【ほんとはバリバリ稼ぐ自営業になりたいのですが、お金のことが苦手です】
私がよく書く話ではありますが、お金の問題って、意外とお金じゃないところにつながっているものです。お金って、物理的に見えやすいので、人の心を色々と投影するものなんですね。
もし、「お金」が「将来の不安」の象徴なのだとしたら、自分を信頼することで、自然と向き合えるようになるのかもしれません。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
40代 バツイチ、一人暮らし、女性。自営業を10年ほどしております。今日はお金のこと相談させてください。
いい年をして、とよく思いますが、お金の話が苦手です。
高齢の母に対しても同様で、お金のこと話題になる度「いいから、いいから」と話題をかえるほどです。
大きい金額は勿論、少額でも同様です。
テレビで消費税増税とか、過払い金のCM、年金の話題も、アレルギーがでそうなほどに嫌いです。
自営業ですが、はっきりいって、ここ数年あまり稼いでおりません。
一人暮らしなのをいいことに、生活を縮小させることで対処してきました。
ほんとはバリバリ稼ぐ自営業になりたいのですが。
両親は自営ですし、周囲も自営が多いので、自営業というのは、自分の裁量がきく働きかたとして気に入っております。
会社員として大卒以降いろんな会社に勤めてきました。
でも、人間関係だったり、セクハラにあったりで転職回数は多く、我慢しない働き方ということで自営を選びました。
…恥ずかしい話をします。
お金に関する書類は部屋に放置されています。読みたくないんです。だから、うっかりミスも多く、今日もカードの督促連絡が来ました(すぐ振り込みました。落ち込んでます)
いま決して手元にお金がない訳ではありません。
でも将来が不安ですし、不安を見たくない気持ちが大きいです。
かいつまんでまとめましたが、伝わりますでしょうか?
根本さんのメルマガを読んでいて、世の40代女性はパワフルで、恋愛や結婚生活で悩んでいるのに、私ときたら・・・と落ち込むこともありますが、まずはしっかりとした経済生活をしたいです。
また結婚したいと思うこともありますが、それは不安を解消したいだけなのでコンカツは辞めました。
一人は寂しいときもありますが、どこまでも気楽です。
わたしの状況、不安伝わっていますでしょうか。
どうしてこうも稼ぐことに臆病なのか、心理的に解き明かしていただく、そしてアドバイスをいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします!
(AIさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
私がよく書く話ではありますが、お金の問題って、意外とお金じゃないところにつながっているものです。
お金って、物理的に見えやすいので、人の心を色々と投影するものなんですね。
ある人にとっては、お金は「自由」や「安心」の象徴だったり、「人を狂わせるもの」だったり、「無いと生きていけないもの」だったり、AIさんのように「見たくないもの」ということもあるでしょう。
それぞれの人の価値観や、隠された思いをストレートに表面化させるのがお金だと思っています。
で、AIさんの不安…
「お金の話が苦手!とにかく話すのも見るのも嫌!」
ということですが、督促がきてもすぐ払えるお金はあるし、自営業を10年も続けられる稼ぎもあるしで、今すぐどうこうなってしまうという状況ではないわけですよね。
となると
>でも将来が不安ですし、不安を見たくない気持ちが大きいです。
とAIさんが書いていらっしゃるように、お金の問題=将来の不安に結びついてしまっているのかな、と感じました。
自分の将来がどうなるかわからない、それを直視する勇気がない、向き合いたくない。
怖くて怖くてしょうがないから、今はとりあえず考えたくない。
だから、その象徴である「お金」のことも、すみっこの方にやって、見えないところに追いやりたい。
消費税増税だったり、過払い金(借金)だったり、年金問題だったりも、AIさんの将来への不安をかき立てる社会問題なのかもしれません。
お金の話を聞くたびに、自分の将来のことを思い出して、不安になってしまう。
だから、見たり聞いたりしたくないと思ってしまう。
そんな状態なのかな?と、勝手ながら推測してみました。
以前、お金についてこんな話も書いたので、参考にしてみてください。
では、どうしてAIさんはそんなに不安を感じているのでしょう?
どうなっちゃうのが一番不安なのでしょう?
私も心配性で不安が強いタイプだったのですが、なぜかわからないけど「のたれ死ぬ」のが怖くてしょうがなくて、常に未来を不安視していた時期があります。
でも、冷静に考えてみれば、この現代日本において「のたれ死ぬ」って、なかなか難しいことらしいのです。(笑)
そんなに簡単に、人はのたれ死なないらしい…
私は、本気でそう思ってたんですけどねえ・・・。こうして文字に書いてみると、ちょっと客観視して笑えますが。(笑)
このように、不安の正体って、意外と漠然としているものです。
逆に、正体がわからないからこそ不安、ということもあるのかもしれません。
だとすれば、一度目を見開いて、その「不安」という名のお化けの正体を、暴いてみることもオススメだったりします。
なぜなら、実体の無いお化けのせいで、今目の前のことを楽しめず、不安の中で生きていかなければいけないなんて、すごくもったいないことだと思うからです。
なぜ、そんなにもAIさんが不安を感じるようになってしまったのかと言えば、もしかしたら、お母さんが心配性で、小さい頃から常に「心配」や「不安」の声を聞かされてきたせいなのかもしれません。
ご両親が自営ということで、ご実家の経済的な紆余曲折を傍目で見ながら、成長過程で不安を感じることが多かったせいかもしれません。
お金に対する価値観は、親の影響をかなり受けるものですので、改めて思い返してみると、今の自分のお金に対して感じている気持ちが、実は自分のものではなく親のものだった、ということに気付くことも多々あるものです。
その不安の原因を探っていくと、今感じている将来の不安の原点が、意外なところで見つかったりするかもしれません。
ちなみに、私も「お金の不安」を根本先生に相談したことがあったのですが、その時言われて印象に残った言葉があります。
「ホリエモンが全財産を無くしても、全然ビビってないのは、自分が稼げることを知ってるからだよ」
そう、結局のところ未来が不安になるのは、「どうにかなる」と思えない、つまり「自分がどうにかできる」と思えない、自己信頼の欠如が原因だったりするんですね。
AIさんはどうでしょう?
