【自立したいと愛されたいの葛藤】
自立心と、愛されたい気持ちは、決して矛盾するものではないと思うのです。
つまり、しっかりと自分の足で立ちながらも、時には誰かに支えてもらうことは十分可能ですし、それこそが頑張りすぎずに、楽に、自然体で愛される秘訣でもあるのだと思います。
そのためには、自分らしい生き方、あり方のバランスを見つける事。そして、自分が弱さだと感じている自分を、しっかりと受け止めてあげることが大切なのではないでしょうか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
もうずっと長いこと葛藤しています。
自分の足でしっかり大地踏みしめて、どんな岩場も濁流も力強く誇りを持てるよう生きたい…という想いと、
全身の力を抜いてただただ愛されたい。気張らず、普通にただ生きるだけで許される、むしろ大事にされる、そんな存在になってみたい、、気もする…
そんな矛盾する想いがあります。
どちらも本心な気がするので、ずっとずーっと葛藤しています。
どちらをとっても無理や不満が出るようで、多分うまく融合というか、どっちも満たすように工夫して行くしかないのだとは思っているのですが…
葛藤がある現状が時々辛く、身体症状として出てもいるので葛藤緩和のアドバイスなどいただけないだろうかと失礼しました。
(フレンチクルーラーさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
久しぶりのマルシェ回答で、自分の肩書きを忘れかけておりました…。(笑)
一人でも、力強くたくましく生きていきたいという思いと、誰かに守られながら、ゆるりと生きたい思いと、一見矛盾するような気持ちを同時に感じていて、自分がどっちつかずのような感じがして葛藤していらっしゃるんですね。
葛藤状態って、ほんと心がスッキリしないですよね~!!!!!
フレンチクルーラーさんの場合、身体症状としても出ていらっしゃるとのことで心配です…。
どっちかに決められたら楽なのに、どっちかに決められたらそっちにまっすぐ進めるのに、なぜ私はこうも迷ってしまうのか…。
私もよく板挟みパターンで迷うことが多いので、共感しすぎて首がもげそうになっております。(涙)
▼葛藤しすぎて、こんな記事を書いたこともあります。
とはいえ、客観的意見として意見させて頂くならば、今フレンチクルーラーさんが迷っている
”「自立キャラ」か「愛されキャラ」か、それが問題だ”
というのは、本当に矛盾している事柄なのでしょうか?
私は、実はそんなに矛盾していないのではないかな?と思うんですよね。
もしかしたら、フレンチクルーラーさんの中では「愛されキャラ」というのを、「依存」の象徴に感じるのかもしれません。
かたや「自立」は、誰の助けも借りずに一人でバリバリやれちゃう状態。
その反面「愛されキャラ」は、誰かの力におんぶにだっこで、自分は全く何もせずに、全部誰かにやってもらえる状態…つまり、「依存」状態。
でも私は、必ずしも「愛されキャラ」=「依存」というわけではないと思うんですね。
しっかり自立しながらも、その存在のありのままを愛されている人って実際にいると思いますし。
そういう人たちは、状況に応じて自分自身の要素を使い分けている人もいるような気がします。
なので
>どちらも本心な気がするので、ずっとずーっと葛藤しています。
どちらをとっても無理や不満が出るようで、多分うまく融合というか、どっちも満たすように工夫して行くしかないのだとは思っているのですが…
とフレンチクルーラーさんも書かれている通り、「うまく融合する」「どっちも満たす」ということが求められている時期なのかもしれませんね。
それを私は、「自分らしい生き方のバランスを見つける」と解釈しています^^
強さも弱さも含めての自分らしさ
誰の中にも色々な要素があります。
頑張れる時があれば、頑張れない時もある。
誰かを助ける時もあれば、助けてもらうことが必要な時もある。
元気いっぱいにふるまえることもあれば、落ち込んで誰とも話したくない日だってある。
バリバリ仕事をしたい日もあれば、恋人にどっぷり甘えたい日もある。
しっかり者の自分もいれば、うまくできなくて情けない自分もいる。
そんな、一見両極端に感じるような自分を、みんな自分の中に隠し持っているものだと思うんですね。
そして、様々な自分の側面を素直に見せられる相手もいれば、見せられない相手もいるのも自然なことですし^^(職場の人に対して、恋人みたいに甘えられないですもんね~。笑)
だから、自分自身をどちらか一方のキャラに決めなくてもいいんじゃないかな?というのが、私の提案です。
どちらの自分も選べる余白を、自分に残しておいてあげることが、実はとても大事だと思うんですよね^^
自分の理想はどちらか片方の自分かもしれないけど、理想通りにいかない自分を目の当たりにした時に、「こんな時もあるよね~」と思ってあげられると楽なんじゃないかな、と。
そして、そんな両極端な自分を受け入れた自然体な自分こそが、フレンチクルーラーさんの言う
「全身の力を抜いてただただ愛されたい。気張らず、普通にただ生きるだけで許される、むしろ大事にされる」存在
になれるのではないかと思うのです^^
依存の痛みが、過剰な自立を生む
フレンチクルーラーさんは、どちらも本心だと思うと書かれていらっしゃるので、これは私の個人的な邪推になるのですが(裏を読みたがる、深掘り系カウンセラーなのでお許しくだされ)
もしかしたら、フレンチクルーラーさんは、後者の「何もしなくても愛されキャラ」に、自分ではなれないような気がするからこそ、前者の「自立系武闘派女子」にならなければと思っているのではないかな?と思うんです。
つまり、前者は後者を求める不安から生まれている考えなのかな?と。
だとすれば、「自立したい」という気持ちの陰には、「自立しなければいけない」という義務感に近いニュアンスも含まれているのかもしれません。
自立しないと、一人で何でもできないと、どんな荒波も乗り越える強さがないと、生きていけないんじゃないか、という不安です。
でも、本当はもっと楽に生きたい、そのままで愛されたい、普通に生きるだけで許されたい、という思いがあって、だけどそんな自分じゃ許されないような気がする。
だから、「自立」にこだわってしまう。
どうでしょう、思い当たる節ってありますか?
