【このまま彼氏ができないのではないかという焦り、空虚感について】
今回の回答のポイントは…
・人間誰しも自分の内側で考えるだけだと、同じところを延々とぐるぐるするのも仕方のないことなので、誰かに相談してみようと思えたことは大きな前進では?
・本当は、自分の夢を叶えるだけのエネルギーも情熱もあるタイプなのに、不完全燃焼を起こしているような…。
・無価値感が強いと、ついつい「自分にないもの」の方に重きを置きがちなので、今あるものや今の自分のステキな所に目を向けていきたいですね!
詳細は本文にて!お時間のある時にお読み頂ければ幸いでございます。
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
はじめまして。
ご相談させていただきます。以下①②について、ここ数年ずっと頭の中がぐるぐるしており、どうしようもなくつらいので投稿させていただきました。
①恋愛について
10年間彼氏ができたことがなく、このままずっと彼ができず結婚もできないかもしれないと焦っています。
今まで告白は何人かにされたことがありますが、イマイチ好きになれずお断りすることが多く、私から好きになった男性には、何回かお会いしても連絡を無視され、告白迄もいきません。
自分のタイプはいわゆるハイスぺといわれるような男性なのですが、そのような方々からとの縁がなく、どうやったらお付き合いができるのだろうと悩んでいます。
(ちなみに何故このような方々が自分のタイプと思うのか?という深堀りもしましたが、
世間からの承認欲求も込みでやっぱりこういう男性がいい!と思っています)最近では、連絡を無視されることが多い経験から、自分から誘いたいと思ってもその記憶がよぎり、「向こうから誘ってくれないってことはどうでもいいと思われてるんだろうな」という認識を強く持ってしまっています。
実際勇気を出して自分から誘っても断られることが多いです。
②自分の空虚感について
会社員なのですが、現在仕事の状況によりあまり忙しくないため、時間を持て余しており毎日むなしいなぁ、ひまだなぁ、という感覚にも苦しんでいます。
自分の好きなこと、ワクワクすることをとにかくやる、気分よく、ということも心掛けていますが、私の場合それが甘いもの、旅行や美容なので、太ってしまうのでは?と考えたり、お金の問題が頭をよぎり、思いっきり楽しむことができません。
また、好きなことでもこれが彼氏と一緒だったらなぁ…と考えてしまうことも多いです。
このようなカウンセリングサイトの情報も参考にしているのですが、もしかして①と②で関連あるのかも?自分が空虚だから恋愛も上手くいかない?など、情報で頭でっかちになっていて自分の首を絞めている感もあります。
どうかアドバイスいただけますと幸いです。
(さおりさん)
愛と理屈であなたの心を解きほぐす、ライフワーク研究家サトヒです!
めちゃくちゃわかりやすく、状況をまとめて書いてくださってありがとうございます^^
数年同じところをぐるぐるしているというのは、とても辛いことだとは思いますが、それでもやはり数年かけてご自分と向き合っていらっしゃるからこその自己分析だなぁと感じる文面ですよね^^
そして、こうしてカウンセリングの場を利用してみようと思われたのは、すごくいいきっかけだと思います。
人間は一日6万回思考するなんて話がありますが、一説には、人間の考えることの95%は昨日と同じと言われています。
95%ですよ!?ほぼ、昨日と同じことを考えているってことです。(笑)
だとしたら、人間誰しも自分の内側で考えるだけだと、同じところを延々とぐるぐるするのも仕方のないことだと思うんですよ。
だって、昨日と今日で違うのは、5%だけなんですもん。
なので、考えていることをとりあえず外側に出してみるっていうのは、結構重要な現状打破のためのアクションだと思うわけなのですが
例えば自分一人でノートに考えていることを書き出してみるだけでも良いのですが、他人からのフィードバックがあるカウンセリングのような場所ですと、色々な人の考えに触れられるので、一気に視野が広がると思うんですね^^
なのでさおりさんが今回、初めてこちらで相談してみようと思えたことは、言うなれば自分の意識を外側に向けられたということで、今までの流れを変える大きな一手になるのではないかなぁ?と思いました!
