嫉妬心をコントロールしたい:「私には手に入らない」という思い込みを手放して、素直に気持ちを表現しよう【ココロノマルシェ】

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【ずるいという感情】

「嫉妬」は自然な感情だと思いますが、それが苦しくなってしまうのは、「相手が持っているものを、自分には持てない」という思い込みがあるからだったりします。

だけどそれって、本当にそうなんでしょうか?

今の自分が持っているもの、自分だからこそ手に入れてきたものに改めて意識を向けてみたら、それが誤解だったことに、自ら気付けるのかもしれません^^

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頻繁に湧いてきます。
小さい頃からそうでした。

羨ましいなら素直に口にすれば良いものを、モヤモヤとした嫌な感情と共に「ずるい」が溢れてきます。

親しい人にはずるいと直接言ってしまい、雰囲気を壊すことも…。

羨ましい、私も入れて、いいな、など素直な言葉ではなく、何故ずるいが出てくるのでしょうか。

本当に小さなことです。
〇〇さんとご飯に行った、〇〇さんからもらったんだ、など…。
ただ、除け者にされた時によく出てくる気がします。

いいなー、今度は私も^^
と素直に言えるようになるには、どうコントロールすれば良いですか?

よろしくお願いします。

(いろりさん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!

「ずるい」という感情を、どう扱っていいか…というご質問だと思うのですが、一言で言えば「ずるい」というのは「嫉妬」の感情の表現の一つだと思うんですね。

言い方を変えると、「やきもち」かな?

嫉妬って、すごく嫌な感情なので、自分でもなるべく感じたくないものですよね。

本来は、いろりさんがおっしゃるように「素直に羨ましい」「いいな」「私も混ざりたい」という純粋な気持ちから生まれる自然な感情なのですが(感情は、どれも自然なものです)

そこに「自己否定」が絡まってくると、どんどんこじれて、闇が深まってきちゃうんですね。

つまり、嫉妬が苦しいのは、単純に羨ましい気持ちだけでなくて、それを見て「自分のダメなところを責める」という気持ちがセットになって付いてくるからなのです。

自分を責めていると、相手にも攻撃的な気持ちが向いちゃったりするので、そんな自分に罪悪感を感じて、ますます自己否定を強めちゃったり。

>親しい人にはずるいと直接言ってしまい、雰囲気を壊すことも…。

これもまた、我慢できずに出てしまった言葉で、相手を傷つけてしまったんじゃないかと、自分を責めているのではないでしょうか?

だから、自分の気持ちを無理にコントロールしようとしちゃう。

だけど「コントロール」って、今の自分を否定した上に成り立つものなので、すごく苦しいんです。

しかも人間って、「ダメ」と言われれば言われるほど、やりたくなる生き物だったりしますし。(笑)

それなのに

「ずるい」なんて思っちゃダメ!

「素直にいいなー」って言える自分じゃなきゃダメ!

って自分を追い詰めたら、「ずるい」と感じているだけで、もう既に十分苦しんでる自分に、何度も何度も鞭を打つみたいな状況になっちゃうのです。

それって、傷口に塩を塗り続けてるようなものなのだから、そりゃ苦しいでしょう~。(涙)

そうこうしているうちに、本来の純粋な「羨ましい」「いいな~」というかわいらしい気持ちはどこへやら…

自分の内側で色んな気持ちが渦巻いて、悶々としちゃう悪循環にはまってしまい、ますます「ずるい」という怨念めいた気持ちを手放せなくなってしまうんですよね。

そして、そんな気持ちを抱えている自分自身に、ますます落ち込んじゃうんです。

「私には手に入らない」という思い込み

そもそも、「ずるい」と感じる気持ちの大元になっている思いって、何かわかりますでしょうか?

それは、「私には手に入らない」という悲しみや絶望感、諦めだと思うのです。

「嫉妬」は自然な感情だと思いますが、それが苦しくなってしまうのは、

「相手が持っているものを、自分には持てない」

という思い込みがあるからなんですね。

「自分には持てない」と思ってしまう原因には、色々あると思うのですが、例えば

「自分はあの子みたいにかわいくないから」とか「自分はあの子みたいに明るくないから」という容姿や性格へのコンプレックスだったり

「自分はダメ人間で、迷惑をかけてしまうから」という自分の存在に対する罪悪感や無価値感だったりが影響していることがあります。

私は、それを一言で「自己否定」と総称しているのですが、「あの人には手に入っても、私には手に入らない。なぜなら私は○○だから」というネガティブな気持ちが自分を攻撃しまくるので、苦しくなっちゃうんですよね。

つまり、「あなたは手に入っていいよね、どうせ私には手に入らないもん」という気持ちを一言で言うと、「ずるい」という表現になるのだと思います。

逆に、「羨ましい」とか「いいな」って言えるレベルなら、「私もそれをやってみたいし、できる」と思える気持ちがある状態なんです。

そう思えないから、すごく苦しい。

なんで私は混ぜてもらえないの?

