【彼を諦めれない】
「期待と不安の狭間で揺れ動く状況は恋愛の醍醐味」ではありますが、なぜ期待と不安の間を行ったり来たりしてしまうのかといえば、「相手の気持ち」という不確定要素が大きく影響しているからだと思うのです。
しかし、相手の気持ちの本当のところはいくら考えてもわかりませんし、わからないことを考え続けても、残念ながら答えは出ないでしょう。
「相手の気持ち」を軸にした恋愛は、不本意に気持ちを振り回されてしまって苦しいものです。今一度、自分の気持ちを振り返り、「自分軸」での理想の未来を思い描いてみるのはいかがでしょうか?
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ココロノマルシェにご相談頂いた内容に回答しています!
カラダの関係はあれど、付き合っていない、一度振られています。
彼は26で私は25です。
彼が転勤する前はちょくちょく会ったりしていて(カラダの関係あり)、私の中でも彼の中でもいいなとお互いに思っていましたが、転勤が決まり「遠距離では付き合えない。」とハッキリ言われました。
転勤前に最後にすると決めて会いましたが、次もあるようなことを匂わせた相手。
先週、3ヶ月ぶりに会い普通に出掛けて最後はホテルへ行って解散しました。
これが最後と私の中で決めてました。
きっと好きになってもらえるように努力をすることはできる、でもなんだかそれは違う気がして頑張ろう!とはなりませんでした。一度振られていること、相手が私に恋愛感情はないこと、興味すらないことも感じるんです。連絡だってほとんど取ってません。
彼とバイバイをした帰りの車で物凄く悲しくなってきて、自分の中で終わりにすると決めたけど、彼が恋する相手も好きだと伝える相手も抱きしめてキスをする相手も私ではないんだってとても辛くて泣きました。
彼が私と会っているのはフィーリングが合うからだそうです。ただ、それ以上でもなければ手に入れたい相手でもないってことですよね。
なんだか惨めで辛くて悔しいです。
ふと思うのですよね、あんたが逃した魚はデカかったんやで!っていつか会うときがあればそう思わせてる!って強気の私もいれば、本当のところ終わりだって自分に言い聞かせてるだけで彼のことが好きな私もいるんだろうなと。どっちも本当の私なんだろうなと。
私は私を大切にしたい、そう思えたのも彼と出会ったからで得たものも大きいです。
それでも私を大切にしない人はいらないって思う自分もいて、可能性は0に等しいけど諦めきれない私もいて、足踏みしています。
3ヶ月ぶりに会った時に彼がこんなこと言ってました。「29歳までには結婚したいかな。年上の生き急いでる人でも捕まえてスピード婚かな。妥協婚的なさ。」と。なんだか彼の言葉で思うのが、この人何かしら問題でも抱えてそう(心の)と。
簡単に言うとクズなんだろうなぁって、そんな人に捕まって恋したのも私ですけれど(笑)
「心からこの人だって人に出会えてない。」とも言ってましたね。
話がごちゃごちゃしてしまいましたが
会うことも連絡も滅多に出来ない状況下の中で彼は落とせると思いますか?
次に向けて自分磨き始めるべきですか?
どうも、諦めれないという気持ちが大きくて、でも私に出来ることはこれ以上ないので足踏みしています。
ご回答いただければ幸いです。
(pさん)
「自分らしさ」をとことん追求する、ライフワーク研究家サトヒです!
私も27歳頃に、まさにpさんと似たような状況にハマってしまい、軽く2年以上は片思いの地獄の苦しみにのたまっておりましたので、どうもこのご相談が他人事とは思えず、当時の自分へのメッセージも込めて、回答させて頂きたいと思いました!