きっと、長年抱えてきた問題を初めて人に相談する時ってすごく勇気がいったと思うのですが、勇気を出して表現してみた自分グッジョブ!と思っちゃってくださいね^^
閉塞感を生む「無価値感」
さて、私が相談を読んで一番強く感じたのは、一言で言えば「閉塞感」のような感覚でした。
さおりさんが本来持っているはずの豊かなエネルギーがうまく循環できてないような、フィルターが目詰まりを起こしてるような、そんな感覚です。
一言で言えば、不完全燃焼みたいな。
私が思うに、さおりさんって本当はもっと色々自由に動きたい人なんじゃないかな、と思うのです。
自分の好きなことも自分でわかってるし、そこに迷いなくまっすぐ向かいたいと思っているし、向かうエネルギーも情熱も持ち合わせてる。
…なんだけど、それを思考的にブレーキをかけてしまって、エンストを起こしてるような感じがするんですね。(個人的な感覚なので、うまく伝わらなかったらごめんなさい!!)
じゃあ、なぜそんなふうに自分にブレーキをかけてしまうかと言うと、どこか自信の無さというか、いわゆる「無価値感」のようなものが強いのかな?と。
ご自身でも、「世間からの承認欲求」という言葉を使っておられるので、「何かを得ることで誰かに認められたい」という思いを強くお持ちなのかもしれません。
一般的に「無価値感」が強いと、自分の持っているものに価値を感じられず、持っていないものほど価値があるように感じられるものです。
一言で言えば、「手に入らないと感じるものほど欲しくなる」わけですね。
なので、
>今まで告白は何人かにされたことがありますが、イマイチ好きになれずお断りすることが多く、私から好きになった男性には、何回かお会いしても連絡を無視され、告白迄もいきません。
と書かれていることから、さおりさんは決してモテないわけではない…むしろ、私にはかなりモテているように見えるのですが
自分が欲しいもの(=ハイスぺ男子)とうまくいかないことの比重が自分の中で大きすぎて、「自分が異性から好かれている」という事実を、華麗にスルーしちゃっているのではないでしょうか?
10人の興味ない人から好かれても、1人の狙った人とうまくいかないことで、10人から好かれている事実が上書き消去されてしまい、「私は誰からも愛されないんだ」とか「私の恋はうまくいかないんだ」なんて風に思い込んじゃったりすることがあるのです。
また、②についても
>会社員なのですが、現在仕事の状況によりあまり忙しくないため、時間を持て余しており毎日むなしいなぁ、ひまだなぁ、という感覚にも苦しんでいます。
とのことで、「あまり忙しくない」「時間を持て余す」って、ある意味結構ありがたい状況でもあると思うのです。その分自由が利くわけですから。
そんな中、
>自分の好きなこと、ワクワクすることをとにかくやる、気分よく、ということも心掛けています
と、できる範囲で自分がやりたいことをやろうと努力されているところがめちゃくちゃステキだと思うのですが、そこでも色々気になってしまって、思いっきり全力で楽しめないのが辛い所なんですよね。
それが、文面から感じた「閉塞感」につながっているように思えるのですが
>甘いもの、旅行や美容なので、太ってしまうのでは?と考えたり、お金の問題が頭をよぎり、思いっきり楽しむことができません。
というのも、前述の「自分が得たものよりも、得られないものに重きを置く」という思考パターンが関係しているように見えるのです。
甘い物を食べて幸せな気分になることよりも、太ってしまうことの方が重大事件だし
旅行を楽しむことや美容で美しくなることよりも、お金が減ってしまうことの方が重大事件。
だから、メリットを享受するよりも、デメリットを悔やんだり、避けようとすることにエネルギーを消費してしまう。
それって、どこか「恋人」の話にも共通すると思うんです。
捉えようによってはポジティブな方はスルーして(もちろん、好きじゃない人に好かれても嬉しくないと思いますが)、自分にとってネガティブで落ち込む方に意識を向けて、エネルギーを消費しちゃう感じ。
なので、さおりさんがうっすら感じている
>もしかして①と②で関連あるのかも?
というのは、私も激しく同意する次第なのでございます。
既にあるものに価値を置き直す
じゃあ、「一体どうしろっちゅーねん!?」と皆さま疑問を抱かれるところだと思いますが、
一般的に「無価値感」が強いと、自分の持っているものに価値を感じられず、持っていないものほど価値があるように感じられるものです。
ので、どうやら自分の中には「無価値感」なるものがあるようだ、と意識して頂くのが大きな一歩になるかと思います。
無価値感というのは、つまるところ「自分には愛される価値がない」ような気がしちゃう感覚のことですが
ここでは、そんな無価値感を抱く原因になった出来事については書かれていないので、カウンセリングであれば
どんな家庭環境で育ってきましたか?
ご両親から愛されてる実感はありますか?
兄弟姉妹はいらっしゃいますか?
