【育児と在宅ワークのバランスで日々モヤモヤしています】
今回の回答のポイントは…
・子育て中は、自分の思い通りにいかないことばかりで、徐々に精神を削られていくもの。そんな時期に、無気力かつ疲労困憊になるのは仕方ないことです。(泣)
・先が見えない時期こそ、意識を「今」に戻して、今の自分でできていること、やってきたことを認めてあげてくださいね^^
・頑張り屋さんは、一人で全てを抱え込みがち。燃え尽きる前に白旗を上げて、勇気を出して助けを求めてみましょう!
詳細は本文にて!お時間ある時にお読み頂けると幸いでございます。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
根本先生の大ファンで本やブログを日々愛読させて頂いております。いつもありがとうございます!相談させてください。
わたしは2児の母親で在宅ワークをしております。子供2人は小学生と3歳の保育園生です。昨年からコロナの影響で度々、休校や休園が続いており、自粛を余儀なくされていまして、昨年の長い自粛生活で、恐らく自律神経のバランスが一時的に不安定になったのかな、と思っています。
昨年1ヶ月余り自粛の後、子供たちの学校の再開の安堵感や、疲れからか、翌月のほとんどが動けない状態でした。
主人には言えず、日中主人が仕事で不在の時は休み、夕方からお迎えをして家事をして、普段と変わらないように見せていました。
それからは動けるようにはなったのですが、度々起こる休校や休園で、子供たちが自宅にいる際は、自己防衛反応なのか、仕事が手につかず、自然と無気力になるのです。。
これではダメだと、自分の身体にムチを打って頑張ろうとするも、できず。そのため、自己嫌悪になったり、自分を責めたり、そして苦しくなるというループです。。
全国どこのご家庭も同じ状況で自粛を余儀なくされていて、わたしだけではない、と奮い立たせたりもしてはいます。
再開したら、よし頑張るぞ!→また休園か、ちーん。の繰り返しでモヤモヤもしております。仕事の成果も出せず、自営業なので、売上を立てないと生活に響きますし。。
いつ終わるかわからないコロナで、先行き不安になり、どのように気持ちを立て直したら良いのか葛藤しておりまして、先生方から何かアドバイスを頂けたら幸いです。
(はるこさん)
愛と理屈であなたの心を解きほぐす、ライフワーク研究家サトヒです!
小学生と0歳児を持つ母として他人事とは思えず、筆を執った次第でございます。
もうね、わかりみしかないっす。赤べこ(頷き)すぎて、首がちぎれそう。
とはいえ、私の場合は育休中なので、はるこさんの苦しみには到底及ばないとも思うのですが、それでも先日まで地獄の(!?)夏休みを経験した身としては、一言言いたい。
自分のペース、皆無。
自分が思った通りになんて、全く事が進みません。
自分のペースで何かをするなんて、夢のまた夢です。
私の友人も、在宅勤務期間に預け先の保育園でコロ助騒動があって、休園になってしまったという人がいますが、全く仕事にならなかったと言っていました。
そりゃそうですよねぇ…。
子どもって、なんだかんだ親の注目をひきたい生き物のようで、こっちが何かに集中しようとすればするほど、大騒ぎしたり、ちょっかいだしてきたりしませんか?(嫌がらせか!?と疑いたくなるほどに)
個人的には、子育て中に一番しんどいことって、何か一つの事に集中する隙を与えられない、ということだと思っているのです。
いつも何かが同時多発的に発生するわ、自分の責任下で守らなければいけない生命体が好き勝手に動いているわで、常に意識が散漫した状態で、何かに集中して取り組んでやり遂げるという達成感が全く味わえないんですよ~。
それがボディブローのように効いてきて、どんどんやる気や元気を削いでくるのです。
最初は、「こんなんじゃダメや!自分が頑張れば、どうにかなるはずや!」(謎の関西弁)と、試行錯誤して頑張ってはみるものの、どうにもならないことが積み重なるばかり。
で、いつしか「もう、抵抗しても無駄や…」と無気力の沼に沈んでいくしかなるという流れ。
なので、子育てに没頭するには、ある程度自分を「無」にしておかないとしんどいなぁと、私は常々感じているわけなのですが
だからこそ子育てを頑張ってきた人ほど、本来の自分っていうのを見失いやすいのかもなぁと思ったりもします。
そのくらい、”無我の境地”に向かうための過酷な修行ということでもあります。
できることしかできない。
なるようにしかならない。
流れに身を任せて、結果を受け入れるのみ。
これまで自力と根性で自分の人生をコントロールしてきた女子にとっては、過酷なサレンダー修行になり得るのです。
…と、ちょっと話がズレてしまいましたが。
なので、はるこさんが感じている
