【中身が男で夫に逃げられた私の女性性の扉を開くには】
女性が社会で生きるには、どうしても男性性を優位にしなければいけないという現状があります。
男性性優位だろうが、女性性に蓋をしてようが、それはそうせざるを得ないくらいに、頑張って生きてきたという証なのです。まずは、それを認めてあげませんか?
女性性とは、本来女性の中で自然と湧く泉のようなもの。自然体な自分の感性を取り戻していくことこそが、女性性を高める最大の秘訣なのかもしれません。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
女性性の扉を開くには、どうすればいいのでしょう?
私は、容姿はなかなか良い方だと思います。
容姿は女性性が高いが、中身は、どうやら、男のようです。私は、ずっと、女性から好かれる女性になりたい。
女性に憧れられる先輩になりたい、と思い、ずっとずっと頑張ってきました。
見た目も綺麗、仕事も出来るようになると、そうなれる!と。
おかげで、確かに、女性には、憧れられる先輩になれた気がします。
ただ、中身が男で、夫には逃げられてしまいました。
そして、子供達を育てるため、さらに、男性性が強くなっている気がします。
でも、なんだか、男性性が強くなると、疲れるのです。
そろそろ、疲れました…。
なので、女性性を開花したいなぁと、思っています。そもそも、私は小学生の頃は、ぶりっ子と呼ばれていました。
きっと、甘え上手で、女性性が強かったのかな?と思います。ただ、それにより、小学生、中学生のころと、容姿の可愛さと、頭も良かったことも加わり、仲間はずれや、イジメにも会いました。
それが根っこにあり、ぶりっ子はやめよう。
女に好かれる女性になろうと、自分改革に励み、今の大人になったのだと思います。こんな私の女性性の開花の仕方を教えてください。
宜しくお願い致します。(きらりさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒでございまーす!
(イントロ)♪おさかなくわえたどらねこ~
おっと、ちょっとサザエさん入っちゃいましたね。
さてさて、女性性ラビリンスに迷い込んだ、未だに迷走街道まっしぐらのサトヒが、僭越ながら「女性性問題」に回答させて頂きます!
ちなみに、以前も女性性に関するご質問がありまして、そちらに対するジュンコカウンセラーとえつこカウンセラーの、超絶秀逸な回答も参考になるかと思います。
私自身も、根本師匠の連続個人セッションを受けた際にテーマとなったのが、まさに「女性性」問題でして、そこから色々と研究を続けているのですが…
「女性性」って、言うは易し行うは難しの代表ではないかと思います。
特に、武闘派女子の諸君にとっては鬼門!!!(笑)
”武闘派女子”って総合すると、基本的に自立していて、男性性優位になっちゃっている状態を指していると思うので、女性性がピンとこない人が多いのではないかと思います。
だって、処世術で男性性を優位にして生きざるを得なかったわけですから、今更女性性って言われても…ねぇ?
戦いに勝利するために、大枚はたいて買い揃えた防具を、戦場のど真ん中で「脱げ」と言われているような気分です。
恥ずかしいし、怖いし、なによりそれを手に入れるためにかけてきた”努力”という名の血と汗と涙を、一体どないせえっちゅーねん!?(エセ関西弁)
>私は、容姿はなかなか良い方だと思います。容姿は女性性が高いが、中身は、どうやら、男のようです。
実際のところ、男性性も女性性も性質を示している言葉なので、容姿って実はあまり関係がありません。
師匠も言ってましたが、超露出度高い恰好して、メイクもばっちり、髪も巻き巻きでも、中身めっちゃ男!っていう人はザラにいるとのことで…
むしろ、そういう女性らしい格好すらも、彼女たちにとっては「鎧」であると。
「女性」らしく見せることで、世の中で戦っている、それもまた処世術だったりするわけですね。
もちろん、女性性が高まることで、自然と女性らしい装いを好むようになることはあるのですが、そもそも”男性性”って外向きのエネルギーらしいので、「外からどう見られるか」を意識してる時点で、どんな格好しても男性性優位な行動になってるなんて話も聞いたことがあります。
「男性性」「女性性」って、そういうエネルギーの性質を表現しているだけなんですね。
で、元々は女性性が強い人が、その女性性のために傷つく経験をしたことで、本来の女性性を封印してしまうって、よくあることだったりします。
それは、きらりさんが経験した、「ぶりっこは嫌われる」と感じるような出来事だったり、「女性性が高い=色気がある」ということにもつながるので、異性から性的ないたずらを受けてしまい、それが心の傷になってしまうようなこともあります。
人間には学習能力がありますので、一度深く傷つくような経験をすると、二度と同じように傷つかないように、その原因であると自分が考えたものを隠そうとするようになるものです。
そうやって、本来の自分らしさに「×」をつけてしまうのですね。
>私は、ずっと、女性から好かれる女性になりたい。
>女性に憧れられる先輩になりたい、と思い、ずっとずっと頑張ってきました。
とのことですので、きらりさんは、女性から嫌われないように、女性から嫌われそうな自分の要素を封印し、好かれそうな一面を伸ばすために頑張ってきたんですよね。
その頑張りは、とても素晴らしいことだと思います!
