【手放せないのは、相応のメリットがあるからだとそれの洗い出しをしたり、あれこれ長年やっています。】
手放せないなら、それはまだ手放すタイミングではないということ。問題はいつでも私たちに、「もっと自分らしく生きられる」ということを教えてくれています。
同じパターンを繰り返すなら、そこには何かしらの向き合うべき課題というのが隠されている可能性がありますが、手放せないのも必要があって、そうしているだけ。
まずはここでしっかり今までの自分を承認して、次の一手を打つためのエネルギーを蓄えてみるのはいかがでしょうか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
私にはオセロがあっという間に次々と反転してゲームオーバーになってしまう瞬間があります。
それは認知の歪みがもたらしてるということも自覚しているし、それがある以上自分を追い詰めることはあっても有益なことはほとんどないというのも結構前からわかっています。
それなのに、手放せません。
手放せないのは、相応のメリットがあるからだとそれの洗い出しをしたり、感情的に未消化なものが抵抗しているのだろうとひたすら寄り添うワークをしてみたり、あれこれ長年やっています。
しかしまたしてもやってしまっていて只今、何十回目の投了状態です。
昔はここがダメならこっちへと、飛び石を移動するように生きて来ましたが、何度も繰り返しているうちに、もう自分が立つ陸地は足元の砂地以外残されてなく、それも刻一刻と波が削り取っていくような感覚になりました。
なかなか追い詰められています。
ネットサーフィンをしている時に根本裕幸さんのサイトの文章の中に自分のこのような癖や感情が共感する記事があり、また読みたいと検索しているのですが、上手くできず講座を受講された生徒さんにサンプルとして相談させていただけるという記事を拝読し、衝動的に投稿させといただいてしまいました。
具体性のない文で答えづらいとは思いますが読んでいただけたらうれしいです。
ありがとうございました。
(sandboxさん)
弟子29号サトヒです!ご相談ありがとうございます!
sandboxは、とても語彙力が豊かで、詩的で美しい表現をされる方ですね~!!
抽象的なご相談内容ではあるものの、その美しい表現によって、今のsandboxさんの状況が、とてもよく伝わる文章だなぁと感じました。
なんて、のん気なコメントからでごめんなさい。。。
詳細な状況はさておき、内容を読む限り、sandboxさんは同じようなパターンを繰り返しているのかな?と感じました。
そして、ご自身でも長年内観をされていて、自分の認知の歪みを自覚されていたり、繰り返す状況に対するメリットの掘り下げをやってみたりしてきたんですよね。
まず、その努力が何よりも素晴らしいなと思うんです。
より生きやすい自分になれるように、自分が問題だと感じることをどうにかするべく、自分自身と向き合い続けるというのは、sandboxさんの向上心のなせる技なんですよね。
ちなみに、ご自身で洗い出しをした「相応のメリット」というのは、どんなものがあったのでしょう?そして、それは自分なりにピンとくるものでしたか?
自分のことって、実は自分が一番わからないものなんですね。
sandboxさんが、これまでどんなことをされてきたのか、具体的には書かれていないので、これは想像でしかありませんが、もしかしたらsandboxさんは自分でどうにかしようと、長い間1人でずっと頑張ってきたのかもしれません。
だとしたら、我らがお師匠様や弟子どもなど、プロのカウンセラーの力を借りてみるのも、ひとつの打開案になるのではないかな?と思いました。
客観的な視点というのは、思考でグルグルしてしまったところに、風穴を開けてくれるものなのです。
とまぁ、ちょっと宣伝みたいになってしまいましたが(笑)、これもひとつの案として。
>ネットサーフィンをしている時に根本裕幸さんのサイトの文章の中に自分のこのような癖や感情が共感する記事があり、また読みたいと検索しているのですが
とありましたので、どんな記事だろうと探してはみたのですが、sandboxさんが読んだ記事と思われるものは、見つかりませんでした。
ただ、同じようなパターンを繰り返してしまう人へのアドバイスが書かれた記事はいくつか見つけたので、参考に貼っておきますね。
これは、私自身の経験から思うことなのですが、人生で同じパターンが繰り返される時って、何か向き合ってない本音があることが多いと思っています。