まず、簡単にpさんの状況を整理させて頂くと…
・身体の関係もあり、お互いに好意を持っていると感じていた彼から、転勤をきっかけに「付き合えない」とハッキリと言葉で伝えられてしまった(それを振られたと書いていらっしゃるのだと解釈しています)
・久しぶりに会った彼と、以前と変わらずに、身体の関係を持った
・何となく思わせぶりな発言をする彼のことが気になってしまう
・自分は好意を持ち続けているが、相手と恋人になれる可能性は低そうなので、諦めずに頑張るべきかどうか決心がつかない
というところですね。
もうね、振り回されちゃいますよね~。だって、好きなんだもの。
彼の本音が知りたくて、彼の言葉を注意深く深読みするのだけれど、その一つ一つに自分の期待や不安を重ねて見てしまい、一喜一憂して振り回されてしまう。
「え?また会えるの?次もあるの?」
「久しぶりに会っても、いつも通り遊んだり、セックスするってことは、私の事嫌いなわけじゃないよね?」
「フィーリングが合うって…それって、私と一緒にいて居心地が良いってことなんじゃないの?」
「結婚願望が無いわけじゃないなら、待ち続けていたら、彼と結婚できる可能性もあるのかも?」
とかとかなんとか。
そして…
そんな風に彼の言動に一喜一憂している私を横目に、思わせぶりな態度を取り続ける彼に、不本意に振り回されてしまうことも、悔しいし悲しい。
密かに抱えて続けている「好き」って気持ちは、彼に受け止めてもらえるはずがないと思っているから、好きだと思い続けていること自体がとても辛くて、その気持ちから逃げ出したい。
だから、さっさと気持ちに区切りをつけて、次の恋に進めたら楽だって頭ではわかっているのに、自分の気持ちがコントロールできなくて、つい彼との未来に期待してしまう自分もいて、きっぱりと諦めきれない。
pさんの苦しさは、そんなところにあるのではないでしょうか?
こういった、期待と不安の狭間で揺れ動く状況は、とても刺激的で、ある意味恋愛の醍醐味でもあるのですが、渦中にいる間は、その不安定さに溺れてしまいそうになって苦しいものなんですね。
で、
>会うことも連絡も滅多に出来ない状況下の中で彼は落とせると思いますか?
>次に向けて自分磨き始めるべきですか?
>どうも、諦めれないという気持ちが大きくて、でも私に出来ることはこれ以上ないので足踏みしています。
と書いていらっしゃる所を見ると、気持ちの面ではやっぱり彼を諦められない、諦めたくないというのが強いんだと思うんですよね。
だけど、先の無い恋を続けるべきじゃないと頭では思うから、さっさと割り切って、次の恋のために努力するべきなんじゃない?と思う自分もいて、そううまく切り替えられない自分自身にも悶々としてしまう。
自分がどっちつかずで、前にも後ろにも進めないような気もしちゃったり。
だからこそ、「努力し続けるか」「諦めるか」の二択で自分の答えを決めなければいけないような気がしてしまうのだと思います。
>3ヶ月ぶりに会った時に彼がこんなこと言ってました。「29歳までには結婚したいかな。年上の生き急いでる人でも捕まえてスピード婚かな。妥協婚的なさ。」と。なんだか彼の言葉で思うのが、この人何かしら問題でも抱えてそう(心の)と。
とのことですが、私が過去片思いしていた彼もそうだったのですが、pさんの好きな彼も、どこか傷ついた心を持っている人なのかもしれませんね…。
なんだか、恋愛や結婚に諦めを感じつつも、そこに何かの救いを求めているような…
いわゆる、根本師匠が言うところの「野良猫」臭がプンプンしますね~。
*いわゆる「野良猫」というのは、過去に人間関係で傷ついた経験から、「人と近づくことで、また傷つくのではないか」という思いがあり、人と距離が縮まることを恐れている人の例えです。その距離感が近づくことへの怖れを「親密感の怖れ」と言います。
そもそも、あえて自分に好意を持っている相手の前で、「焦ってる人を見つけて、妥協的な結婚でもしようかな」とか、言う必要なくないですか?
それってどこか、相手の気持ちを試しているような、カマをかけているような。そしてどこか、彼の傷ついた心を匂わせているような。
それに加えて「フィーリングが合う」とか!
本人はそんな自覚はないかもしれませんが、恋する乙女には酷な発言だと思うんですよね~。
それって私と一緒にいて、居心地がいいってことじゃん!だったら、私が側にいて、彼の心を癒してあげたい!って誘導されちゃいますもの。
って、これは過去の私の思考回路そのままなわけですが(笑)、pさんはいかがでしょうか?
