【失恋することになった原因が分からず受け入れられずにいます】
大好きだった人から別れを告げられたことで、寂しさや自己否定的な気持ちもたくさん感じていると思いますが、実際のところ、彼のことは彼にしかわからないものです。
だから、彼のことを考えるよりも、彼を通して感じる自分の気持ちを理解することの方が大事なんですね。
まずはしっかりと自分の素直な感情にしっかり寄り添いましょう。そして、心の傷が癒えてきてからで構いませんので、自分らしい理想的なパートナーシップについて、改めて考えてみることをオススメします!
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
サイトいつも拝見させていただいています。どうしても自分ひとりで解決が出来ずにいるので、相談させて下さい。
2年前に友人の紹介で出会った彼とお付き合いを始めたのですが、わたしはどちらかというと明るくポジティブでなんでも相手と共有していくようなタイプなのですが、
彼はその反対で、表情や感情がほとんどなく、人との会話は必要最低限しかせず、自分の考えや意見を発言することは殆どありませんでした。
ただ、逆にそれが穏やかでいわば悟りを開いたようにわたしには見えて魅力があるなぁと思う反面、一緒にいても喜怒哀楽を共有できている感じがせず、すこし寂しさがありました。
お付き合いから一年が過ぎたころに、結婚の話をわたしから持ちかけてみたのですが、彼は前の彼女と同棲した時に自分のせいで上手くいかなかったことがひっかかっているのか、自分は人と一緒に住めない人間だから、、と躊躇はしていたものの、
それなら別れると伝えたら、その時は自分の部屋があれば一緒に住めるかもしれないと言い、同棲するようになりました。
そこから3ヶ月、もともと怒りを表すこともあまりない2人なので、このままこんなふうに日々が続けば、穏やかな日常が続きとても幸せだなぁと感じ、再び結婚の話を持ちかけると、彼の顔色が真っ青になり結婚は考えられないと言われてしまいました。
そんな答えが返ってくると想像もしていなかったので頭が真っ白になってしまいました。その理由を聞いても何も話さず、話し合わないと人は理解し合えないんじゃないかなぁ?と優しく傷つけないように言っても、人に自分の意見をいうことのメリットがピンとこない。と、、(ちなみに会社では意見を言えるらしいです 謎です)
その時はそれでいったん閉幕し、数ヶ月して彼が夜中に奇声を発するようになりました。普段は大きな声さえも出さない人なので心配していたら、本人が一番恐れていたみたいですぐに心理カウンセラーに相談に行きました。(もともと彼は鬱で1年ほど会社を辞めていた時期もあります)
そこでなにがあったのかは話してくれないので分からなかったのですが、すこし変わろうと努力していたのがその辺りは見えた気がしました。
しかし、結局色々と頑張ってみた結果、自分はなにも変わらない。ただ辛そうになって日々を過ごしている姿をみて話し合いの機会を再び設けてみたのですが、そこで言われたのは別れの言葉でした。
別れたい理由をきくと、わたしの生活音が無理、私の声がつらい、1年以上前に彼の中で気になったわたしの行動が頭を永遠に巡ってセックスさえもできなくなった。
正直、わたしとは全く別の価値観すぎて最初は理解不能で自分でも自分を見失ってしまいましたが、根本さんの本を読み、ココロのマルシェの存在を知って色々な皆様の相談を通じてだんだんと理解が出来てきた次第なのですが…
できればみなさまの見解をお聞かせねがえませんでしょうか?