つまり、何か向き合う問題を避けているから、同じことが繰り返されるということですね。
そんな言い方をすると、なんだか怖くなっちゃうかもしれませんが、そもそも乗り越えられない問題は、起こらないようにできているので大丈夫です。
>昔はここがダメならこっちへと、飛び石を移動するように生きて来ましたが、何度も繰り返しているうちに、もう自分が立つ陸地は足元の砂地以外残されてなく、それも刻一刻と波が削り取っていくような感覚になりました。
とのことですので、何かしらダメだと思う度に、居場所を変えるということを繰り返してきたということですよね。
だとすれば、sandboxさんが「ダメ」だと思っているところにこそ、人生の課題であったり、向き合うべき自分の問題というのがあるような気がします。
そして、その問題を乗り越えることで、「自分らしさ」が研ぎ澄まされて、もっと自分らしい生き方というのができるようになっていくのだと思うのです。
問題はいつでも、もっと良くなるためのきっかけでしかないんですね。
もっと自分らしい幸せな生き方ができるように、今よりもっと自由に生きられるように、問題は自分を見つめ直すきっかけを与えてくれるのだし、その問題を乗り越えた先には、必ずギフトが用意されていると思うんです。
>それは認知の歪みがもたらしてるということも自覚しているし、それがある以上自分を追い詰めることはあっても有益なことはほとんどないというのも結構前からわかっています。
>それなのに、手放せません。
ご自分の内面的な課題というのは、これまでの内観によって、ご自身でもよく気付いていらっしゃるわけですが、頭ではわかっていても変わらない、というのはよくある話です。
なぜかというと、人間がそもそも「変化を嫌う生き物」だからだと思います。
sandboxさんは、手放せないことに何らかのメリットがあるからだろうという分析をされたわけですが、私が思うに、手放さないことの最大のメリットって、「現状維持できること」だと思うんですね。
先ほども書いた通り、良くも悪くも”変化したくない”と無意識に思うのが人情だからです。(その性質を”恒常性”とか、”ホメオスタシス”と呼んだりするようです。)
ですので、無理に向き合えとは思いません。
でも、きっとsandboxさん自身が、向き合なくちゃいけない、向き合うことで自分の状況を早く変えたいと、自分を追い詰めてしまうんじゃないかな?とも思います。
追い詰められるのは苦しいけど、どうしても追い詰めてしまうなら、それは自分の趣味だということなので、諦めるしかありません・・・
それを、ひとりSMと呼んだりもします。笑
そして、何十回投了しようが、自分の立つ砂地が、どんどん波で削り取られていこうが、sandboxさんはギリギリのところまで耐え抜いた結果、また別の飛び石を見つけて移動するのかもしれませんし、いよいよ覚悟を決めて、下の海に飛び込むのかもしれません。
どちらを選ぶにせよ、それが今の自分に必要なことなんです。
どちらが良いも悪いもありません。そうせざるを得ない自分がいるということですから。
手放しだって、手放せないなら手放せないなりの理由があるはずですよね?
それがsandboxさんの言う”メリット”ということなのか、私にはわかりませんが、「手放せない自分」を悪者にしなくてもいいんです。
何事も、「そうすべきか」よりも「そうしたいか」の方が、ずっと重要です。
そして、「そうしたい」と思った時が、その人にとっての必然のタイミングなのだと思うんです。
今のsandboxさんにできることは、今の自分を、そのままで肯定してあげることなんじゃないでしょうか?
波で削り取られていくギリギリの砂地しかなくても、そんな場所にどうにか片足で立つことができているのならば、そんな自分に「よくがんばってるね」と労いの言葉をかけてあげてあげませんか?
今までよく頑張ってきましたよね。
まずは、その自分をしっかりと認めてあげましょう。
そして、今いる場所で、十分に自分を認め、愛を注ぎ、力を蓄えてから、次の一手を自分なりに考えてみても、全然遅くはないはずですよ!
今までのパターンを変えるって、すごいエネルギーと勇気がいることです。
そのためにも、自己否定や自分を責めるのはやめて、良い面を探す、今までやってきたことを労う、自分の好きなことをする、無理をさせないなど、日常の中でできる小さな「ご自愛」を大切にしてみてくださいね。
そうするうちに、いつか新しい世界へ飛び込んでみたいと思える時が来るはずです。
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