もし、何かあって、どうしようもない境地に陥ったとき、自分がどうにかする、自分ならどうにかできるって思えるでしょうか?
そこが、不安に対抗するための、一番の要なんだと思うのです。
「お金」が「将来の不安」の象徴なのだとしたら、自分を信頼することで、自然と向き合えるようになるのかもしれません。
じゃぁ、自分を信頼するってどういうこと?というと、それにはいつもの話で耳タコかもしれませんが、「自己肯定感」というのが土台になるわけです。
ダメだと思っている自分にOKを出すこと。
お金を見たくないなら、それはそれでしゃーないんです。
将来が不安なら、それはそれでしゃーないんです。
その不安な気持ちはマルっと受け止めた上で、「じゃぁ、自分はどうしたいんだろう?」ということを考えてみて欲しいのです。
そして、自分にないものではなく、あるものを見ること。
人間誰しも、放っておけば無意識に「ネガティブ」に目が向くものらしいのです。
だから、あえて自分や物事の「ポジティブ」な面を探す必要があるのだそうです。
なんだかんだいっても、払おうと思えば払えるお金があること。
10年も自営業を続けながら、お金を稼いでこれたこと。
生活を縮小しながらでも、毎日普通に生活を送れる環境があること。
そういった、お金があったからこそ得られた恩恵に目を向けてみてください。
そして、それを生み出せたのは、他の誰でもなくAIさんだったことを、思い出しましょう^^
そうやって、少しずつ自分の価値や能力を認めていくことで、「こんな私でもどうにかなるかな?」と思えたらしめたもの。
Amebloで、自己価値を高める方法についての考察を書いたので、そちらも参考にしてみてください!
自分の力を信頼することで、将来の不安が少なくなっていけば、その結果として、不安の象徴である「お金」との向き合い方も、自然と変わっていくはずなんですね。
これまでやってきたこと、手に入れてきたこと、身の回りにあるものに目を向け、感謝して、「バリバリ稼ぐ自営業をやっている自分」を遠慮なく、堂々とイメージできるように、自分の内面を整えてみてください♪
AIさんが自分らしく、楽しくお金と付き合っていけることを、心から祈っています!
コメント
さとひ様
こんにちは。AIです。
回答をありがとうございます!!!
回答読んだだけで、不安のゲージが10から7、いえ5くらいに下がりました。なんだかほっとしました。
・・・わりと、周囲におせっかいな人がいて、
「あんた、ヒトリで今後どうするの?!」みたいなことを言われるのが、正直いって堪えます。
人のネガティブな意見に影響されやすいのだと思います。
本来のわたしは楽天的なのに。
>その不安な気持ちはマルっと受け止めた上で、「じゃぁ、自分はどう>したいんだろう?」ということを考えてみて欲しいのです。
不安を感じてもよい、とわたしは理解しました。
不安を受け止めた上でじゃあどうする、ワタシ??
ええ、お金の恩恵は沢山受けてきました。
やりたいことは大体やってきました。
いまの自営の仕事もそのひとつです。
まだ、自分やれるじゃん、という境地には遠いのですが、
まずはあるものに目を向けてみます。
不思議ですね。自分の不安をさとひ先生に受け止めてもらえただけで、
ほっとしました。
文章でこの不安がつたわるか案じていましたが、杞憂でした。
さとひ先生のコラム読んで勉強します。
お目にかかる機会があればいいなあ、と思っております。
この度はほんとうにありがとうございました!
AIさん、返信遅くなりすみませんでした!そして、コメント嬉しいです。読んでくださって、ありがとうございました!
不安ゲージが半分になるなんて、本当に良かったです。自分の気持ちを理解してもらうだけで、心って軽くなるものですよね。
>不安を感じてもよい、とわたしは理解しました。
>不安を受け止めた上でじゃあどうする、ワタシ??
そうですそうです!感じるものは、しょうがないんです。
それを変えることは思考にはできないのです。
だから、いったん受け止める。受け入れる。
そして、心が少し落ち着いたら、自分に聞いてみる。
「じゃぁ、私は本当はどうしたい?」
そういうことの繰り返しで、心は鍛えられていくのだと思います。
寄り添い、励まし、育ててあげる。
これまでずっと、やりたいことでお金を稼ぎ、その恩恵を受けてきたんですよね。だからこそ、今のAIさんがある。それは紛れもない、AIさんの能力と努力の結晶だったのだと思います。
まずはその価値を受け取りましょう!
そしてそれを、これからどう伸ばしていくのか?どう変えていくのか?ということについては、ワクワクした気持ちで、未来を思い描いていけると最高だと思います。
これからのAIさんの活躍を、ますます応援しています!