【ラスボスかもしれないブロックの見つけ方】
ブロックがあっても、完全に癒されていなくても、幸せになることは十分に可能です。
親密感の恐れを感じるくらい、そしてその恐れを乗り越えて彼に近づきたいと思うくらい、彼を愛する自分の気持ちに目を向けてみるのはいかがでしょうか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
はじめまして。
よろしくお願いします。
お答えかヒントでも何かいただければ幸いです。私はバツイチでシングルマザーです。
今年20歳になる息子が一人います。
アラフィフです。お付き合いして3年過ぎたところの既婚の彼がいます。
その3年の中で、彼と近づくと離れるという、私の心が安定しないために、どうしても振り回してしまうという事を繰り返してしまいます。
私が振り回されていると思っていましたが、私が振り回していることに途中気が付きました。
だからと言って、好きという気持ちが愛かもしれないと思いはじめていて、完全に終わることもできずに今は私自身が停滞中です。
戻ることも進むこともできない停滞がモヤモヤとなっていて、苦しくなっています。
(昔から白黒ハッキリさせたい癖があります)お互いに探り合いになってしまうのです。
彼と、あまり顔を合わせない方がちょうど良い距離感だと感じることもあります。相手には白黒ハッキリを求めるのに、自分はグレーなのか!と気づき、彼を通して自分を見ていることも分かってはいます。
自己分析は好きで勉強しながら、自分の心と向き合って来ましたが、ここに来て、私の心の中に大きなブロックの影が見え隠れし始めました。
それがなんなのかまでは至ってなく、その大きなブロックを見つけて手放したい。と思っています。親密感への恐れがあることは、薄々気づいていたのですが、何故かそこはまだ掘り下げていないところです。
何かやはりそこに恐れがあって見ないようにしているのでしょうか。
それが大きなブロックかどうかは分かりません。
彼ともっと公私共に信頼関係を築きたいと思っています。
そのために、私の中にある見えないブロックを見つけて手放しブレない心になりたい。
今私は、頭と心の整理ができないようで、今何をすべきなのか具体的に知りたいです。
よろしくお願いします。
(ももさん)
サトヒです!こんにちは!
ラスボスというワードが大好きなので、つい回答したくなってしまいました。(笑)
といいつつ、いきなりこんな話で申し訳ないのですが、ラスボスを見つけて、ブロックを手放さなければ幸せになれないってことはないんですね。
お師匠様も言っていますが、我々は心の問題を見つけて癒すことが仕事ではあるのですが、本当は誰もが「完全に癒されなくても、幸せになれる」んです。
師匠のブログにこんなのがあったので、ご参考まで。笑
そして、こんなラスボスに特化したブログがタイムリーに…!
>自己分析は好きで勉強しながら、自分の心と向き合って来ましたが、ここに来て、私の心の中に大きなブロックの影が見え隠れし始めました。
私もそうなんですが、自己分析が好きなタイプだと、目的が自己分析や癒しそのものにすり替わることがあるんですね。
本来の目的って、自分と向き合い、自分の過去の傷を癒していこうとするのは、「幸せになるため」だったはずだと思うんです。
その目的と癒しという手段が、無意識のうちに入れ替わってしまうということがあるんです。
人間の心って玉ねぎみたいだと言われています。
つまり、剥いても剥いても剥けるものなのです。
そして、どれだけ剥いたら芯に当たるかもわからないものです。
なんか、そう聞くと果てしないですよね。笑
ひとつブロックを見つけて癒せば、また次のブロックが見つかる。
そんな風に、自己分析も癒しも、終わりなき旅なんですね。
なので、ブロック探しにはまりそうになったら、本来の目的であるはずの、「幸せになること」を思い出すのも大事なことかもしれません。
とはいえ、大きなブロックに気付いてしまったんだもの、そりゃ手放したくもなりますよね~!
ただ、その前に
私はなんのために、このブロックを手放したいのか?
ブロックを手放して、どうなりたいのか?
つまり、自分はどうしたいの?
何が幸せなの?
どう生きていきたいの?
それらを今一度、見直してみると良いと思いますよ^^
さて、ももさんにとっての「幸せ」ってなんでしょうか?
