います。

結局、お金そのものを大事にしちゃうっていうのも、「お金軸」という他人軸のひとつなんですよね。

自分が本当にしたいことよりも、お金の方を重視してしまう。

その状態だと、なかなか自分らしい幸せは感じにくいかもしれません。

>明日死んだら、貯め込んでる我慢してる意味はないよね?

Jさんがそうおっしゃるように、お金を貯め込むことで得る安心感よりも、そのお金を使って得た価値を味わう満足感の方が、幸せや豊かさの本質に近いものだと思うのです。

ですので、お金を支払ったことで得た幸せや豊かさの方に、目を向けてみましょう、感じてみましょう、味わってみましょう、というのが、Jさんへのひとつの提案です^^

それはつまり、今あるものに目を向ける、ということでもあります。

Jさんの人生で、お金があるからこそ得られた幸せって、どんなものがありますか?

心地よく暮らせる家だったり、お気に入りの食器だったり、行ってみたかった場所への旅行だったり、ステキな場所での友人との楽しい時間だったり

美味しいお酒、美味しいご飯、温かいお風呂、ふかふかの布団、便利な電気・水道・ガス、着心地の良い服、歩くのが楽しくなる靴

周りを見渡してみれば、色々なものがあるはずです。

意識的にそちらを探してみると、「あれ、お金がないないと思っていたけど、実はそうでもなかったんじゃない?」って思える証拠が見つかってきませんか?

何かに対して支払いをすることで、貯金の残高は一時的に減るかもしれません。

だけど、その分得られたものが、絶対あるはずなのです。

▼「ある」を見る方法

そっちの価値を感じて、受け取ってみましょう^^

それに、これまでちゃんと働いて、貯金してって、自分なりに続けてこれたJさんなので、きっとこれからも大丈夫なんです。きっと、どうにかするし、できるんです。

これまで不安がありながらも、ちゃんと払えてきた自分にも自信を持ってくださいね♡

これはおまけとして結果的についてくることなんですが、不思議なことに、安心感ベースでお金のことを考えていくと、どんどん増えていくんですよ。

引き寄せの法則的に考えれば、普通のことかもしれないし(焦点を当てたものが拡大するということ)、既にあったものが、改めて目に入ってくるだけなのかもしれませんが。

私も、不安から投資をしていたときは、全然お金が増えない現実にがっかりして、不安がますます強くなるばかりでしたが

対価として得たものの価値を見るようにしていたら、なぜか実際に貯金残高が増えたり、自分に合った、安心して投資できる方法が見つかったりしましたよ。(今は、投資信託の積み立てや”Wealthnavi”というAIがやってくれる投資をメインにしてます。)

なんだか、他人事に思えなくて、盛りだくさんの内容でお伝えしてしまいましたが、本来のJさんが持つ女性性の「受け取る力」によって、お金を支払って得られた価値や豊かさを、じっくり感じてもらえると良いなぁというお話でした。

もちろん、女性性に直接アプローチして、自分が女性であると感じられる行動を、日常生活の中で増やしていくというのもオススメですよ~。

受け取り力がアップします!

興味があれば、ぜひトライしてみてください♪

Jさんが、もっと自分を信頼して、安心して人生の豊かさを味わえるようになることを祈っています。

ご相談ありがとうございました!

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