なんで私は何ももらえないの?

なんで私には手に入らないの?

どうして、あの人だけなの?

私に問題があるから、私だけ除け者にされちゃうんだよね?

私だから、受け入れてもらえないんだよね?

そんな気持ちで、どんどん自分の思い込みを強化していっちゃうんです。

だけど、「自分には手に入らない」と思うことを欲しがるって、すごく辛いし、勇気がいることなんです。

だって、「どうせ手に入らない」って思っているのだから、「手に入らない」ことが前提なんですもん。

ある意味、無駄な努力な気がするから、欲しがることすら諦めてしまうことが多いんですね。

それって、すごくすごく悲しい状況ですよね…。

「ずるい」を悪者にせず、感じている痛みに目を向ける

なんで自分で自分を否定的に思うようになってしまったのか、ネガティブな思い込みを持つことになってしまったのか、という原因については、特に書かれていないので憶測ですが

過去、何か自分だけ除け者にされて傷ついた経験があるとか、もしかしたら家族(特に兄弟姉妹)との関係性から、「私は邪魔だ」とか「私は我慢しなければ」という感覚を抱く経験があったりしたのかもしれません。

そこは、カウンセリングなどで深掘りしてみると、何かルーツにつながる経験が発見されるかもしれませんね^^

だけど、ここで立ち返るべきは「欲しいものが手に入らないのは、本当に私に問題があるからなのか?」という部分。

ご飯に一緒に行けなかったのは、たまたまその場にいなかっただけだったからかもしれない。

あの子が○○さんから何かをもらったのは、何かのお返しだったのかもしれない。

もちろんお友達は、社交的で甘え上手なタイプだから、そういうことがうまくできちゃうのかもしれない。

コミュニケーションスキルも個性の一つなので、得手不得手もあるでしょうし。

それは決して、いろりさんだから誘わないとか、あげないという類のものではないと思うんですね^^

その誤解を、自分でどう解くか?が、「ずるい」を手放すきっかけになるのかもしれません。

まず、「ずるい」と思ってしまう時には、過去の痛みが発動していることに気付くこと。

そんな時は

「私には手に入らないと思っちゃうから、苦しいんだよね。辛いね。悲しいね。」

と、自分の心に寄り添ってあげましょう^^

その後で、「だけど、本当にそうなのかな?」と自分の感覚を疑ってみる。

今までのいろりさんが、誰にも誘ってもらったことがないわけじゃないと思うのです。

誰かから、何かをもらった経験だってあるはず。

自分だから手に入ってきたものも、きっといっぱいあるんです。

それをすっかり忘れてしまって、自分には手に入らなくて、他の誰かが手に入れているものばかりを見続けているのかもしれません。

だから、思い出してみましょう。

私にも手に入ったもの、私だから手に入ったもの。

それってつまり、今の自分が持っているもの全てなんですよ^^

それは、誰かからもらったものでもあるし、努力して自分で手に入れたものでもあるでしょう。

それら一つ一つに感謝できたら、きっと「手に入らないもの」だけを嘆く必要が無くなっていくと思うんです。

そして、勇気を出して一歩踏み出して、自分の思いを表現してみましょう。

「私も一緒に行ってみたい」「私も一緒にやってみたい」「私も、そういうの欲しい」

言葉にしたからって、叶うかどうかの保証はないけれど、だけど自分で自分の気持ちを大切にしてあげたら、心は少し満たされるんです。

「羨ましい」「私も欲しい」と思ってもいいんだって。

それに、最初は「ずるい」っていう気持ちのままだっていいんです。

そんな時は

「○○ちゃんがすごく羨ましくて、ずるいって思っちゃうんだよね」

と、感じた気持ちをそのまま正直に言ってみたらいいんです。

だからまずは、「ずるい」と感じる自分を悪者にしないであげてくださいね^^

なぜなら、そう思わざるを得ないくらいに、いつかの何かで傷ついた自分がいるからなんですから。

いろりさんが、心の痛みに寄り添い、自分自身を励まして、我慢せずに欲しいものを欲しいと素直に言える自分に近づけることを祈っています!

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