自分と仲直りして、自分軸を取り戻そう:自己認識が他者との関係に映し出される心の仕組み【ココロノマルシェ】

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【いつも村八分になってしまう自分を、通り越して堂々とできれば良いのですがイマイチ飛び抜けられないです】

自分の外側に見える人間関係というのは、自分の自分に対する接し方とイコールだと思っています。つまり、自分が自分に対して思っていることを、他人も思っているように見えるということ。

だから、良好な人間関係は、良好な自己肯定感が土台となるのです。

今は、自分の足りない部分ばかりを虫眼鏡で拡大しているのなら、意識的に自分のできること、持っているもの、良いところを虫眼鏡で拡大してあげた方が、自己肯定感が高まると思いますよ!

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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!

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心理カウンセラー根本裕幸のお弟子さんがあなたのお悩みにオンラインで答えます。

はじめまして。
職場の人間関係を改善させて楽しく仕事ができるようになりたくてご相談のメールを送りました。

私は小学生の時に兄の引きこもりと家庭内で暴れることなどを経験して、人の顔色など空気をみてビクビクするようになりました。

今思うと兄のこともその要因があるのかとは思うのですが、元々子供の頃から人と付き合うことにストレスを感じてしまう性質なのかなと今考えると思います。

17歳で鬱病になり、鬱病発症から2年後に躁鬱病と再診断され、今まで実家に暮らしながらアルバイトをしながら10年かけて薬も飲まずにフルタイムで働けるようになりました。

でも、病気が治ってからあれもこれも出来なくちゃと張り切りすぎて自分のダメなところ、非正規で彼氏もいなくて、友達もいない。

ところなどが普通に出来ないところにばかり目がいってしまい、悲しくもなり、恥ずかしくもなり、自信もなく、現実感がなく過ごしています。

実生活はどうかというと、好きな職種のアルバイトについて、好きなことを前よりはたくさんできるようになりました。
この中でも、一番の悩みが仕事の人間関係です。

いつも仲間外れにされて村八分状態に感じてしまいます。

仕事も早く覚えたくてメモも取って、笑顔で挨拶したりしたのですが無視されるようになってしまいます。

皆が皆がそうではなくて、中にはとても私のことを尊重して大切にしてくれる人が必ず2、3人は出来るのですが、どうしてもその他の人の無視や横暴な態度ばかりを虫眼鏡のように自分の頭のなかで肥大させてしまいます。

自分の中で、やってみる前から苦手だと思うことをやってみようと、休憩室に居心地が悪くても気の済むまでいてみるなどやってみましたが、やっぱり私にはストレスがかかるんだなと今は一人で休憩時間を有意義に使えています。

チームのなかの無視されるのも半年間我慢して仕事に取り組んだらだんだん和らぐようにはなってきたのですが、仕事にいくまでが眠れなくなったり怖くなったりします。

鬱病が治ったきっかけが、スピリチュアルとか引き寄せとかポジティブ思考をきっかけに良くなったので、周りの価値観とはズレがあるから、浮いてるのかなとも感じています。

良い意味でも悪い意味でも人に対して執着がないけど、無視されたりするのはやだなぁと、こちらが危害を加えた訳じゃないのに笑顔で仕事したりしてるだけなのになんでそこまでイライラされなくちゃいけないんだろうとそれでイライラしたり悲しくなったりします。

それを通り越して堂々とできれば良いのですがイマイチ飛び抜けられないです。

アドバイス頂けたら、嬉しいです。

よろしくお願いします。

(月さん)

「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!

人間関係の基礎を作るのは、なんだかんだ言っても、やっぱり家族関係なんですよね。

過去接してきた誰かを他人に投影して、相手との付き合い方や距離感を測る、ということを私たちは無意識にやっているものです。

また、自分が家族内で取ってきた役割を、無意識に他の人間関係でも取るということもありますし。

なので、家庭内で理由もよくわからずに、突然暴れだしたり、引きこもったりしているお兄さんを見てきたということが、やはり月さんの人間関係に大きな影響を及ぼしていると考えて良いのではないかな?と思います。

ちなみに、他のご家族との関係はいかがですか?

他に兄弟はいらっしゃいますか?

お母さんやお父さんの顔色を窺って、空気を読みながらビクビクする、ということは特になかったでしょうか?

小学生の頃から、という書き方をされているので、もしかしたら、もっと小さい頃のご両親との影響もあるのかもしれません。

お兄さんが、どういう経緯で引きこもりになってしまったか、この質問内容だけではわかりませんが、お兄さんもまたご両親との関係の中で、何かしら感じることがあったのかもしれませんし。

そこは、もう少しご自身の中で家族関係を振り返ってみてもいいかもしれませんね。

引き寄せの法則は、虫眼鏡の法則!?

うつ病を発症してしまうほど、大変な状況を長らく生き延びて、自分なりに、きっと色々勉強しながら、薬を飲まずに、好きな職種のアルバイトにつけるようにもなった。

それって、本当にすごいことだと思うんです。

だけど、まだまだ自分は足りないな、と思うところにばかり目を向けてしまうのは、ちょっと月さんがかわいそうじゃない?と思うんですよね。

ここまですごく頑張ったのに、もっともっと頑張れって、鞭を振るっているかのよう。

>どうしてもその他の人の無視や横暴な態度ばかりを虫眼鏡のように自分の頭のなかで肥大させてしまいます。

と、ご自身でも書かれていますが

もしかしたら、自分自身に対しても、足りないこと、できないこと、持っていないものなど、とにかく「無い」ものを虫メガネで拡大して、あたかもそれが自分の全てのように見てしまっているのではないかな?と思うんです。

