【友達(既婚女性)への依存で辛いです】
依存だとか、嫉妬だとか、そういうのって、人間にとって自然な心の動きです。
うらやましいし、寂しいし、そんな気持ちの時に、素直に他人の成功を祈れないのは普通だし、相手を好きだからこそ、色々な気持ちが渦巻くものです。
そのお友達に魅力を感じられるのは、自分の中にその要素があるからこそ。だとしたら、自分にとっての「自分らしい成功」の形を、思い描き目指していくことで、自分軸を取り戻していけるのではないでしょうか?
******************
ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
こんにちは。
29歳の独身女です。とある趣味をきっかけに出会った友達(既婚女性)がいます。
その人の作品も好きなのですが、どちらかというと趣味への意識が自分と似たようなレベルな部分に親近感が湧き、交流が始まりました。
しかし付き合いを続けていくうちに、現在、趣味の目的が完全にその人の為へとシフトチェンジしてしまっていることに気がつきました。
その人にウケてもらいたいから描く・作る・表現する、など・・・。
そして今彼女は、別の趣味の道へと方向転換しようとしています。
急に目的を失ったように感じてしまい、絶望状態です。
私から見たその人は、器が広く向上心があり努力を続けられ、結果を残すことのできるとても魅力的な人です。
彼女が羨ましいと同時に嫉妬で苦しくなります。
それ故彼女の成功を素直に応援できず、そんな自分が情けなく消えてしまいたくなります。
完全に依存の沼にはまってしまい抜け出せません。
過去、鬱々と考え続けるのもしんどく、いずれお別れが来るなら自分から消えた方がいい、と自ら音信不通になったこともあります。
ここまで異性に向けるような悩みを、同性であるその人へ向けている事実も、抵抗があります。
依存、嫉妬、疑似恋愛、承認欲求、他人軸・・・こんなキーワードが頭の中でぐるぐるしていて最近しんどいです。
どうかシンプルな心の持ち方を教えてください。
(みんみんさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
総評すると・・・女子あるあるじゃないでしょうか。
だって、しょうがないですよね。気も合うし、素敵だし、憧れちゃうし、私もそんな風になりたい!って思っちゃうし。
そんな人に認めてもらえたら、嬉しいって思うのも当然だし、その喜びが忘れられず、また認めてもらいたいとがんばっちゃうのも自然なことですよね。
心理学を勉強すると、つい自分の感じている気持ちに専門用語で名前をつけて、納得したくなるものだと思うのですが(私がそういうタイプなだけ!?)
心理学とは、自分や他人を理解するために使うものであって、自分を否定したり、批判したりするために使うものじゃございませんのよ~。
依存だとか、嫉妬だとか、そういうのって、人間にとって自然な心の動きです。
それをネガティブに捉えて、自己攻撃の材料にするのだとしたら、「人間やめちまえ!」と自分に言ってるのと同じことになっちゃうんですね。
とりあえず、今の自分の状態が、そういう言葉で表現できる状態だったとしても、「そんな自分はダメだ」と否定する必要は、全くないのであしからず、です。
自分の心を理解した上で、「じゃぁ、どうしたら自分が楽になるのか?」を考えていくことの方が、もっと重要だってことですよね~^^
>それ故彼女の成功を素直に応援できず、そんな自分が情けなく消えてしまいたくなります。
うらやましいし、寂しいし、そんな気持ちの時に、素直に他人の成功を祈れないのは普通ですよ。相手を好きだからこそ、色々な気持ちが渦巻くものです。
好きだから、嫉妬したくないし、素直に応援したいと思うと同時に、好きだからこそ、嫉妬するし、寂しくなるのです。
どうでもいい相手だったら、何も感じませんよね?
つまり、ネガティブな気持ちの裏には、みんみんさんからお友達への壮大な愛情がそれだけ詰まっているということなのです。
だから、その自分は情けなくなんかありません。それは感じて当然の、自然な気持ちなのです。
さぁ、ご唱和ください!!!
に・ん・げ・ん・だ・も・の byみつを
さて、嫉妬心についての説明は、お師匠様のブログに譲るとして・・・
心の仕組みとして、自分にないものは相手の中に見えないというものがあります。
いわゆる「投影」ってやつですね。
つまり、みんみんさんが大好きなお友達の中に見ている魅力的な部分というのは、みんみんさんが自分の中にあるけど、気付いていない、または認めていない魅力的な部分とイコールなわけです。
その辺の説明についても、お師匠様のブログをご参照くださいませ。(人任せ)
ということで、みんみんさんが、彼女の中に見ている
>器が広く向上心があり努力を続けられ、結果を残すことのできるとても魅力的な人です。
というのは、誰でもない自分自身の姿なんですね。
まぁ、突然そんなこと言われても、受け取れないと思いますけどね。(笑)
そうありたいと思える時点で、実はその要素、素質を十分に持っているのが事実なのです。
嫉妬って、「欲しいものが手に入らない」と思うことから感じる気持ちだと思います。
でも、相手の中に見える「欲しいもの」を、実は既に自分が持っていたのだとしたら?
それに気付ければ、嫉妬よりも同志的な気持ちを感じるようになるのではないでしょうか。
それを受け取るのが、嫉妬心を昇華させるための第一歩になると思います。
そして、もう一つ「投影」の仕組みから考えるならば、みんみんさんはそのお友達に誰を映し出して見ているのでしょう?
本当は、誰に認められたかったのでしょう?
本当は、誰に喜んでもらいたかったのでしょう?
もしかしたら、一番認められたかった人に認めてもらえなかったと、傷ついている子どものようなみんみんさんが、心の中にひっそりと隠れているのかもしれません。
*
自分の心の中に、5歳くらいの小さい女の子がいるって想像してみてください。
その子は、自分は認められていない、自分はダメな子だと感じていて、寂しそうに、小さくうずくまって泣いています。
その子にどんな言葉をかけてあげますか?
どんな言葉で、その子を励ましてあげますか?
その子が笑顔になるために、どんなことをしてあげますか?
自分の大切な友達に言葉をかけるように、その子に優しくしてあげてください。
「自己否定」というのは、その心の中の女の子を、ひどい言葉でいじめているような状態とイコールです。
先ほどもお伝えしたとおり、今みんみんさんの中に渦巻いているネガティブな感情は、お友達への愛情故に生まれる、人間として自然な気持ちです。
それを感じている自分を否定することなく、そんなお友達に出会えたことへの喜びに意識を向けてみましょう。これほどまでに、強く感情を揺さぶられる相手に出会えることは、とてもとても素晴らしい経験です。
例え、彼女が別の道に方向転換したとしても、ご縁があれば、きっと形を変えても繋がりは続いていくでしょう。
そして、そのお友達に魅力を感じられるのは、みんみんさんの中にその要素があるからこそ。
みんみんさんが、器が広く向上心があり努力を続けられ、結果を残すことのできるとても魅力的な人なのだとしたら、みんみんさんもまた、自分らしく成功することが可能なわけですよね^^
だったら、みんみんさんにとっての「自分らしい成功」の形を、思い描き目指していくことで、自分軸を取り戻していけるのではないでしょうか?
それが、「ライフワークを生きる=自分らしい人生を生きる」ということでもあるのだと思います。
お友達は、みんみんさんが忘れている自分の魅力を気付かせるために、現れてくれた使者なのかもしれません^^
みんみんさんが、自分の魅力や才能をスパークさせて、自分らしい成功を手に入れることを祈っていますね!
コメント