>彼ともっと公私共に信頼関係を築きたいと思っています。
>そのために、私の中にある見えないブロックを見つけて手放しブレない心になりたい。
とありますので、お互いに信頼し合えるパートナーシップであったり、ぶれない自分で心穏やかに過ごせることだったりするのかもしれませんね。
さすが、これまで自己分析をしこたまやっていらっしゃったということもあり、ご自身の気持ちをよく把握されているなあと感じました。
これだけ自分を客観視できてるって、ほんとにすごいことです!!
自分のことって、一番自分がわからないものですから。
ご自身に、親密感への恐れがあるのではないかと気付いたのは
>彼と近づくと離れるという、私の心が安定しないために、どうしても振り回してしまうという事を繰り返してしまいます
この辺りの経験からなのかな、と思いましたが、いかがでしょうか。
白黒はっきりさせたい気持ちはあるけど、彼のことを好きな気持ちもあって、なかなか自分で別れを切り出すことはできない。
だけど、彼が既婚ということもあり、今の状況では、彼と一緒に生きることを望んだところで叶わないかもしれないから、それを望むのは怖い。
だったら、もう私には決められないんだから、彼に決めて欲しい。
「あなたは、どうしたいの?どうするつもりなの?決めて!」
それが、ももさんの言うところの「相手には白黒ハッキリを求めるのに、自分はグレーなのか」という言葉の意味なのかなぁと思いました。
それって、つまり他人軸ということなんです。
自分の決断を相手に委ねているから、相手の言動に振り回されてしまうわけですよね。
で、彼も彼で他人軸だから(おそらく彼の方が、自分軸にはなりにくい状況ですよね)、お互いに空気を読み合って、お互いに想像で振りまわっちゃう。
そんな状況かもしれません。
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さて、ももさんは、彼に本当はどうして欲しいのでしょうか?
彼に、自分を選んで欲しい?
それとも、この恋に区切りをつけて、新しい恋を探したい?
そこが一番のグレーゾーンですよね。
でも、彼に対し「親密感の恐れ」を感じているということは、本当は彼が好きってことだと思うんです。
恐れるほど、近づきたいってこと。
それくらい、彼のことが大好きだってことなんじゃないかなぁ?って、私は思うんです。
でも、彼に選ばれる自信がなくて、彼に選ばれないことが不安で、それ以上先にも進めないし、後にも引けないような状況なんじゃないかな、と。
じゃぁ、どうしてももさんが「親密感の恐れ」を感じるようになってしまったのか?というのは、やはり生まれ育った家族間の心理的距離に理由を探すことはできると思います。
それがいわゆる、「ラスボス」ということになるわけですが。
今、ももさんが感じている「近づきたいけど、近づくのが怖い」「愛されたいけど、愛されないことが不安」といった感情を、誰か家族の中で感じていた相手はいたでしょうか?
少し、自分が小さい頃のことを思い出してみると、今につながるヒントが見つかるかもしれませんね。
ただ、最初にも書いたとおり、ブロックを手放さなくても幸せになることは十分可能です。
そして、癒しの大きな要素は「気付き」です。
自分にそういう傾向があるということ、もうすでに気付いていらっしゃるわけですよね。
まずは、そんな恐れを感じている自分を否定することなく、寄り添ってあげてください。
そしてなにより、恐れを感じるのは、それだけ彼のことが大好きだからということ。
誰だって、好きな人には愛されたいと願うものだし、嫌われるのが怖いものですし、自分に自信がないほど、その恐れは強くなってしまうものですよね。
だから、結局は「自己肯定感」という話になるんです。
耳タコかもしれませんが。笑
3年間、どんな気持ちで彼と向き合ってきましたか?
彼に会えなくて寂しい日も、彼の気持ちが不安な日も、きっとたくさんありましたよね。
それでも、そんな気持ちを抱えながらも、彼と一緒にいたいと願ってここまで過ごしてきたはずです。
彼のどんなところが好きなのでしょうか?
そして、彼はももさんのどんなところが好きなんでしょうか?
ももさんが、自分の彼への愛に自信を持つことができれば、彼のももさんへの愛を信じることができるかもしれません。
それくらい誰かを愛せる自分を、もっと認めて、自信を持ってくださいね。
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