感情に寄り添うということ:子育てで再確認するインナーチャイルドとの付き合い方

子育て

愛あるみなさま、こんにちは!

サトヒです。

Twitterでもつぶやいたのですが、先日家族でショッピングモールにお出かけをした際、上の娘氏が、最近では珍しくめちゃくちゃ駄々をこねたんですね。

何やら、動物のおもちゃが欲しかったらしく。

しかし、娘氏。ぬいぐるみが好きすぎて、既に大量に持っている&買ったら満足して、しばらくすると放置プレーすることを私は不満に思っていたので

今回は買わない!と決めて、「今日は買わないよ」と娘に伝えてスルーしていたのです。

その後、夫にもおねだりしていたのですが、夫も「いらない」と言って取り合わず。

その間、私は近くの売り場をウロウロしていたら、突然ギャン泣きの娘氏が夫と共に近づいてきて。

Twitterにも書いた通り、文字通り足をバンバン踏みつけて地団駄を踏んだり、何を言っても、何を聞いても「やだーーーーーー!!!!」と言ってバシバシ叩いてきたり、「バカーーーー!!!」と叫んでみたり。

そんなにおもちゃが欲しいのかと思って、もうすぐ誕生日ということもあり、どうするかを相談しようと話しかけても、もう感情の渦に巻き込まれすぎて、自分でも何が嫌なのか、何が不満なのか、どうして欲しいのかがわからなくなってしまったらしく、にっちもさっちもいかない状態に。

相手のイライラに、こっちもどんどんイライラしてきて、もう知らないよ!と怒り狂いたい気持ちが湧き上がりつつ、とりあえず

「どうしたいの!?どうして欲しいの!?あのおもちゃがどうしても欲しいの!?」

と聞くのだけど、ギャン泣きで話にならず。その様子に、ついついこちらも口調がキツくなってしまう。

そのまま泣いてる娘を力尽くで地面から引っぺがして、無理やり連れて帰ることも可能だったのだけど、どうしてもそれはしたくない、かわいそうだなと思って、どうしたもんかと考えた結果

とりあえず、冷静に話ができるように、娘の感情を落ち着かせようと決断。

夫は、こういう状況ですぐイライラして、話をぶった切って言う事聞かせようとするタイプなので(相手がどうして欲しいのかわからないために、何もしてあげられない罪悪感が発動して、それを振り切るために怒りを使うのではないかとカウンセラー的には想像しているが。笑)

私と夫で圧力をかけると、ますますいじけて頑なになると思った私。とりあえず夫には下の子を連れて、離れたところに行ってもらう。

娘と私で二人になって、とりあえず「ヤダーヤダー」と泣き叫ぶ娘と同じ高さまでしゃがみこみ。

手をつなごうと思っても、それも「ヤダー」とギャン泣きで言われるので、とりあえず「そうだよねー、やだよねー。なんで嫌かもわからないんだよねー。嫌でいいよ、やなんだもんね。うんうん、大丈夫。」と声をかけながら、手を伸ばす。

最初はいじけモード全開だった娘氏の心が少し開いてきたのか、手をつないでくれることに成功。

そのまま背中をさすりながら、前述のセリフを言い続ける。

もう過呼吸になっちゃうんじゃないかと思うくらいに泣きじゃくっていた娘氏の泣き方が、ほんの少しだけ落ち着いてきたところで

「じゃあ、どうしようか。とりあえず、おもちゃのところに行って、どうするか一緒に考えようか。」

と声をかけて、おもちゃ売り場に戻ってみた。

おもちゃを目の前にして、3種類あるうちのどれが欲しいのか、どうしても欲しいのか、お誕生日プレゼントとして買うのはダメなのか…などなど、娘氏の言い分を聞いてみる。

すると、3種類ある中で柴犬のおもちゃが欲しいということ、そして、誕生日プレゼントにするのは嫌だと言っていた娘氏は、「誕生日まで待てない、今すぐ買いたい」という思いで「ヤダー」と言っていたことが判明。

なので、「ママからのお誕生日プレゼントとして、今買うってことだよ」と言ったら、納得してくれた。

そして、何が一番嫌だったのかを聞いてみたら、一人でその場に置いて行かれたことが一番悲しかったらしい。

「もう行くよ!」と言って娘氏の欲しい気持ちを取り合わず、私も夫も違う売り場の方に行ってしまったので。

しかし、そんなにめちゃくちゃ高いものではないわけで(3500円くらい)、買ってあげること自体は別にいいのだけど、ついつい昭和魂が発揮されてしまって、子どもの求める通りにホイホイなんでも買い与えていいのかが、未だにわからない私。

家に物が増えることが嫌だと思う気持ちも大きいのだけど、どこまで子どもの要求を素直に飲んでいいのかがずっとわからないでいる。

ただ、普段は割と聞き分けの良い娘氏が、ここまでギャン泣きするほど欲しいものなのだったら、買ってあげてもいいよなぁと思ったし

最近少し心が不安定というか、いじけることが多いのは、もしかしたら下の子が産まれたり、小学校に入ったりして、新しい環境で娘氏なりにストレスが溜まっているのかもしれないなぁ、と思ったので、結局欲しいものを素直に買ってあげることにしたのでした。

その時もいちいち、”お誕生日プレゼント”だとか、”何かを頑張った記念”とか、買うための言い訳をつけたくなるのは一体なんなんだ…。

やはり贅沢は敵だと思っている節があるのかもしれん。もしくは、「欲しがりません、勝つまでは」の戦時中の気分か。これ、ほんとやだ。(苦笑)

そんなこんなでレジで買い物を済ませて周りを見渡すと、今度はギャン泣きの息子氏を抱っこした夫がこっちにやって来た。

次はこっちかー!!!!!