現状を変えるべき理由が見つからない彼
以下は、ご相談内容にある彼の言葉を読んで、私個人が邪推した見解ですが
・彼は結婚願望はあるが、今すぐに結婚したいわけではない。(30歳までに結婚しなきゃと思ってる?)
・pさんに対して、何らかの好意や居心地の良さを感じてはいるが、遠距離恋愛を続けていくほどの自信や熱意はない
ように見えるのですね。
付き合ったり、今すぐ結婚したり、という熱意はないにしろ、なんだかんだpさんに対して、まんざらではない気持ちは持っているのだと思います。
その雰囲気を肌で感じるからこそ、pさんも「思わせぶりな空気」を読み取ってしまうと思うんですね。
ただ、明確に「付き合う」という約束をせずとも、遊んだり、身体の関係を持てちゃっていることもあり、彼はまだ20代ということですから、やはり”性的欲求”というのも恋愛感情に影響する大きな要素だと思いますので
そこがある程度満たされてしまっている相手に対して、情熱的に「今すぐこの人を手に入れたい!」という強いアクションを起こす気にはならなそうですし
今すぐ結婚という意識も無いわけですから(彼の言う”29歳”まで3年程度あるわけですし)、現時点で2人の関係性を大きく変えるべき理由が見当たらない、ということでもあるのかもしれません。
特に、pさんの好きな彼が思考的なタイプならば、「好意」や「フィーリング」など、ある種の勢いだけでアクションを起こすことは難しく、そこに理由や根拠が必要なのだと思うのです。
とはいえ、そんな曖昧な関係をなあなあで続けようとしている(ように見えてしまう)辺りが、pさんの言うところの「クズ」さであり、いわゆるクソメン要素なのかもしれません。
悪気はないんでしょうけど、「悪気が無いのが一番悪い」っていうサトヒ的名言もあるのですよ。
だって、無自覚に人を傷つけるし、それに気付きもしないから、直らんのですもん。(そもそも、根本的に人は変わらないものだとも思ってますが)
期待と不安の狭間で
と、ここまでpさんの状況と、彼の気持ちについて考えてきましたが、pさんがここまで悩んでしまうのは、「彼の気持ちがよくわからない」からなんだと思うんですね。
口では「付き合えない」と言いつつ、変わらず身体の関係はあって、それっていわゆるセフレ状態になってしまうのですが、その中でもどことなく思わせぶりな言動が見え隠れして
「え、付き合えないって言ってるけど、頑張れば付き合えるチャンスがあるってこと?」
と、2人の未来に対する期待が手放せない状況だからこそ諦めがつかない、ということなんだと思うのです。
先ほど、「期待と不安の狭間で揺れ動く状況は恋愛の醍醐味」と書きましたが、なぜ期待と不安の間を行ったり来たりしてしまうのかといえば、「相手の気持ち」という不確定要素が大きく影響しているからだと思うのです。
特に恋愛の初期は、お互いの考え方や感じ方を推し量るためのデータ量が少ないため、相手の気持ちを推測することが難しいですし、「惚れた弱み」フィルターが、冷静な判断を鈍らせてしまうということもあります。
そんなわけで、いくら考えても、彼の本音は彼にしかわからないんですよね。
そして、わからないことをいくら考えても答えは出ないのです。
ということで、ここまであーだこーだ彼のことを書いてきましたけど、全部机上の空論でしかないのです。残念ながら。
不確定要素を軸にすると辛い
pさんは、「諦めずに頑張るべきか」と「諦めて次の恋に進むべきか」という二つの選択肢の中で迷っていらっしゃいます。
そして、その決め手となっているのが「相手の気持ち」なのだと思うのです。
相手の気持ちが動く可能性があるなら、諦めずにもう少し頑張ってみたい。
相手の気持ちが変わらないなら、見込みがない恋にしがみついても仕方ないので、次に進みたい。
だけど、「相手の気持ち」というのは、先ほども書いた通り最大の不確定要素なので、いくら考えても答えを出せることはなく、決め手を欠いたまま、同じところをグルグルと彷徨い続けてしまいやすいものなんですね。
なので、「相手の気持ち」を軸にしてしまうと、すごく振り回されてしまうのです。つまり、「他人軸」であり「彼軸」になっている状態なのですね。
そして、相手の本当のところはわからないし、自分の期待と不安が入り混じって、冷静な判断がしにくい…
ということで、pさんがこの状況を打破するためにオススメしたいのが、「自分軸で、2人の未来を考えてみる」ということです。
相手から一度はっきりと断られている以上、2人の幸せな未来というのは望みにくいものだと思います。
望んでも叶わないことを望むのは、とても苦しく、怖いことだからです。
だけど、相手の気持ちは一旦横に置いておいて、pさんは彼とどうなるのが理想なのか?ということを、今一度考えてみて欲しいのです。
・遠距離恋愛はアリなのか?