>それからは動けるようにはなったのですが、度々起こる休校や休園で、子供たちが自宅にいる際は、自己防衛反応なのか、仕事が手につかず、自然と無気力になるのです。。
>これではダメだと、自分の身体にムチを打って頑張ろうとするも、できず。そのため、自己嫌悪になったり、自分を責めたり、そして苦しくなるというループです。。
というのも、至極当然の反応なのではないかと思うのです。
本当に、よく頑張っていますよ…。(泣)
まずは、思うように頑張れない自分とか、疲れ切っちゃっている自分とか、「本当は○○すべきなのに、できていない自分」というのを、もう少し広い心で許してあげて欲しいなぁと思うんですよね。
意識を「今」に戻す
文面から察するに、はるこさんはめちゃくちゃ頑張り屋さんなタイプなのだろうなぁと感じます。
生粋の頑張り屋さんって、自分が頑張っている自覚がないので、自分に負荷をかけすぎる傾向があるんですね。
それ以外にも、もしかしたら完璧主義だったり、理想主義だったりする傾向もあるかもしれません。
>全国どこのご家庭も同じ状況で自粛を余儀なくされていて、わたしだけではない、と奮い立たせたりもしてはいます。
こんな風に考えてしまうのも、自分の思う完璧な姿を無意識に理想にしていて、常に自分より頑張っている人と比べて自分を「まだまだ」だと感じてしまうのかもしれないなぁと感じました。
はるこさんに限らず、そういうタイプの人は、なかなか自分の頑張りや、今の自分でできていることに目を向けることができません。
足りない部分にばかり目が行ってしまって、頑張っても頑張っても足りない気がしちゃうエンドレスループにハマりがちです。
で、そういう状況で何が必要かというと、またかよ…と思われるかもしれませんが、いわゆる「自己肯定感」の出番なわけです。
そりゃーもちろん、自粛生活でできることは限られてきます。
休校・休園がない時期のパフォーマンスに比べたら、劣るに決まっています。
前述の通り、自分のペースなんて皆無で、やりたいと思うことは全然できないし、やれたという達成感もないことばかりです。
なんだけど、その中でちゃんとやれてることってありますよね?という話がしたいのです。
「動けない」とは言っても、最低限の家事や子育てはしてきたはずですし、その中でもどうにか頑張ってやれたことがあるはずなんですよね。
それに、もう少し価値を置いてあげてもいいんじゃないかなー?と。
自分が何も考えずにバリバリやれてた頃と比べたら、もちろんできていないように感じることは多いだろうし、今の自分がなんだか見劣りするような気がしちゃうかもしれません。
だけど、できなくなったことの分、やれてることも確実に増えているわけです。
人って、ついつい「ない」ものに価値を見出しやすいので、「できない」ことにばかり意識が向きがちですが、その代わりに得たものはあって、それが無かった時期はそっちの方に価値を見出していたはずなのです。
子育てとか、子どもとの時間って、きっとそれなんじゃないかなぁ?と思ってます。
仕事の時間は減ってしまうけれど、子どもたちと過ごす豊かな時間は確実にそこに「ある」んですよね。
それを腹を括って受け取るのも、今できることの一つかもしれません^^
そして残念ながら、自分が「こうしたい・こうあるべき」と思っている理想の自分と、今の自分を比べても落ち込むだけなんですよね。
だったら、今の自分のキャパでできていること、やっていることをもっと評価してあげる方が、ずっと前向きなんじゃないかと思うのです。
それはつまり、「今を生きる」ということでもあると思うのです。
>いつ終わるかわからないコロナで、先行き不安になり、どのように気持ちを立て直したら良いのか葛藤しておりまして
とはるこさんも書いてくださっていますが、件のコロ助騒動で、見通しの立たない日々にうんざりしたり、不安になったり、絶望してしまったりする人は今たくさんいらっしゃると思うのですが
「今まではこうだったのに」と思うのも、「いつこの状況が変わるんだろう」と思うのも、意識は過去や未来をうろつくばかりで、「今」にいないのですね。
そういう時こそ、大事なのは自分の意識を「今この瞬間の自分」に戻すことだと思うのです。
つまるところ、どんな状況でも、結局は今の自分でできることを自分のできるペースで淡々とやるというのが、一番心を安定させてくれる方法なのかもしれません。
まぁ、「言うは易し、行うは難し」ってやつなんですけどね!(完全に自分にブーメラン直撃中。)
助けを求める、弱さを愛してもらう
最後に、はるこさんのご相談を読んで、実は一番気になったのが
>主人には言えず、日中主人が仕事で不在の時は休み、夕方からお迎えをして家事をして、普段と変わらないように見せていました
という部分だったのでした。
もしかしたらはるこさんは、普段から「人に助けを求める」ということが苦手なのではないでしょうか?
