【痩せれない自分を好きになれない】
女性にとって「美」は永遠のテーマでもありますゆえ、容姿というのは自己肯定感に大きな影響を及ぼすものです。
だけど、「ダメな自分」をどうにかしたいというのと、「今でも素敵な自分」をもっと良くしたいというのとでは、同じ努力をしたとしても、結果が全然違ってしまうものなんですね。
欠けている部分に目を向けさせる無意識の自己否定トラップに負けず、「今の自分の強み」を活かして、なりたい自分に近づくための試行錯誤を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
こんにちは。
根本さんのブログや、こちらの相談窓口でかなり自己肯定感は上がってきたのですが、終わりのないダイエットにいつも自己肯定感が下がってしまいます。
私は標準体重ですが理想はあと4キロ減らしたいです。
運動したりレコーディングしたり、色々やっていますが、いつも途中で我慢できなくなったりして挫折しやっぱりダメだ、またやろう、の繰り返しです。
特に外見で誰かに何かを言われた経験はないのですが、アートや美しいものが好きなせいか自分の外見についてかなりこだわりを持っています。(他人から変に見られたら嫌だ!というより、自分の理想から離れていて嫌だ!という気持ちです。)
終わらないダイエットはどのように受け入れたら自己肯定できるのでしょうか‥…?
(yさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
これまでの色々な取り組みの結果、自己肯定感が上がってきたというのは、めちゃくちゃすばらしいことですね~!!
先日もブログに書いたのですが、自己否定が習慣化してきた人にとって、「自己肯定」はそれなりに時間が必要なものでして。
まさに、継続が物を言う世界だと思うんですよね。
なので、yさんもきっと色々なことを学んで、自分と向き合って、少しずつ少しずつ自分の思い込みを書き換えながら、自己肯定感を高めていらっしゃったのだと思います^^
本当によく頑張りましたね~!
とはいえ、女性にとって「美」は永遠のテーマでもありますゆえ、容姿というのは自己肯定感に大きな影響を及ぼすものですよね~。
「ここがもう少しアレだったら…」
という悩みは、永遠に尽きないものだとも思うのです。
特にダイエットというのは、具体的に数字でも表れる部分だからこそ、数字のアップダウンに心もアップダウンしがちです。
yさんは標準体重ではあるけど、あと4kg痩せたいという目標があるんですよね。
世間では「標準体重だからいいじゃない」と言う人もいるかもしれませんが、「美」の基準は人それぞれですし、客観的な数字がどうであれ、「自分が納得できるかどうか」というのが大事だと思うんです。
しかも
>特に外見で誰かに何かを言われた経験はないのですが、アートや美しいものが好きなせいか自分の外見についてかなりこだわりを持っています。
と書かれているように、アーティスティックな感性をお持ちのyさんのような方であれば、余計自分の見た目のバランスという部分に、厳しい目を向けてしまうのも当然かと思います。
それってつまり、「自分で美しいと思える自分でありたい」ってことですもんね^^
ちなみに、私も過去ダイエットにハマった時期があったのですが、ダイエットをきっかけに過食症になってしまいまして。
ある意味、それが自分と向き合い始めるきっかけになったので、今となっては結果オーライなのですが、当時は本当にしんどくてしんどくて。
心の隙間を埋めるように、食べたいんだか食べたくないんだかわからないものを、文字通り身体に「詰め込んで」いました。
元々、私のダイエットの目的は、もっと素敵な自分になるためであり、素敵な自分になって自分を好きになりたいってことだったんです。
だけど、出発点が「このままの自分じゃダメ」という自己否定だったために、ゴールは常に「やっぱり自分はダメだ」という結果にしかならなかったんですよね…。
それを引き寄せの法則的に解説するならば、「意識を向けたものが拡大する」という仕組みによって、「痩せたい」と思えば思うほど、逆に「痩せていない自分」に意識が向いて、その自分が拡大してしまっていたのでしょう。
結果、「痩せていない自分、痩せられない自分」の証拠探しばかりするようになり、結果的に元々あった「自己否定」を強める結果にしかならなかったのでした。
あな、おそろしや。
引き寄せ的には、望んだ願いを叶えるには、出発点の意識が重要だという話があって。
「ダメな自分」をどうにかしたいというのと、「今でも素敵な自分」をもっと良くしたいというのとでは、同じ努力をしたとしても、結果が全然違ってしまうものなんですね。
私たちの意識は、自分が思い込んでいることを無意識に証明をしようとし続けるものなので、出発点の意識を反芻する結果になりやすいのです。
ということで、yさんがあと4kg痩せたいと思う出発点を改めて見直してみて欲しいのです。
「今の自分じゃダメだから、もっと痩せたい」のか、「今の自分も素敵だけど、もっと痩せたい」のか?