つい人と比べちゃうなんてことはありませんか?
自分には何かが足りないという漠然な思いがあったりしませんか?
などの質問から、さおりさんが今の感覚に至った背景を探らせて頂きたいかなぁ~。
とはいえ、そもそもが「無価値感」というのは人類共通にあると言ってもいいほど、根が深い意識だと私は思っているのですね。
だから、完全に無くすというのは、なかなか難しいやっかいな相手なんです。
とすると、それを無くすためにエネルギー消費しちゃうよりは、さおりさんには「今既にあるものの価値を再認識して、自信に代える」という方法をオススメしたいんですね。
先ほども書いた通り
>自分が欲しいもの(=ハイスぺ男子)とうまくいかないことの比重が自分の中で大きすぎて、「自分が異性から好かれている」という事実を、華麗にスルーしちゃっているのではないでしょうか?
のであれば、「自分が異性から好かれている」という部分をしっかり受け取って、女としての自信にするというのが重要なところだと思うのです。
繰り返しになりますが、好きじゃない人から好かれても嬉しくないと言う乙女心は重々承知の上なのですが
「別に好きじゃない人から好かれても別に嬉しくはないけど、とりあえず私は複数人から女として魅力的だと思われているようだ。」
という事実は、事実として認めてもいいはずなんですよね〜。
そうすると、「私って、自分が思うほど悪くないかも」と思えるようになるかもしれません^^
そして、仕事が暇で自分のやりたいことをやる点についても
「少しくらい太るかもしれないけど、甘い物を食べるって最高に幸せで、セロトニンがドバドバ出て最高だわ~」
とか
「貯金残高は減ったけど、行きたかったところに行けて嬉しいわ~。リフレッシュしてやる気回復したし、モチベーションめっちゃ上がるわ~」
とか
「お金はかかるけど、美容にお金かけてる私って意識高くて最高だわ~。あら、気になってたシミが消えてるわ~」
とか
デメリットという前提はありつつも、メリットの方、つまり「得たもの」にもっと目を向けるように意識してみて欲しいのですね。
ついつい「デメリット」や「ないもの」「手に入らないもの」を重要視しちゃうのは、「無価値感」という妖怪のせいなので、さおりさんのせいではないわけです。
▼「ある」は見えにくく、ついつい「ない」に目が行きやすいというメカニズムの話
あ、私また”妖怪ムカチカーン”に惑わされていたわ!と目を醒まして頂いて、「実は自分にあるもの」「自分が既に持っているもの」「自分が嬉しい方」に目を向ける練習をしていただけたらなぁと思うんです。
自分に肯定的な目線を向ければ向けるほど、自分の中にエネルギーが充満していくのを感じられるはずです。
そのエネルギーが、今の「閉塞感」をぶち壊してくれるはずですし、その流れでどんどん自分らしさのエネルギーが循環していきます。
自分がしたいと思うことを自分がしたいようにできることが自信にもつながりますし、自信さえ持てれば妖怪ムカチカーンの幻術に惑わされることなく、自分が欲しいものをどんどん手に入れられるようになっていくはずです^^
ということは、いずれ自分が理想としているハイスぺ男子をポケモンのごとくゲットできるかもしれませんし
もしくは、そこまで自分に自信が持てるようになれば、「私が好きになった男こそ価値ある男!」と信じられるようになるので、世間一般的な「ハイスペック」に興味が無くなっちゃう…なんて可能性もあるかもしれませぬ…!!
ということで、最後に【やってみよう】のコーナー!!(そんなものあったんか)
① これまで告白してきた男子は、一体自分のどんな所に魅力を感じてきたのかを考えてみよう!
彼らはどうして私に告白してきたんだろうか。
かわいいから?笑顔がステキだから?いい匂いがするから?優しいから?仕事が速いから?
理由があるとすればなんだろう?という視点で、考えてみてくださいね^^
30個くらい出てくるとナイスですね~。
② 自分がやりたいことをやった時にモヤっとした時は、やって良かったことを見つけて、モヤっとをスカッとに上書きしてみよう!
モヤっとしている時は、妖怪ムカチカーンがデメリットの幻想を見せつけている時!なので、その幻術を破るために「やってよかったぜ!!」と思える理由を見つけてみましょう^^
毎回5つくらい見つけられるとナイスですね~。
さおりさんが、今の自分のままで持っている魅力やできることに価値をおいて、自信を持って自分の心の望む方に爆走できるようになることを心から祈っています!
サトヒより、愛をこめて。
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