ちゃんと結果として、女性から憧れられる、ステキな自分というのを手に入れたわけですから^^
ただ、その影響で旦那さんとの関係に問題が起こったということは、そろそろ本来の自分らしさを取り戻す時期が来たというメッセージなのかもしれませんね。
私は、お互いの男性性と女性性を、自然な形で尊重し合える関係を保つというのが、パートナーシップ成功の秘訣の一つであると思っています。
そして、女性にとって女性性を大切にする生き方は、ありのままの自分を肯定することとイコールなのです。(男性は逆ですね)
また、パートナーシップは強く影響を与え合うものなので、どちらかが男性性優位になれば、相手は女性性優位になって、無意識にバランスを取り合います。
その結果、お互いの男性性と女性性のバランスが崩れることで、関係性に悪影響が出てしまうということが多々起こるわけです。
ですので、女性側が男性性優位になりすぎてしまうと、男性側は無意識にバランスを取るために女性性優位になるため、それを弱さのように感じてしまい、自信を無くしたり、無価値感を感じたりして、その場から逃げてしまうということもあります。
男性にとっては、自らの男性性を発揮して女性を守ることができているという自信が、存在価値になるからです。
ただ…女性が社会で生きるには、どうしても男性性を優位にしなければいけないという現状があります。
現代社会自体が、男性性的な社会だからです。
思考的に考えなければいけないし、自立を求められる。
理論理屈、リーダーシップ、積極性、問題解決、強さ、責任感などなど、男性性的な要素が必要とされ、受け入れられる社会なんです。
だから、きらりさんが今男性性を優位にして頑張っているのは、そうせざるを得ない背景があるからなんですよね。
お子さんを一人で育てるというのも、無意識に2人分の役割を抱えてしまうために、女性性だけでは難しく、男性性を同時に発揮せざるを得ません。
つまり、きらりさんはそれくらい頑張っているってことです。全力で頑張ってきたんです。
まずは、その自分をしっかりと労ってあげて欲しいのです^^
女性性を下げる一番大きな要因は、「自己否定」と言われています。
女性性とは、本来女性の中で自然と湧く泉のようなもの。それに、重しのように蓋をしてしまうのが「自己否定」なんだそうです。
だから、まずは今の自分を受け入れること。
男性性優位だろうが、女性性に蓋をしてようが、それはこれまでの自分に必要だったこと。そうせざるを得ないくらいに、頑張って生きてきたという証なのです。
それは、きらりさんの努力の結晶であり、それだけの努力を積み重ねられる、きらりさんの価値そのものでもあります。
その価値を堂々と受け取った上で、今よりもう少し生きやすくなるために、自分の幸せのために、封印してしまった女性性を取り戻していけばいいのだと思います。
>こんな私の女性性の開花の仕方を教えてください。
とのことですが、先ほども書いた通り、きらりさんは本来豊かな女性性を持っている人なのです。
まずは、それを思い出しましょう。
「私は、女性性豊かな、魅力的な女性です。」
そんな風に、言葉にしてみてください。
もし、抵抗を強く感じるならば
「そうか、私は意外と女性性が高いタイプだったんだな。」
そんな風に思うだけでも十分です。
ぶりっこな自分を否定してきたのだとしたら、そんなぶりっこの自分を大切な自分の一部だったと認めてあげましょう。
先ほどのリンク(私のブログ)にもありますが、以前女性性の講座に参加した際、講師の方がおっしゃっていたのは
”わたしが女性性的な生き方を定義するならば、 自分を許し、感性豊かに生きていることであると言います。”
ということでした。
女性性を高めるための方法論は、たくさんあります。
ただ、方法論を目標達成の手段にすると、それまた男性性優位なあり方になってしまうので
まずは、自分を許す。
自分の感性に素直に従う。
そんな事を意識しながら、日常を過ごしてみると良いのではないかな、と思います。
仕事や家事で男性性を発揮するのならば、休日にどこかで一人の時間を確保して、ほっと一息つきながら、自分の感性を満たすことをする。
感性を満たすって、そんなに大げさな話ではなく、「その時にやりたいと思ったことを、素直にやってみる」ということです。
欲しいものがあれば買いにいく
食べたいものがあれば食べる
見たいものがあれば見る
会いたい人がいれば会う
つまり、自分の自然な欲求を大切にしてあげるということですね。
そして、よく眠りましょう。
なるべく休息を多く取りましょう。
きらりさんが感じているように、男性性優位な生き方って、女性にとっては疲れるものなのです。
そういった、日常の小さな行動から、自分を大切にすることを意識すると、自然とささやかな幸せに気付くことができるようになっていきます。
そうやって、少しずつ自然体な自分の感性を取り戻していくことが、「女性性を高める」「女性性の扉を開く」生き方だと、私は思うのです。
▼「女性性」を理解するための参考になれば
きらりさんが、持ち前の女性性をありのままで表現し、リラックスして自分らしさを楽しめるよう祈っていますね!
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