自己否定の巧妙なトラップにご注意を
自己肯定って、「自分の経験から身に付けた自己否定的な思い込み」というある種の洗脳を、自分で解いていく過程でもあると思うんですよね。
ご相談内容には、yさんの家族関係などについては書かれていないので詳しいことはわかりませんが、自己否定的な思い込みを抱くきっかけは、幼少期からの生活環境の影響が強いように思います。
ちょうど子育てブログを書いたところだったのですが、女子って「大人を喜ばせたい」「大人に好意を持たれたい」という思いが強いために、その思惑がうまくいかなかった時に「自分の存在自体を否定してしまう」という拡大解釈の傾向があるんだそう。
また、親が自己否定的なタイプだと、どうしても「投影」の影響を受けるので、否定的な言葉を聞いて育てられがちだったりもします。
そうすると、どうしても漠然と「自分の存在そのものへの否定的なマインド」が根付いてしまいやすいわけです。
自己否定の本質って、「具体的に自分の何がダメ」というよりは、「自分の全部がダメ」という漠然としたものだと思うんですね。
しかも、自己否定は癖というか、習慣化するものなので、巧妙なトラップを仕掛けて、何かしら自分の中にダメ出しするきっかけを、常に見つけようとするのです。
だから、もしかしたらyさんのダイエットも自己否定のきっかけに過ぎず、「4kg痩せたら自分を手放しで認められるのか?」といったら、意外とそうではないのかもしれません。
何かを達成すれば、また次に欠けているものを見つけて、「足りない足りない」と言い続けるのが、自己否定という心の癖だからです。
強みを活かして、自分を理想に近づけるには?
じゃあ、一体どないせいっちゅーねん!っていう話ですが、つまるところは
「YOU、自分のいいところを、もっと認めちゃいなYO!」
ってことだと思うんですね^^
最近の私のテーマが「あるものを活かして生きる」ということだから、最近はそっちの話に持ってっちゃう傾向があるのですが(笑)
やっぱり自分に無いものを身に付ける努力をし続けるよりも、持って生まれた素晴らしいもの(才能)を活かして生きる方が、自然だと思うんですよね。
以前、メイクレッスンを受けに行ったことがあるのですが、顔のバランスを見て、理想的なバランスから外れているところをうまく補正しつつ、良いところを強調するというのが基本だと教えてもらったんですね。
それって、つまり強みを活かして、弱みをカバーするみたいなものだと思うんです。
また、私が巷で素敵だなって思う人って、決して完璧だから素敵なわけではなくて、「自分らしさを知り、それをうまく見せることに長けている人」なんですね。
だとすれば、「痩せたい」というyさんの希望からは外れた回答になってしまうかもしれませんが、私としては
yさんの持っている強みを活かして、自分の理想に近づくにはどうすればいいか?を考えることをオススメしたいのです。
yさんの美的センスというのは、自分に対する厳しい目にもなり得るものですが、それ以上に自分の求める「美」を追求し、実現できる才能でもありますよね^^
もちろん、4kg痩せた自分の方が”素材”としては自分の理想に近づきやすいのかもしれませんが、きっと今の自分のままでも、もっと自分の理想の「美」に近づくことはできると思うのです。
ダイエットを頑張ってる時って、自分の体重で一喜一憂してしまうので、視野が狭くなりがちです。
だけど、「外見」は体形だけではなく、ファッションやメイクや髪型などで、いかようにも作れるものですよね?
だとしたら、4kg痩せられない自分にこだわり続けるよりも、(とりあえずでも)今の自分をベースとして、なりたい自分に近づく方法を探してみるのもアリなのではないでしょうか?
美術作品だって、素材そのものではなく、全体の構図や配置のバランス、色彩の組み合わせなど、様々な要素が絡み合って、作品としての美しさを全体で表現しているものだと思うのです。
アートや美しいものが好きならば、自分がそこにどんな「美しさ」を見いだしているのかを研究してみても面白いかもしれませんね^^
今の自分を素材として、より「美しく」見える方法を試行錯誤していたら、痩せる痩せないに振り回されにくくなる可能性もあります。
(余談ですが、痩せたいと思い続けてた時は何をしても痩せなかったのに、ダイエットのことを気にしなくなったら、いつの間にか痩せてたという私の体験談もありますぜ。これが、手放すと叶うということか…!と思いました。)
ということで、せっかくアート好きという美的感覚の鋭さがあるのですから、それを活かして、今の自分をより自分好みにする方法を探してみるのはいかがでしょうか?
また、今の自分のかわいいところ、素敵なところを見つけようと意識するのも、自己肯定の良い訓練になりますよ~。
オススメなのは、自分の中で「かわいいと思えるパーツ」を見つけてあげることですね^^
そのパーツは堂々と活かしつつ、バランスが悪いと感じるところは、ファッションやメイクでカバーして、全体として「この自分はイケてるかも~」と思える自分を目指してみてはいかがでしょう?
そもそも、そんな風に「もっと素敵な自分になりたい!」とダイエットを頑張ってるyさんが、めちゃくちゃかわいいと思うんですけどね^^
どんなに挫折しようが、なかなか続かなかろうが、「もっと自分を好きになりたい!」と思って、終わりなきダイエットに挑み続ける自分の健気さも、ぜひかわいがってあげてくださいね。
yさんが持ち前の美的センスを活かして、自分をより自分好みに変えていく過程を楽しめることを、心から祈っています!
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