自分のせいではないと頭では分かっているつもりなのですが、なんだか窮屈に生きている彼のことが心配なのか、、未だに心がゆらいで日々が辛い毎日です。
(玄米ごはんさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
お題が、”失恋することになった原因が分からず受け入れられずにいます”とのことですが、別れの本当の原因って、なかなか明確に表現できるようなことではなかったりするのかもしれません。
日々の些細なすれ違いの積み重ねだったり、タイミングのズレだったり、ただただご縁と呼ぶしかないような不思議な力で、人は出会いや別れを繰り返しているような気もしています。
大好きだった人から別れを告げられたことで、寂しさや自己否定的な気持ちもたくさん感じていらっしゃると思います。
だって、結婚まで考えた相手なんだもの。
これからの未来を思い描き、彼とずっと一緒にいたいと思っていたからこそ、ここまで頑張ってきたんですもんね。
そんな相手からの「これ以上一緒にいられない」という言葉は、まるで死刑宣告のような、最後通牒のようにも聞こえて、もう自分の未来が、そこでぱったりと時を止めてしまうような感覚すらするのではないかと思うのです。
相手から、別れを告げられるという経験は、自分の意志や希望ではない以上、どうしても自分のことを責める理由になってしまうものです。
「私が、あの時こうしていたら、結果は変わっていたのかな」
「私がもっと…だったら、彼と結婚できたんじゃないだろうか」
「私に欠けた部分があるから、こんな結果になってしまったんじゃないか」
とか、彼を好きな気持ちの分、彼の事を手放しで責めることもできず、その矛先は全て自分に向き、やり場のない悲しみと怒りで、自分を傷つけることになってしまいがちです。
>自分のせいではないと頭では分かっているつもりなのですが
と書かれている辺りにも、「頭ではわかっているけど、どうしても自分のせいな気がしてしまう」という状況が感じ取れます。
先ほども言った通り、彼を好きな気持ちがあるからこそ、自分のせいだと思ってしまうんですね。
私たちは、愛する人ほど無意識に守ろうとしすぎて、自分の感情を抑圧してしまうということがあるのです。
今は、突然の状況の変化に、どうすればいいのか、どうしたらいいのかとパニックを起こしているような時期なので、落ち着こうと思えば思うほど、状況を理解しようとすればするほど、思考に偏ります。
そして、思考に偏ってしまうと、自分の感情が見えなくなってしまいます。
自分の寂しさ、悲しみ、苦しみ、やり場のない怒り。
感じてもしょうがないと、感じるのは辛いと、思考的に自分を落ち着かせようとしていたりしませんか?
そうすると、ネガティブな感情を心の奥深くに封印するような形になってしまうので、「心の傷」として残りやすいのです。
だからまずは、そういう時こそ、自分の気持ちに寄り添ってもらうことを第一に考えて欲しいと、私は思っています。
突然のことで、悲しかったね。
一人になってしまったような気がして、寂しいね。
彼の事が大好きだったのに、こんな状況になってしまって本当に辛いよね。
ずっと一緒にいたいと思っていたのに、どうして別れるなんて言うの?!
そんな風に、自分の本当に感じている気持ちを受け止め、共感してあげて欲しいのです。
誰よりも、まずは自分の気持ちをわかってあげましょう。
相手を理解するのは、その後でいいんです。
ここからは、私がご相談内容を読んで、客観的に感じたことを書かせて頂きますね。
一般的に男性というのは感情に疎いタイプが多いですし、個人的な感情を打ち明けて、共有したりする生き物ではないと思っています。
まれに、そういうのが好きな人もいるかもしれませんが、女性のそれとは、微妙に違っているような気もします。
玄米ごはんさんは、自分とは逆のタイプである彼のことを好きになったわけですし、そういう部分も含めて、(ちょっと寂しいとは感じながらも)彼と結婚したいと思っていたんですよね^^
だとすれば、なかなか自分と同じようなレベルでの感情の共有を彼に期待するのは、彼にとっても酷な話かもしれません。
だけど、きっと彼もそんな玄米ごはんさんの期待を感じて、それに応えたいと思う気持ちもあったでしょう。
だとすると、2人の関係は、どこかお互いの我慢が土台となっていたような所があったのではないかな?ということが気になったんですね。
>彼は前の彼女と同棲した時に自分のせいで上手くいかなかったことがひっかかっているのか、自分は人と一緒に住めない人間だから、、と躊躇はしていたものの
とありますが、本当に”今の”彼は人とはなかなか一緒に住むのが難しいタイプなのかもしれません。”これからの”彼がどうなるのかは、現時点ではわかりませんが。
一度、うまくいかなかった経験があって臆病になっている部分もありますし、元々感情を表現するのが苦手で、自分の中にため込んでしまうタイプなのだと思います。
もしかしたら、感情を表現することは良くない、と自分の中でそれを禁止するルールがあるのかもしれません。
>その時はそれでいったん閉幕し、数ヶ月して彼が夜中に奇声を発するようになりました。
奇声の原因が何かは、医者ではないので詳しくはわかりませんが、我が家の子どもを見ていても、日中のストレスが多い時など、夢見が悪くなるらしく、夜泣きしたり、大声を出したりすることがあるんですよね。
もし、彼の奇声もストレスが原因なら、何か表現できずに抑圧された感情を抱えている可能性がありますよね。
そして、それは玄米ごはんさんとの関わりの中で生まれたものではなく、もっと心の深いところに、ずっと昔からある、抑圧された感情であるようにも感じます。
>別れたい理由をきくと、わたしの生活音が無理、私の声がつらい、1年以上前に彼の中で気になったわたしの行動が頭を永遠に巡ってセックスさえもできなくなった。
というのも、彼の繊細さというか、敏感さというか、そういった彼の性質で、無意識にストレスを抱え込みやすいタイプということを表しているように思います。
小さなことが気になっても、それをいちいち不快に思ってしまう自分が嫌で、相手に伝えずに自分の気持ちを無視しているうちに
段々と色々なことが気になるようになっていき、いつしか抱え込めきれないほど、大きな我慢になっていることに気付く。
もしかしたら、そんな感覚だったのかもしれません。
でもそれって、彼だけじゃなくて、玄米ごはんさんの中にもあったのではないでしょうか?