>鬱病が治ったきっかけが、スピリチュアルとか引き寄せとかポジティブ思考をきっかけに良くなったので

と書かれているので、引き寄せについてご存知かもしれませんが、私も引き寄せを長らく研究してきて思うのは

「現実は、自分が意識を向けたものが拡大して見えるもの」

だということです。

まさに、「虫眼鏡」の法則ですね。

以前、こんな回答も書きましたので、参考にどうぞ。

実際には、できるようになったことがたくさんある。成長したこともある。病気を克服もした。

自分を尊重して大切にしてくれる人が、周りに必ず2、3人いてくれる。

本当は、ちゃんと「ある」ものもあるのに、どうしても「ない」ものが気になってしまうのが、今の月さんのマインドの状態なわけです。

脳科学コーチングには、「重要度」なんて言葉もあるのですが、それがポジティブであれ、ネガティブであれ、自分にとって”重要”と感じているものしか、目に入らないようになっているそうです。

だから、今の月さんにとっては、足りない自分、無視される自分の方が、重要度が高い=自分にとって当たり前の世界、になってしまっているのだと思うのです。

だから、ついそっちの方ばかり見てしまう。

ちょっと厳しい言い方になってしまいますが、おそらく月さんの中に

「自分は普通じゃないから、無視されるんだ」

みたいな思いがあって、そんな自分の思い込みの証拠集めばかりをしてしまっているのではないかな?と思いました。

つまるところ、「自己肯定感上げましょう!」ということになるのですが、自分の「ある」世界を拡大する時に一番力を発揮するのは、「感謝」なんです。

ありきたりな言い方になってしまいますが、今あるものに、感謝しましょう、ってことです。

自分と仲直りして、自分軸を取り戻そう

結局のところ、自分の外側に見える人間関係というのは、自分の自分に対する接し方とイコールだと思っています。

自分に優しくできる人は、人からも優しくされているように感じるし、自分をいつもダメ出ししていれば、他人からもダメ出しをされているように感じるんですよね。

それは、つまり「投影」ということにもなるのですが、自分が自分に対して思っていることを、他人も思っているように見えるんです。

だから、月さんが「こんな自分じゃダメだ」と思えば思うほど、他の人からもそう思われているような気がして、人からダメだと思われないようにと、顔色を窺い、空気を読み、気を遣うようになってしまうわけですね。

そして、他人の不機嫌さを、無意識に自分のせいにもしてしまいます。

「私がダメだから、この人はイライラしてるんだ」

とか。

本当のところはわからないですよね。

昨日の夜、彼氏と電話してケンカしたかもしれないし、朝お母さんと喧嘩したのかもしれない。

何があって、相手が不機嫌かはわからないのに、自分を責めていると、その原因を無意識に自分のせいだと思ってしまうんです。

だから、

>こちらが危害を加えた訳じゃないのに笑顔で仕事したりしてるだけなのになんでそこまでイライラされなくちゃいけないんだろうとそれでイライラしたり悲しくなったりします。

というような時は、「自分は自分、あの人はあの人」ときっちり線引きするのも重要ですし

「あんたの機嫌なんか、知らんがな!」

と切り離しちゃうのがいいですよ^^

先ほども書いた通り、自己否定がある分、他人の不機嫌を自分のせいと考えやすいので

「あの人のイライラは、私には関係ないし。」

と心の中で突っぱねて、自分の味方をしてあげて欲しいのです。

それでも、自分のせいだと思ってしまう人には、こちらの本をオススメしております。(宣伝部長)

Bitly

ということで、外側の人間関係をどうにかしたい時こそ、まずは自分との関係を改善しましょうね、という考え方をオススメしております。

今まで虐めていた自分と仲直りすることが大切なんですね。

▼自己肯定感を高めるコツを書いた記事はこちら

世界には色々な価値観の人がいるので、みんなから好かれるなんて無理な話なんです。

どんなに頑張っても、自分を好きじゃないという人は、一定数存在すると思います。

その考え方については、まみこカウンセラーも書いてくれていますね^^

私も、みんなから好かれたいと思うタイプなので、それはそれで残念な事実ではあるのですが、私は、「自分を大切に思ってくれる人」の方を大切にしたいと思うし、月さんにも大事にして欲しいな、と思うんです。

それは先ほども書いた、「今あるものへの感謝」ということにもつながるのですが。

先ほども書いた通り、「現実は、自分が意識を向けたものが拡大して見えるもの」という虫眼鏡の法則なのだとしたら

今ある幸せ、今ある感謝できるものを虫眼鏡で見れば、幸せな世界が拡大すると思いませんか?

自分のできること、持っているもの、良いところを虫眼鏡で見れば、ステキな自分が拡大すると思いませんか?

これまで、勉強を重ねてきた成果を、今発揮するときなのではないでしょうか^^

自分を幸せにする考えを、世界の見方を、どんどん採用してしまっていいのではないかな?と思うんです。

せっかくここまで頑張って、自分を成長させてきたんですもの。

もっと、自分にとっての幸せを選んで生きちゃっていいと思うんです。

どんな人間関係が、自分の理想ですか?
どんな人たちと付き合っていきたいですか?
自分にとって居心地の良い関係って、どんなものですか?

自分が幸せだな、と思える理想をどんどん思い描き、それが自分にふさわしいと思えるようになれば、自然とそういう世界が見えてきて、その世界を生きている自分に気付くことができるんです。

それが、引き寄せの法則の本質だと思っています。^^

月さんが、どんな自分らしさも愛し、堂々と自分らしさを発揮しながら、自分にとって居心地の良い人間関係を築いていけることを祈っていますね!

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