>仕事の成果も出せず、自営業なので、売上を立てないと生活に響きますし。。
と書かれている部分からも、どこか「自分が頑張らなければいけない」という強い思いを感じたんですね。
もちろん、実際に自分が働かなければ、家計に余裕が無くなるという状況なのかもしれませんが、2馬力で働いているのであれば、ある程度の期間だけでも旦那さんの稼ぎ(もしくはこれまでの貯金など)で賄うということは可能なのではないでしょうか。
コロ助騒動の終わりは、誰にもわからない状況ですが、おそらく金輪際このまま、ということは無いと思うのですね。
それに、子どもたちも必ず成長しますから、手のかかり方も少しずつ変化していくはずです。
だとすれば、今最もしんどい時期に旦那さんに状況を理解してもらったり、自分ができないことをサポートしてもらうのも、苦しみを乗り越えるための一つの方法だと思います。
はるこさんが、「助けて」と言えない背景に何があるのか、ここには書かれていないのでわかりませんが、もしかしたら育った家庭環境や親子・兄弟関係の中で身に付けてきた行動パターンのようなものかもしれませんし(もしかして長女?)
旦那さんとの関係性の中で、自分の弱さのようなものを素直に表現できない何かがあるのかもしれません。
それらは、もう少し詳しくカウンセリングなどでお伺いしないとわからない部分ではありますが、そういう状況を打破する最も有効な方法は
「助けて」
と、実際に声を上げることなのだと思います。
いわゆる白旗を上げる、ということ。
自分だけで抱え込んできた荷物を、一緒に背負ってもらうこと。
自分の弱さを差し出して、愛してもらうこと。
今までやったことのないことをやるって、すごく勇気がいることですが、実際に言葉にしてみたり、行動に移したりしてみると、あっけなく現実が変わったりします。
まずは誰もいないところで、こんな言葉を呟いてみるだけでもいいかもしれません。
「私はもう限界です。もうこれ以上頑張れません。
完璧じゃない私でも愛してくれますか?
私を、どうか助けてください。
私はもう限界です。」
言ってみて、どう感じるでしょうか。
もしかしたら、言葉に詰まる感覚があるかもしれません。
だとしたら、それくらい一人で色々なことを抱えて頑張ってきた証拠なんですね^^
そんな自分の頑張りを認めて、これまでよくやってきたねって労ってあげましょう。
そして、ほんの少し勇気を出して、助けを求めてみましょう。
最初は、ちょっと頑張れば自分でもできるようなことをお願いするのがオススメです。
例えば、ペットボトルの蓋を開けてもらうとか、何かの電池を交換するとか、ちょっとした荷物を移動するとか。
これまで、全然頼ってこなかったのであれば、最初はぎこちないかもしれませんが、それもこれも要は慣れです。慣れたら、少しずつ大きなことをお願いできるようになっていくはずなので、ご安心くださいね!
▼頑張り屋さんタイプには、我らがシショーのこちらの本もオススメです^^
はるこさんが、これまで一人で抱え込んできた荷物を降ろして、今の自分でできることを自分のペースで、周りのサポートを得ながら、少しでも楽にできるようになることを祈っています!
サトヒより愛をこめて。
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