【他人から見た自分の魅力について】
本来、人は多面的なものです。どこを切り取ってみるかで、その人の見え方、捉え方が変わります。
心理学には「投影」なんて言葉があって、自分の要素を相手に映し出してみてしまうという機能もあります。
どちらの言葉も居心地が良かったのなら、「そんな風に見えるのか~」って感じで、さらっと受け取ってみてはいかがでしょうか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
他人から見た自分の魅力が分からず、受け取れません…
少し前から仲のいい友達(Aさん)がいます。心理学を勉強していて、気が合い、直感的で私の些細なことに気がついてくれます。
その友達の紹介でカウンセラーをやっている方(Bさん)がいて、潜在意識に長けている方でした。その方と何気ない会話をしました。
2人に何気なく私の悩みを話した所「貴方自身の魅力を自覚して、受け取った方が良い」と同じことを言われて、私の良い所を教えてくれました。
唯気になったのはお2人共逆のことを言っていて、直感方のAさんからは「おしとやかではんなり、お嬢様」、深い所に気付くBさんからは「セクシーで色気あふれてる」と言われ、「え?どっちが本当の私なの?」と思いました。
Aさんの言われたことは、確かに意識して言葉遣いや服装に気を付けているので、納得しました。他の人にも同じことを言われます。
Bさんの言われたことは、家庭が厳しかったので性的なことは抑えたり避けてたので正直「そんなわけない!」と思ってしまいました…でも潜在意識ではそうなのかな…?とふと疑問に思いました。どちらも言われて嬉しいことなのですが、自覚する前に混乱して受け取れません(涙)
何かアドバイスお願いします。。
(どんちゃんさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
どんちゃんさん、素敵なご友人がいて、いいですね~^^
人の魅力や価値って、普段無意識に感じてはいても、なかなか本人に教えたり、伝えたりしないものだったりしますよね。
生粋の日本男児に「私の事愛してる?」って聞いた時に、「付き合ってる時点で、言わなくてもわかるだろ」みたいなこと言われちゃうアレですね。
友達として付き合っている時点で、お互いに何らかの好意を持っているわけですが、それが具体的に何なのかを、直接相手に伝える機会ってなかなか無かったりするものです。
なので、わざわざそのご友人は、どんちゃんさんのいいところを、直接伝えてくれたのだから、とても友達思いを素敵な友人がいていいな~って思ったんですね^^
で、2人が言っていることが、ある意味真逆で戸惑ったとのこと。
かたや「おしとやかではんなり、お嬢様」、かたや「セクシーで色気あふれてる」。
一見すると矛盾しているというか、真逆な性質に見えますが、実際には共存が可能なものだと思っています。
おしとやかではんなりしてるお嬢様で、セクシーで色気溢れてる!!
そんな人いないだろ!!って思いました?
いやぁ、私はいると思うんですね~。どうでしょう?
そもそも、どんちゃんさんにとって「セクシー」とか「色気」ってどんなイメージがありますか?
露出度高めのギャルっぽい感じ?
女を武器にして、男たちを悩殺しまくる感じ?
実は、それらは私が勝手に思ってた「セクシー」のイメージだったのですが、私が根本先生の個人セッションを受けた時、「セクシー」に密接な関係がある、女性性やセクシャリティというのは、別に性的なものだけではなく、その人の生命エネルギーそのものであるということを教わりました。
まぁ、そもそも「性」というものが、「生命」の根幹をなすものです。
だって、「性」がなかったら、この世に新しく命が生まれることはないのだから。
ということで、その人の生命エネルギーそのものというのは、その人らしい魅力そのものでもあります。
ただ、どんちゃんさんは
>家庭が厳しかったので性的なことは抑えたり避けてた
と書かれていたので、もしかしたら自分の中で「性」を感じる部分を、なるべく見ないようにして過ごしてきたのかもしれませんね。
だとすると、それはどうしても自分のエネルギーを抑え込む形になってしまいます。
とはいえ、抑え込んだとしても、それは無かったことにはならないので、ご友人のBさんは、そのどんちゃんが隠そうとしている「性」の部分を、微かな雰囲気として察したのかもしれません。
だとしたら、セクシーさを隠し持っているお嬢様というのも、成り立つと思うんですね^^
っていうか、その方がむしろエロスを感じてしまうのは、私だけでしょうか!?(笑)
そもそも、大抵の場合において、自分が隠そうとしているものは、他人に結構バレているものです。(残念ながら!)
「ジョハリの窓」なんて言葉があるのですが、人には4つの側面があると言われています。
・自分も他人も知っている自分
・自分は気が付いてないけど、他人には見えている自分
・自分は気付いているが、他人には見えていない自分
・自分も他人も気付いていない自分
本来、人は多面的なものです。
どこを切り取ってみるかで、その人の見え方、捉え方が変わります。
そして、心理学には「投影」なんて言葉があって、自分の要素を相手に映し出してみてしまうという機能もあります。
なので、Aさんがどんちゃんさんに見たのは、Aさんの中にもある要素で、Bさんがどんちゃんさんに見たのは、Bさんの中にもある要素だったりします。
でも、そのどちらも、どんちゃんさんの中に、確かにあるものなのです。
どちらかが間違っていて、どちらかが正しいなんてことはありません^^
どんちゃんさんにとって、どちらの言葉も居心地が良かったのなら、「そんな風に見えるのか~」って感じで、さらっと受け取ってみてはいかがでしょうか?
>2人に何気なく私の悩みを話した所「貴方自身の魅力を自覚して、受け取った方が良い」と同じことを言われて、私の良い所を教えてくれました。
ここでは、どんちゃんさんのお悩みがどんなものか取り上げられていないので、詳しいことは言えませんが
どんな問題も、自分自身で見逃している自分の価値や魅力を教えてくれるきっかけであるし、逆に言えば、自分が自分の価値や魅力をしっかりと受け取ることができていれば、どんな問題も問題と感じなくなると思うんですね。
自分の価値や魅力を認める方法は色々ありますが、ご友人がしてくれたように、誰かに自分に見えていないものを聞いてみるというのは、とても良い方法だと思います。
また、どんちゃんさんが封印してしまった、自分のセクシーさを取り戻すために、厳しかったご両親に対する思いと向き合ってみるのも一つだと思います。
どんちゃんさんは、長らく優等生で生きてきたんじゃないかと思うのです。
親の期待する自分を演じるうちに、いつしか本来の自分の自由さや無邪気さを忘れてしまったのかもしれません。
そうやって自分で作り出してしまった自分の殻のようなものを、少しずつ打ち破っていけると、隠されていた「セクシーさ」が、自然と表に出てこれるようになるのではないかと思うのです^^
「自己価値」を認めるための方法論については、過去「忘れ去りし自己価値を求めて」というシリーズもので熱く語りましたので、ご参考まで!
どんちゃんさんが、本来のどんちゃんさんらしい魅力を全開にして、自然体の自分を愛せるようになることを心から祈っています!
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