玄米ごはんさんも、本当は彼に対して我慢してきたことがあったのではないですか?
「本当は、もっと…だったらよかったな」
と、日常の中でふと生まれるささやかな気持ちを(彼と感情を共有できなくて寂しいという思いも含めて)、そんなこと言ってもしょうがないな、とか、自分が選んだことだから、とか、それでも彼が好きだからと、蓋をしてきたようなことって、なかったのでしょうか?
パートナーシップって、”鏡”のような性質があるので、意外と自分が感じていることと、相手の感じていることが同じということが多々ある気がするんです。
自分が抑圧しているような気持ちだったら、なおさら。
自分が気付いていないことを、相手の行動によって気付かされる、というのは、パートナーシップの中でよく起こることです。
外側に見える相手が、自分の内面に気付くきっかけになるんです。
今は、別れたばかりで冷静に考えられないかもしれませんが、玄米ごはんさんのご相談内容を見ると、「彼」の話ばかりで、玄米ごはんさん自身の気持ちがあまりよく見えてこないんですよね。
実際のところ、彼のことは彼にしかわからないものです。
どんなに想像しても、それは自分から見える彼でしかないからです。
だから、彼のことを考えるよりも、彼を通して感じる自分の気持ちを理解することの方が大事なんですね。
理想の結婚を叶えるために、彼はふさわしい相手でしたか?
本当は、どんな人といたいんでしょうか?
自分の求める幸せなパートナーシップの形って?
これからの玄米ごはんさん自身の未来のために、今一度、自分の本当の願いに目を向けるタイミングなのかもしれません。
>なんだか窮屈に生きている彼のことが心配なのか、、未だに心がゆらいで日々が辛い毎日です。
心がゆらぐ時ほど、「自分は自分、彼は彼」です。
今は、ちょっと”彼軸”が強くなりすぎているようなので、おまじないのように唱えておきましょう^^
彼が窮屈そうに生きていたとしても、それは彼が選んだ彼の人生であり、他の誰もが介入できる問題ではありません。
厳しい言い方になりますが、玄米ごはんさんが彼の生き方を見て窮屈さを感じるのならば、それは、玄米ごはんさんの中にも、何かしらの窮屈さがあるということなのかもしれません。
そもそも彼が窮屈さを感じているかどうかも、外側からはわかりません。
そして、彼と同じように、自分の人生は自分にしか選べないんです。
以前、こんな話も書きました。
彼がどう思おうと、どう生きようと、玄米ごはんさんのせいではないし、玄米ごはんさんの幸せとは関係ないんです。
だから、まずはしっかりと自分の素直な感情にしっかり寄り添って、心の傷が癒えてきてからで構いませんので
「自分は、本当はどんな人と、どんな結婚がしたかったんだっけ?」
ということに、じっくり向き合う時間を取って欲しいなと思います。
何よりも、自分の心に寄り添うこと、そして自分軸での幸せについて掘り下げてみること。
自分のことは自分が一番よくわからないものなので、本気で自分らしい生き方を見つけたい!と思った時は、ぜひカウンセラーの力も頼ってみてくださいね^^
玄米ごはんさんが、自分にとって居心地の良い、幸せなパートナーシップの形を見つけられることを祈っています!
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