・遠距離恋愛が難しい場合、彼の転勤先についていけるのか?
・どんな付き合いをしていきたいのか?どのくらいの頻度で連絡を取って、どのくらいの頻度で会いたいのか?
・どんなセックスがしたいのか?今のセックスで満たされているのか?
・彼と結婚したいのか?
また、
>私は私を大切にしたい
>それでも私を大切にしない人はいらない
と書いていらっしゃるわけですが、
・そもそもpさんにとって「大切にされる」というのは、どういうことなのか?
そして
・pさんの好きな彼は、それができる男なのか?
という事を見極めるのも、「自分を大切にする」という意味では、とても重要なことだと思うのですね。
お互いにできないことを無理してやろうとし続けるのは「我慢」や「犠牲」になってしまいますし、長い目で見たら、お互いにとってあまり幸せなことではないと思うからです。
それらを今一度立ち止まって、自分の心に聞いてみた上で、それでも彼のことが好き、諦められないと感じるのならば、彼への好意にひれ伏して、「彼を好きな自分」を素直に認めてしまうのが良いと思うのです^^
しょうがないんですよ、好きなものは好きなんですから。
好きだから一緒にいたいと思ってしまうし、他の人と恋人になる彼を想像するだけで胸が苦しくなってしまうし、独り占めしたいと思ってしまうものですもの。
その気持ちを、相手が受け止めてくれようが、受け止めてもらえなかろうが、それほどまでに誰かを想える自分に、自信を持ったらいいと思うんです。
「あー、私って本当にいい女だなぁ」って。
自分の事を自分でそう思えたら、誰に何と言われようと、自分は自分史上最高の「いい女」なんですよ^^
自分のための自分磨きを楽しむ
きっと今、一生懸命自分の気持ちを抑えようと、思考をぐるぐると巡らせているpさんは、実際はとっても感性豊かで愛情深い方なのだろうと思うのです。
未来がわからなくて不安だからこそ、思考的に、打算的に自分の行動をコントロールしようとしてしまっているだけで、本来は盲目的に突っ走れる情熱をお持ちの方なのだと思うのです。
>会うことも連絡も滅多に出来ない状況下の中で彼は落とせると思いますか?
>次に向けて自分磨き始めるべきですか?
とのことですが、彼との未来がどうであれ、誰かを思い、その人に愛されたいと自分磨きをすることは、今の恋にとっても、次の恋にとっても、どちらにとっても良いことのように思いますYO!
本質的に、「自分磨き」をする最大の目的って、自分で自分を好きになることなのではないかな?とも思っています。
彼の気持ちを考えれば考えるほど、期待や不安に心が揺らいでしまうとは思いますが、今は彼の気持ちは一旦置いておいて
自分の気持ちと改めて向き合う事、そして、誰かのためではなく自分自身のために自分磨きを楽しむ…いうなれば、「もっと好きになれるステキな自分」を目指してみるのはいかがでしょうか?
それはある意味、既にステキな自分の魅力を再確認、再認識するってことなんですけどね^^
pさんが、自分の魅力を最大限発揮して、お互いを大切にできる居心地の良い、幸せなパートナーシップを築けることを、心から祈っています!
*現在あれこれサービス停止中です。再開をお楽しみに!
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