多分、フレンチクルーラーさんはずっと自立せねばと思いながら、どんな岩場も濁流もものともせず、道のない道を進み、全身傷だらけになりながらも、傷口に染みる滝行を既に何度も繰り返してきたのではないかな?と思うんです。
だからこそ、もう疲れた、楽になりたい、このままの自分で愛されたい、頑張らない自分でも許されたい…、そんな思いが自分の中に生まれているのだと思うんです。
頑張ってきていなかったら、楽になりたいなんて思わないですもん^^
それでも自分では、まだまだと思う部分もたくさんあるのかもしれません。
もっともっと頑張らなければ許されないと、自分を追い立てる声も聞こえているかもしれません。
だけど本当は、何もしないで愛されていいし、これ以上頑張らなくても許されていいし、気張らず、普通に生きるだけで価値のある存在なんです。
それを、きっと自分自身でうまく受け取れずに、満身創痍でここまで来たんだと思うんです。
自立して頑張ってこれた自分の価値を受け取ろう
「愛されキャラ」を「依存」の象徴として嫌ってきた部分があるのだとしたら、まずはそんな何もできない、頑張れない、普通にしかなれないと感じている自分を、受け入れてあげるのが大事なのではないかな?と思います。
前述の通り、自分の中には色んな自分がいて当然なのですが、私たちはアレコレ理由をつけて、自分の一部を嫌ったり、否定したりしてしまっています。
その理由は、過去の経験からくる痛みだったり、社会的な価値観の影響だったりするのですが、「こういう自分はダメだから、隠さなければいけない」という自分を、誰しも持っているものなんです。
だけど、そう思えばそう思うほど、私たちは「それを隠さなければ私は愛されない」という呪いを、自分自身にかけ続けてしまいます。
そして、自分自身にかけたその呪いによって、私たちは本当は与えられている愛を無意識に拒絶してしまい、「愛されない」と感じてしまうのです。
だから、私たちはまず自分の弱さ(と感じている自分の一部)を愛してあげる必要があるんですね^^
そうすることで、本当はありのままの自分が既に愛され、受け入れられていたということに気付けるようになるからです。
ということで、フレンチクルーラーさんにオススメなのは
・これまで自立しなければと頑張って乗り越えてきたことを、たくさん認めてあげること。そして、それらを乗り越える力が自分にあるのだということを、しっかりと受け取ること。
・自分が隠さなければいけないと思っている「弱さ」を、自分自身で許し、受け入れてあげること。
です^^
今まで自立しなければと思いながら頑張れたことってなんでしょうか?
あなたが自立して頑張ることで、誰の役に立ちたかったのでしょう?
その人たちのために、そこまで頑張れた理由はなんなのでしょう?
一度振り返って考えてみてくださいね。
そこにはきっと、フレンチクルーラーさんが与えたかった愛の形がたくさん眠っているはずです。
それをしっかり思い出してあげましょう!
そして、そんな自分の素晴らしさを受け取ることで
「全身の力を抜いてただただ愛されたい。気張らず、普通にただ生きるだけで許される、むしろ大事にされる」
ことを、自分自身に許可していけるようになるのだと思います^^
フレンチクルーラーさんが、「強さ」も「弱さ」も含めての自分らしさをまるっと受け入れて、多面体な自分としての魅力をたくさんの人に届けていけることを、心から祈っています!
ではまた。
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