一難去って、また一難な一日でした。(息子氏は単に眠かっただけらしく、すぐに落ち着いた)

▼買ったおもちゃで楽しんでいる私

受け入れる=感じることを許可してあげる

この出来事を振り返って、改めて感じる感情に寄り添うことの重要さ。

私たちは、いつだってこの大人と子どものやり取りを、自分の中で行っているわけで。

大人になればなるほど、大人の意見が重要視されて、子ども心は無視されていく。

悲しい、寂しい、痛い、嫌だ、辛い、苦しい。

そういうネガティブな気持ちは、生まれた瞬間に「そんなこと言っててもしょうがないでしょ」と丸め込まれて、無かったことにされる。

わかって欲しい気持ちは、わかってもらえないまま揉み消されて、最初からそんなことを感じてなかったかのように扱われる。

そんなことを繰り返しているうちに、内なる子どもは「本当の気持ち」を「わかってもらえるはずがない」と伝えることさえ諦めていくのだ。

「どうせ私の気持ちはわかってもらえない」

と心を閉ざして、それ以上傷つくことから自分を守ろうとする。

そんな時の、「本当はどうしたかった」とか、「どうされたかった」とかの気持ちは、実際にどうするかとか、どうされるとかとは、実はそんなに関係がないような気もしていて

ありのままの気持ちを受け止めてもらうこと自体が、何よりも重要なのではないかと感じる。

今回の娘氏くらいどうしても欲しいものなら、気持ちをわかっただけでは納得できないかもしれないけど。(笑)

だけど、もっと早くに気持ちを受け止めてあげていれば、ここまで感情を爆発させて、破壊的な行動には至らなかったのかもしれないな、とは思う。

そう、わかってもらえない気持ちは、蓄積されるといつしか絶望へと変わっていき、最終的には世界の全てを滅ぼすほどの破壊的エネルギーへと変化し

「さあ我をあがめよ!!身を引き裂くような激しい悲しみを我に捧げるがいい!!」(by ラプソーン

と、世界最恐の破壊神としての本性をむき出しにし、身の回りの全てを焼き尽くすのであーる。URであーる。

そしてそのパワーは、大人になればなるほど拗れて、権力を持てば持つほど影響力が出て、甚大な被害を及ぼしがちでもあーる。URで…(以下自粛)

なので、自分の気持ちに寄り添う、自分の気持ちをわかってあげるというのは、自分の大切な世界を守るために、必要不可欠な行動なのだと思う。

どんなに目の前の誰かにわかってもらいたいと思ったとしても、本当にその気持ちをわかってあげられるのは、自分以外いないのだ。

そして、寄り添うっていうのは、別に大したことをする必要はなくて、私が今回娘氏にしたように

「うんうん、そうだよね。そう感じるのは仕方ないし、それでいいんだよ」

と声をかけてあげることなのだ。

ただ、認める。受け入れる。その気持ちをどうにかしようとしない。「ある」ということを見る。感じることを感じるままにさせてあげる。

それを、自分の内側に向けてやってあげればいいだけなのだ。

心が落ち着くまで、淡々と、丁寧に。

そうすれば、いつしか「わかってもらえた」内なる子どもの自分は落ち着きを取り戻して

本当はどうして欲しいのか、何がしたいのか、何を望むのか

を、ぽつりぽつりと伝えてくれるようになる。

ただ、行動としては些細な事ではあるけれど、すごく根気が必要な事でもある。

大人はついつい、思考的に、合理的に物事を解決したがるものだから、焦って結果を求めたり、思い通りにいかなくてイライラしたそぶりを見せようものなら、すぐにその子は心を閉ざしてしまう。

「あぁ、やっぱりわかろうとしてくれないんだ」

と。

内なる子どもが傷ついていればいるほど、その心を開くには、とても時間がかかる。

それは、失った信用を取り戻す行程だから。

だけど、一度寄り添うことができれば、次に心を開くまでの時間はどんどん短縮されていくはず^^

そうやって、少しずつ少しずつ、自分の中で仲直りしていくのですね。

こうして書いてみると、内なる大人と内なる子どもというのは、内なる男性と内なる女性…つまり自分の中の男性性と女性性の話でもあるような気がしてきた…。

問答無用で「やれー!!」「できなければ氏ねーー!!」「漢見せたれーーー!!」と容赦なく追い詰めてくる鬼軍曹か

はたまた、爽やかヴォイスで優しく気持ちに寄り添いつつ、「一緒に、どうしたらできるかを考えましょう!」と励ましてくれるイケメンコーチか…みたいな。

女性性が研究テーマなので、すぐそっちに話をつなげてしまうのはご愛敬ですな。(笑)

そんな私。最近、車購入問題で自分の気持ちに気付いた話があったので、別記事で改めて書いてみたいと思います!

▼車購入問題とは

▼わかってもらいたい気持ちがある人にオススメのイベント!(残1!)

ではまた!

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子育て自己肯定感と自己受容
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